2014年08月23日

1142.「ぶらぶら病」が猛威を振るっている

・フクシマ直後から、肥田先生は「非常にだるい」「仕事ができない」「家事ができない」という、原爆症の中で一番つらかった『ぶらぶら病』の危険性を指摘
・東北、関東を中心にして、著しく増加しており、テレビ特集も組まれている
・自分の症状が当てはまらないか、もう一度確認してほしい

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 フクシマから4年目。そろそろ健康被害が表面化してきています。
いま、子どもの脳が"焼けている" ――
ハートネットTV、ディレクターのKです。
ある小児科医の取材で、ショッキングな話を聞きました。

脳が“焼けた”状態になる病気の子どもが増えているというのです。
その病気は、「(小児)慢性疲労症候群」。疲労がたまり、脳の一部が“炎症”状態になるため、頭や身体の動きが著しく低下してしまう病気です。
「慢性疲労症候群」になると、ある朝急にベッドから身体が起こせなくなるといいます。
頭もぼーっとしてしまい、勉強にも何にも身が入らなくなってしまう。不登校やひきこもりの隠れた要因となっているのではないかとも言われています。
(後略)


慢性疲労症候群は、もちろんフクシマ以前からある概念です。私も医学部の学生の時に習ったことがありますが、ようは検査結果にはほとんど異常のないのに、異様な倦怠感を訴える疾患だと理解しています。

 この疾患の病状は、肥田先生がフクシマ直後にお話しされたのと全く同じです。全国保険医新聞(5月5・15日)
原発事故の放射能被害の事態をどう見て、どう考えたらよいのかが医師に問われている。65年にわたって被ばく医療を実践し、原爆認定集団訴訟の中心的役割を担って国と戦ってきた肥田舜太郎医師に緊急インタビューした(『埼玉保険医新聞』4月5日より転載紹介)
放射線被ばくの治療について
−開業医の中では、放射線に対する治療を知らない人がたくさんいると思いますので、まず、治療について伺います。
肥田 放射性降下物による内部被ばくには治療法はまだありません。
−開業医の先生方にとって被ばくを治療する知識は、どういうものがあるのでしょうか。
肥田 一番マークしなければならない症状は、「非常にだるい」「仕事ができない」「家事ができない」という、原爆症の中で一番つらかった『ぶらぶら病』だ。
−避難者の中でそういう症状が現れれば原爆病・・・。
肥田「ぶらぶら病」という概念にあたる、原因の分からない後遺症。治療法は分からない。命が危険になる病気ではない。周期的にくる。大部分はその人特有の現れ方をする。ぜんそく発作のように、始まると4,5日止まらないとか、何週間、何ヶ月も続くとか、その出方も症状もみんな違う。
 いろんな検査をして、広島ではぶらぶら病の患者に対して「病気じゃない。原爆にあったショックの精神障害だからだんだんよくなる」と言うと、他の医療機関を受診し、同じことの繰り返しになる。これが特徴だ。
−例えば白血病などはどうでしょう。
肥田 白血病はまだでない。3年以降で、白血病はピークが5年、がんが7年だった。これは必ずピークは出る。医師は知っておいた方がいい。被災者のみんなが放射能障害を心配している中で、「心配しなくていいよ」という医者では通用しなくなる。
(後略)


甲状腺疾患でも、全く同じような症状が出ます。(こちらはホルモン剤他によって、改善可能)
「元気が出ない」「だるい」…成人女性に多い橋本病 甲状腺機能の血液検査を
2014年7月1日
 「以前より元気が出ない」「だるい」など。甲状腺の働きが低下する「橋本病」には、病名を特定しにくい、さまざまな症状が現れる。成人女性に多く、十〜三十人に一人がかかっているといわれるが、その割に知られていない。気がかりな症状があれば医師に相談してみたい。 (砂本紅年)

 甲状腺の病気が専門の伊藤病院(東京都渋谷区)と、分院の大須診療所(名古屋市中区)には、橋本病の患者も多い。伊藤公一院長は「珍しい病気ではないが、気づきにくい。更年期症状やうつ病と間違われたり、認知症と誤診されたりすることもある」と話す。

 甲状腺は、喉仏の下にある臓器。海藻類などに含まれるヨウ素を材料にして、人間の元気の源である甲状腺ホルモンを作り、血液中に分泌する。この甲状腺に慢性的な炎症が起きるのが「橋本病」だ。


 先日は、「瀬戸の花嫁」さんから次のコメントをいただきました。
初めまして、こんにちは。
宮城で被災し、今は四国に嫁いだ30才の女です。

まさに今悩んでいる症状と同じでビックリしてコメントさせて頂きました。

頑張りたいのに体がついて来ず、仕事が本当に辛いです。
心身共にストレスにすぐ負け、休みの日は重い体を引きずって病院に行くことで潰れてしまいます。
家事すらままならない程です…。

ぶらぶら病については、東北でぶらぶら病出現か。に詳しく記述しています。甲状腺癌、白血病、胃がん、大腸癌、膵臓癌、心筋梗塞といった派手な疾患の裏に隠れてしまう「ぶらぶら病」

あなたは大丈夫ですか?

