2020年08月24日

なぜ、マスコミは安倍の受診を「訪問」と書くのか。

 安倍首相の健康問題が、いよいよ抜き差しならぬ状況になったようです。大学病院を一週間足らずのうちに2回も受診するとは、いくらVIPとはいえ何かある感じを受けます。しかしながら、気になったのはマスコミの流した記事。

首相、24日午前に病院再訪へ 17日に「万全期すために検査」
毎日新聞2020年8月23日 23時09分(最終更新 8月24日 10時57分)
 安倍晋三首相は24日午前に東京・信濃町の慶応大病院を再び訪問する調整に入った。複数の政府・与党関係者が23日、明らかにした。

 首相は夏休み中の17日に同病院を受診し、公務に復帰した19日に記者団に「体調管理に万全を期すために検査を受けた」と説明。「これから再び仕事に復帰して頑張っていきたい」と公務への意欲を語っていた。【畠山嵩】
この日本語の使い方はどう考えてもおかしい。

患者が診察を受けるときに病院を「訪問」するとはいいません。実際、夏休み中は「受診」ときちんと書いています。おそらく、内閣広報から

「受診」とは言わずに「訪問」と書け

と指令がきたのでしょう。だから、一つの記事の中で、「訪問」と「受診」の二つが混在しているわけ。

続きを読む
posted by いんちょう at 21:05| Comment(2) | Covid-19