2012年04月18日

現地の実情を無視=遺体の含まれているガレキまで早々と広域処理がなされていた・・環境省説明会質疑応答から(熊本)

 熊本で環境省の説明会が行われました。その内容については、既に紹介しておりますが、質疑応答の重要部分だけ、書き起こしてご紹介いたします。

 特に驚くのは、ご遺体の含まれているガレキまで、去年の夏頃から、遺族の方が捜されているにもかかわらず、強引に域外処理(広域処理の一部でしょう)をしていることです。
 この質疑応答で伺えるのは、環境省にはなんらの復興への戦略もなく、ただたんにガレキを広域処理するためにはどういうことだってする。広域処理のあとは野となれ山となれの非常に無責任な構図です。


私「今日は遠くまでありがとうございました。
私はですね。あのぉ、東京電力に勤めていたことがあります。現在熊本市内で開業しています。小野と言いますけれども。
私、原発の中にいたからですね、全面マスクもつけていたことがあるんですよ。
あれは、どうしてつけているかご存じですか。あれは線量が高いからじゃないんですよ。内部にね、放射能が飛散しているからつけているんですよ。
環境省が言われるにはね、えー、まず焼却するとね、99.9%のセシウムが取れると言われているんですよ。だけどね、こないだ島田市のね、結果を見ると6割しか取れていないんですよ。環境省の事務次官の方ではなくて、下の方がでたら、『我々は放射能の専門家ではないからわかりません』といっているんですよ。
 まず、一つはね、
99.9%取れるというデータを環境省は保証するのか、
そして、そういうことを言っているもんだから、いわき市がどんどん震災のガレキを4月から燃やしているんですよ。全然取れていないのにね、で環境省の基準ではね、立米あたり30Bqまで出てもいいと言っているんですよ。
それで、もしね、健康被害が起きたときにあなたたちはどう責任を取るんですか。
水俣病はね、10年かかったと言ったでしょ、言いましたよね、アレはどうしてですか。
政府がね、水俣の人は腐った魚を食べさせたから、あんな風になったとかね、化学兵器をしたに捨ててからね、なったといって有機水銀をね、チッソと重ねてね、認めなかったからなんですよ。(拍手)
 これをね、内部被曝をね(拍手)
環境省はね、内部被曝を一切無視してね、8000Bqまで大丈夫と言っているのはね、これは線量だけですよ。内部被曝したらどうするんですか。それは、責任取れるんですか。環境省の大臣が責任取ってどうするんですか。あなたはね事務次官でしょ、トップでしょ。いまのね。
それで、この、これが10年後に間違っていたといったらね、IAEAが認めたと言いましたよね、IAEAが認めたら正しいんですか。水俣病だってね、国がやってね、全部10年以上ほったらかしにしてね、ものすごい被害を起こしてね、今度は尻きりですよ。おなじことを放射能でするんですか。どうしてね、内部被曝を一切無視するのかね、私は全くね、原発の中に勤めていたからね、マスクもしてますよ。そしてね、枝野大臣だってね」

司会「すみません、まとめていただけます?」
私「はい。内部被曝を一切無視して何でできるのかとね、どう責任を取るのか、あと、99.9%のね、根拠を教えてください。そして、それはだれが責任取るのかね。それがもしウソだった場合に。それをしっかり言ってください。」(拍手)
南川事務次官「まず、あの〜、え〜、99.9%についてはわたくしども、え〜、その〜、研究所の方で、え〜実際、実験をして」
私「メーカーは認めていないですよ。どこのメーカーがそれを言っているんですか。」
南川「いや、すみません、そこまでは私どもは・・」
私「いや、知りませんじゃ困りますよ、何が知らないでか、あなたトップでしょう。」
南川「エー、データーをお出しして説明していますし、そのデーター自身は、あの〜私どもとしても信頼ができるデータだと」
私「メーカーは認めてないんだよ、6割もなにも」
南川「島田市の場合。ちょっと静かにしていただいて、島田市の場合はですね、ちょっと・・私存じ上げないんですけど、あの実際島田市で燃やしてみてですね。既存の廃棄物だけのものと10%、15%エー、その岩手、宮城県のものを入れたものと、その〜、え〜、10Bq汚染が増えるか、減るか。そういうので40とか50とか60とか、そういうベクレルではなくて、そういった意味では影響があってもきわめてですね少ないと言うことは、現に測って出しておりますので、そういった意味では是非ご理解いただきたい。その関係で、われわれも情報を、でーたーをどんどんと出すことだ。環境としてはデーターを出して、説明すると言うことを全部やっています。そういうことを是非」

私「責任は、どう取るんですか?」

出席者(サクラ?)「もう少し、冷静に議論を」
技官「では、次の方の」
私「責任のことは答えてないよ。」(責任問題については一切答えず)

(これ以降、いくつかの質問は省略)

