2017年05月23日

1434.2号機の格納容器下部は線量が高すぎて、ロボットさえ使用できない。

2号機の格納容器をちんけなロボットで捜索して、廃炉に道筋をつけるという当初のもくろみが脆くも崩れ去って、3ヶ月。ついに国は、ロボットでの探索をあきらめてしまった。
ロボット動かず断念 メルトダウンの格納容器内(2017/05/23 07:02)
 東京電力は福島第一原発2号機の原子炉内部について、ロボットによる調査を断念し、先端にカメラの付いたパイプで行うことを明らかにしました。
 東電は、2月に核燃料がメルトダウンした2号機の格納容器内部の様子を調べるためにロボットを投入しましたが、1時間ほどで前に進めなくなり、目的を達成できずに調査を終えました。その後、再調査を検討していましたが、原子力規制委員会との会合で、ロボットを使った調査を断念し、今年度中にも「ガイドパイプ」と呼ばれる先端にカメラの付いたパイプを内部に入れて状況を調べることを明らかにしました。ガイドパイプはロボットを投入する前の事前調査で使っていましたが、今後はより長くしたものを使うということです。

 2号機の格納容器内部は530Sv/hrであり、人間どころか、ロボットさえもまともに動作させら無いことを原子力規制委員会とともに認めざるを得なかったと言うことである。棒の先にカメラをつけてそれを遠くから操作して、いったい何がわかるというのだろうか。そのカメラさえも、おそらく数時間で使い物にならなくなるのは容易に想像がつく。結局何もできないというのが実際のところで、現場の人間はみんなわかっていることであろう。司令部が調べろと言うから、調べているだけで、失敗して「やっぱりね」というのが、原子力村が昔から得意とする手法なのである。

 そういえば、2号機格納容器の530Svは火力発電所の火の上と同じと述べた社会科学者がいたが、今回もまた、火力発電所の火の上ではロボットも燃えてしまうから同じだと発言しそうだ。火力の火は簡単に止められるが、原子力の火は人間には止められないことも知らないとは正直驚きである。まあ、物理を何一つ知らない物理学者達が、放射能は安全、この程度の爆発でプルトニウムなどの重い元素が外に飛び出るはずがない などと発言しているところを見ると、これが日本の科学界、言論界の実力なのであろう。いやはや。

■関連ブログ
1425.2号機格納容器の530Svは火力発電所の火の上と同じ−開沼博2017年03月09日
1422.2号機格納容器下部で検出された毎時530Svの放射能とは2017年02月06日

  
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posted by いんちょう at 20:59| Comment(9) | 原子力