2017年03月29日

1427.燃料を取り出すことさえできないもんじゅ

 日本が太平洋戦争に突入したとき、最終的にどのような形で米国と和解するかの実際的な考えは一切なく、「痛めつけたら、降参するんじゃないか」程度の甘い見通しがあるのみだった。最終的にどうするかを全く考えないDNAは、日本のお家芸のようである。

もんじゅ模擬燃料170体不足 廃炉の障害…原子力機構、ずさん管理露呈
2017.3.27 02:00産経新聞
 昨年末に廃炉が正式決定した高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の燃料取り出し作業に不可欠な模擬燃料が、少なくとも170体以上不足していることが26日、分かった。もんじゅの燃料は互いに支え合うような形で原子炉容器に入っており、燃料を抜く際は、燃料と同じ形の金属製の模擬燃料を代わりに入れる必要がある。異常事態にも燃料が取り出せない状況を放置していたことになり、日本原子力研究開発機構のずさんな体質に改めて批判が集まりそうだ。

 原子炉容器には現在、198体のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料と、172体の劣化ウラン燃料の計370体の燃料が入っているが、原子力機構によると模擬燃料は約200体しかないという。

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タグ:もんじゅ
posted by いんちょう at 21:36| Comment(3) | 原子力

2017年03月28日

1426.1号機格納容器内の水中で11Sv/hの線量を観測

号機、水中で毎時11シーベルト…格納容器内
2017年03月21日 20時13分 特集 福島原発

 東京電力は21日、福島第一原子力発電所1号機のロボット調査で、原子炉格納容器の底から約30センチの高さの水中で放射線量が毎時11シーベルトあったと発表した。

 周囲に溶融燃料は確認できず、格納容器内が広範囲に汚染されていることが分かった。

 水は放射線を遮る効果が高いことから、東電は「格納容器底部の線量は、おおむね毎時数十シーベルトとみられる」と分析している。また、格納容器内の金網状の作業床の上でも、人が20分間ほどで死亡する恐れがある毎時12シーベルトに達していた。


調査した場所は格納容器の中ではあるが、原子炉容器の真下ではない。運転中でないかぎり高くても毎時数ミリシーベルトである−1号機は度重なる燃料破損のため、かなり汚染していた−
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 正直これだけの値が水中で出ていることに驚く。水中にも核燃料が浮遊していることを示す証拠である。いったいどれだけの放射能が含まれているのか、想像するだに恐ろしい世界だ。

2017年3月19日 1号機PCV内部調査進捗(18日調査速報)(PDF 892KB)
2017年3月21日 1号機PCV内部調査進捗 〜19日・20日調査速報〜 (PDF 2.88MB)
2017年3月22日 1号機PCV内部調査進捗(21日調査速報)(PDF 0.97MB)
2017年3月23日 1号機PCV内部調査進捗(22日調査速報)(PDF 1.17MB)

 なお、事故当初には、1000mSv/hr(1Sv/hr)の汚染でも大騒ぎになっていたことは指摘しておきたい。
2号機 たまり水1000ミリシーベルト超
東電 「1000万倍」の発表訂正 2011年3月28日(月)「しんぶん赤旗」
 東京電力は27日、東日本大震災で深刻な状況が続く福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)2号機のタービン建屋地下にあるたまり水の表面で26日測定した放射線量は1時間当たり1000ミリシーベルト以上だったと発表しました。今回の事故で引き上げられた作業員の被ばく限度250ミリシーベルトを15分足らずで上回ってしまう強さです。測定者は大量被ばくを防ぐため、途中で作業を中止し退避したといいます。


 この線量を低下させるすべはなく、少なくとも数十年〜数百年にわたり放置せざるを得ないのが実態なのである。溶融核燃料を放置したままの「復興」−できるはずがない。

 事故当初に1号機格納容器内の線量が100Sv/hrを越える表示を示した。東電は「計器故障」と評価していたが、実際に100Sv/hrを越えていたのは、今回の調査からも明らかとなった。

 このような調査は実際の事故収束には何の役にも立たず、単なる研究者の好奇心を満たすものにすぎない。

■関連ブログ
つながってきた点と点(2号機 1000mSv/hr汚染水)2011年05月25日

 
タグ:1F-1
posted by いんちょう at 21:09| Comment(7) | 原子力

2017年03月09日

1425.2号機格納容器の530Svは火力発電所の火の上と同じ−開沼博

2017030901.jpg 御用学者として、ご活躍になっている開沼博氏がまたも、超弩級の発言をしている。

 題名からして香ばしい臭いのする次の記事から

数十秒で死ぬ場所? 福島第一原発内のローソンは「生茶」も「うまい棒」も買える
特集「被災地、東北の今」第5回 2017.3.9 清水俊宏

「530シーベルトと言われて怖がる人が多い。2号機の格納容器内部へ行けば、高い放射線量ですよ。そりゃあ、『横に行けば数秒で死ぬわ』と思います。火力発電所の火の上に30秒いれば死にますよね。それと同じです


原発と火力発電所の仕組みは同じという話を聞いたことはあったが、530Svの放射能と火力発電所の火を平気で比較するとは本当に驚き以外の何物でもない。確かに両方死ぬのはたしかであるが、火は簡単に消せるのに対して、原子の火は消せないし、被曝をする。遠くから火に当たっていても身体が温まるだけだが、放射能を遠くから浴びたら、少量でも人体に影響が出てくる。
 いや、そもそも人類が大昔から使用している火と放射能を恥ずかしげもなく比較するとは、その発想は理系の人間には思いつかない。なぜ、こんな発言を平気でする人物が、福島の「救世主」の様にあがめられるのだろうか。
 また、この人物が教鞭を執る立命館大学。本当に大丈夫か。

「心頭滅却すれば、放射能もまた 恐るるに足らず」

 こんなことを言われて喜ぶ人がいるのだろうか・・・

■関連ブログ
2017年02月06日
1422.2号機格納容器下部で検出された毎時530Svの放射能とは
1345.「放射能の被害の大半はわかっている」と主張する竜田一人氏の主張2015年12月28日

  
タグ:開沼博
posted by いんちょう at 19:55| Comment(8) | 原子力

2017年03月06日

1424.ネットからサイトをrobots.txtで隠す「日本原子力産業協会」

 日本の原子力村の巣窟である「日本原子力産業協会」。この協会は311直後に、全く反省もせずに「原子力手推進」を声高に主張している。
 日本で原子力に関係ある企業はすべて参加しているのであるから、推進派が今何を考えているかを知るには非常に良いサイトである。

 フクシマが起きるまではJAIF TVとして、Youtubeにかなりの動画をアップロードしていた。最近はほとんどアップロードされていない状況であることがよくわかるであろう。

原子力技術が有する平和利用の可能性が最大限に活用されるよう、その開発利用の推進に努め、将来世代の持続的な発展に貢献していくことを目標


とホームページには書かれている。この原子力村の巣窟は、なんと Googleからの検索をブロックしているのである

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robots.txtについて
robots.txt ファイルはサイトのルートに配置するファイルで、検索エンジンのクローラにアクセスされたくないサイトのコンテンツを指定します。

日本原子力産業協会のサイトは、もはや公衆への働きかけをやめている状況であることがよくわかる。もはや、原子力村もあきらめているのである。

■関連ブログ
パラレルワールド−−日本原子力産業協会2011年06月17日

posted by いんちょう at 21:28| Comment(2) | 原子力