かつて日本の新聞には、署名記事がほとんど見当たらず、海外からそれはおかしいと指摘されていました。(ネット時代になる随分前)当時は、なぜおかしいのか全くわかりませんでした。しかし、ネットに流れる大量の記事を見ていますと、それがいかに重要なことかよくわかります。
デマを流すには、少なくとも3つの要素が必要です。
1.デマを作る本人
2.デマを記事にする人間
3.デマを掲載する会社
1.だけでしたら、何の問題もありません。そのへんのおやじが、飲んだくれて酒場でわめいているのと同じだからです。それを、とりあげる2,3があることによってある一定程度の力を持つようになります。とくに会社の命をうけて(納得しないまま)記者が書くこともあるでしょうが、おそらく大半は内容を理解できないまま垂れ流す記者が多いようです。
不勉強によるものか、それとも根本的に頭が悪いのか、あるいはその両方か。取材を続けていれば、その矛盾に気がつくはずなのに、一切考えない。その手の記事は「広報」と呼ぶべきです。
インターネット時代ですから、ブログ、ツイッターは検閲はありません。書けばみんなにみてもらえる状態になります。しかしながら、ある一定以上の影響力を持とうとすると、比較的多くの読者を抱える「ネットメディア」に取り上げてもらわなければなりません。
最近、有名人のツイッター発言だけで記事になったり、専門家と言うよりも売名家と呼んだ方がふさわしいたちが、デマを平気でまき散らすことが目につくようになりました。それは原発事故の時にもみられましたが、今回は世界中の国々が苦しんでいる感染症ですから、海外の手法のギャップを埋めるためにあの手この手の報道がされいています。これら情報を統合すれば、「真理」に近づくのはそれほど難しくないとは思うのですが、誰がどう考えても負けている戦争を4年近くやり続けた「国家」はまだまだあきらめていないようです。
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2020年07月12日
おかしな記事を見たときは、その記者も記憶せよ
posted by いんちょう at 10:28| Comment(8)
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