釜石「エー、すいません。ooです。えーと、私の地元は釜石市で、主人の地元はオオグチイ市です。震災のあったときはすぐ近くに住んでいました。結構色いろんな情報を自分の目で見たり、聞いています。震災後すぐに電気が入りまして、他の地域に比べかなり早く復旧が始まりました。実際に被災地の方から聞く情報とテレビから流れてくる情報は残念ですけれど、震災直後から全くかみ合いませんでした。
 まず、一つお聞きしたいんですけれども、ガレキの広域処理に力を入れると言うことをさっきお聞きしたときに、被災地の方は今悩んで困っているとお聞きしたんですけれども、と言うことは、もう既に被災地の方に実際に困っていることを既にリサーチされるから、そのような結果が出たと思うんですけど、では、今現在被災地の方が何を困っているか、他にもいろいろ困っていることがたくさんあるので、それを把握していると思っているんです。それを教えてください。」

南川「ありがとうございます。え〜、あの〜、実際、被災地に行かれたり、実際被災地の方から地元から聞かれたこととか、私も現地に・・」
釜石「時間がないので、実際に困っていることを教えてください。」
南川「現地ではまず、地面が相当下がっている。早く高台に移転するにせよですね、元いたところに住むにせよ、早くゴミをどけてですね。除染もして、是非地面をあげると、そしてそこで、じゃあその上でそこに住んで、避難をするのか高台に住むのか決めたい。でないと立ち上がれない。もう一つは仕事です。やっぱり、そのくっていけないとですね、それは認識しています。」
釜石「他にもたくさんあります。今話が出た地盤沈下のことですが、これについては市内の町内会長さんに自分で取材をしております。その結果、町内会長さんがおっしゃっていた話しは、確かにガレキがありますけれども、そのガレキはもう今は1カ所に集められていて、直接ガレキ見学ツアーというものを作って見に行かないとみれないような感じだよとおっしゃっていました。だから、復興が遅れると言うことは全くないよと私が聞いた範囲ではおっしゃっていました。
また、えーと、先ほど話したことですけれども、ガレキの方をその方がおっしゃっていたことには、埋めればいいじゃないかとそれで、地盤をあげればいいんじゃないかと言うことをいってました。
それと、私は友人もたくさんいるんですけれども、友人もたくさんいます、身内もたくさんいます、親戚もたくさんいます。あの、仙台市の方にも名取市の方にも住んでいたことがあります。釜石にもずっと住んでいたことがあるので、だれもガレキの話しは本当にしなくて、テレビの中の世界と自分たちの目の前の、私たちからすると目の前の問題なんだろうなと離れた人からすると思うんでしょうけど、実際違うんです。被災地にとってはガレキの問題は、目の前のにとっては問題ではなく、テレビの中で騒いでいるまるで海外のハリウッド映画のような、そんな遠い遠い問題なんです(拍手)これが実際の被災地の声です。
 あともう一つ。聞きたいんですけど、ガレキは震災後の去年の夏、秋頃から、火なり頻繁に運ばれていました。私は自分の目で実際にみています。ガレキを運ばれているのを。すごく、本当に不思議だったんですね。なんで、わたしがふしぎだったのか分かりますか?内陸部に運ばれて言ってたんですね。国道のある内陸へ内陸へ運ばれて言ってたんです。早々に運ばれていました。ずっとこの目でみています。どうして疑問に思ったか分かります?わかんないと思いますけど、ガレキには時々遺体が含まれているんです。時々。ガレキ置き場に被災地の人がいって、遺族の自分の身内の遺体を見つけたり、また本当に悲惨な状態で、私も友人が亡くなったので安置所の方に行ったんですけれども、遺体というのは縮んでいるんですよね。指だけの遺体や胴だけの遺体があるんです。ガレキの中にそんなのが混じっているとすごく見つけにくいんですよ。本当に焼死体というのは黒焦げて半分になってしまうんです。そういう遺体を探すというのはものすごく大変なことで、なのに早々とガレキを外に外に出していくのはどうしてだろうとすごく不思議だったんです。なんでもっとおいて、みんな身内を捜しているのに、捜せないじゃないって、すごく不思議だったんです。だから、どうしてあんなに早い時期から、がれきを外に外に出していたのか不思議だったんです。まだまだ遺体がガレキに挟まって、見つかっていた時期から外に出していたんです。全然、被災地の支援とかけ離れていることなんです。ガレキを早々と外に出すというのは。それをもうちょっと考えて欲しいです。」(拍手)

南川「ありがとうございます。何遍か、家を壊す中で遺体があるのをみました。正視できない状況で、え〜、あの、まあ、その〜。あの時期かなり無理をしてガレキをのけました。今住んでいる人にはあんまり不快感を与えませんが、やっぱりその近くに行くとですね、夏になると臭いもきついし、ハエも出るんです。それで困っている地域もたくさんありますから、そこは、是非大きな問題だとご理解いただきたいと思います。」
(もっと、大きな問題があるんです。)
南川「それからガレキのこと あのあのあの、大きなものは潰してですね、是非道路のかさ上げに使いたいと思っています。必要であれば洗ってですね、再利用したい。」

以下略

是非、生でお聞きください。環境省の事務次官が、まるで子どもの使いのように何も知らないことがよく分かります。今後も全国各地でこの環境省の説明会が行われます。是非、参考にしていただきたく思います。また、もし、環境省が前の人の質問にわざと答えなかった場合は、次に指名された人が、その回答聞き出すよう連係プレイも必要です。回答しなかったことは、答えられないことなんですから、何人もが即席のチームを組みましょう。

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環境省説明 南川事務次官(於 熊本)2012年04月14日
posted by いんちょう at 23:24| Comment(22) | 原子力