■関連ブログ
われわれは原発事故にどう対処すればよいか(肥田舜太郎氏)2011年06月26日
東北でぶらぶら病出現か。2012年03月28日
放射能と人体(8)ブラブラ病以外の被曝症状とは?2011年12月22日



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タグ:ぶらぶら病
posted by いんちょう at 18:54| Comment(7) | 原子力
この記事へのコメント
自民党のバカげた政策の数々、福島復興・原発再稼働を止めるのは、原発事故での健康被害が表面化してくることでしかないんだろうか?
当然永久に認めることはないでしょうが。
福島の事故に対しての反省など微塵もないですから。
Posted by 非国民 at 2014年08月24日 01:08
ちゃんと数えてないので
感覚です。

数年ぶりに会った
ちょっとした知り合いっていますよね。
20人に1人くらい
老けててビックリ!

気にしてないと
10〜20人に1人
いろんな症状がでるのかな?

この人たちが
10年目にどうなるか?
「ベンチマーク」です。

ーーーーーー

あっ、
ちゃんと
「ほうしゃのう」
ネタふりしてるよ。

100% スルー 
Posted by 先生の本かったよ at 2014年08月24日 07:15
昨日23日は夫婦連れも含めて同窓生12名で浅草サンバカーニバルへ。

浜離宮恩賜公園から水上バスで浅草へ。

当方マスク装着。RADEX計測値は0.10〜0.12μSv/h。

大混雑で脚立持参でないと見れない状態。

その後予約の料亭で懇親会。全員放射能には無関心。
刺身バクバク、うな重パクパク。
当方うな重は食べましたが、流石に刺身は食えませんでした。

話をしても無関心のようでしたからWindows8.1のことに
ついて話をしておきました。
Posted by ハマの住人 at 2014年08月24日 14:07
病気が特定できないと治療も不可能でしょう。さらに特定できtも治療法が不明では絶望的です。放射能が恐ろしいのはこれらが複雑に絡まり対処しにくいことも相俟って被爆者が認知できないことです。たとえ判明しても苦労するのに、それが分かりにくいとは!国の政策が誤れば国民は不幸だ。指導者はやはり賢くなくてはとつくづく思います。(暗 奔胆)
Posted by 暗 奔坦 at 2014年08月24日 15:29
そこでエナジードリンクです。
知ってます?
エナジードリンクに参入しているメーカーの多いこと。
次から次とエナジードリンクです。
「ぶらぶら病」でやる気が出ない人たちの需要があるように思えますね。
これを飲めば元に戻るかのように錯覚して買うマーケットが出来ているんだと思います。
Posted by 気付いたメーカーは参入 at 2014年08月24日 21:21
福岡県からです。2012年9月から突発的に出る激しい倦怠感に襲われていました。某大都市が遠くから恐ろしいゴミを持ってきて燃やし出した直後からです。
どこの病院に行っても、まあそれなりの薬、サプリの処方はありましたが、私の病名を告げる医師はいませんでした。今月、初めて受診した病院でやっと「慢性疲労症候群」ではないだろうか?と告げられました。
思い当たる原因も医師に言いましたが、そのことについては医師はノーコメントでした。
私は少しずつ症状が減ってきていて、日常生活にはあまり影響がなくなってきましたが、私の会社のある同僚も数ヶ月前から異様な倦怠感で苦しんでいます。また、一日にも何度も下痢、嘔吐し、何週間も治らない同僚もいます。頬が削げ落ちて、それて仕事を休めず哀れです。
またうちの嫁や子どももやたらと頭痛を訴えることが今年に入って多いです。頭痛とは別に、子どもは週に一度は頭が重い感じがして授業中頭を上げられない日があると言います。

近所には激しい頭痛でもう長いこと外出できない若い女性もいます。

私も家族も、どうも雨の日に外に出ていることが多いと頭痛が出ることが多いですね。雨とともに何かかなり悪いものが落ちてきてる感じです。

さぁこれから日本はどうなることやら。福岡県でもこの有様ですからね。ただ福岡県は西日本でも特に体調不良者が多いのではないかと思います。県内の民間企業が、遠いところから汚いゴミを持ってきてセメントやら金属やら作ってますからね。
福岡県民は、脱福すべきと思いますよ。最近大分や長崎に行きましたが、そちらのほうが空気は良いと感じましたしね。みんなもうカネや都会にもなびかずに、体と心の豊かさを第一に考え、田舎に生活の拠点を移すべきではないかと感じます。

変なPRととられてはいけないから詳しくは言いませんが、この2年間の苦しみと治療の経験からぶらぶら病、慢性披露症候群なら、完璧とは言えずとも治す手段はあると思います。
元気に生きたいなら、面倒がらずに、周りの意見や雰囲気に流されずに、ネットや書籍なんかで治る手段を探すべきです。私もほんとあれこれ試しました。希望は捨てず!

Posted by アルバ at 2014年08月29日 22:30
千葉のホットスポットで初期被曝し、その後ぶらぶら病と思われる症状で、最寄りのスーパーまでの道のりすら苦痛で、移住したい意欲だけはあっても、体と脳がついてゆかず、だらだら汚染地に住んでいました。
ネット情報を頼りにさまざまなサプリを試しましたが効果がなく、ダメ元で試した「オメガ3」というサプリが劇的な効果がありました。
魚油が原料なので、いずれは摂取できなくなるかもしれませんが、とりあえず移住したいが余力がない方は試して損はありません。
ネットだと安いです。
魚油の産地は気をつけて。
Posted by 柏・松戸はむりだと思う at 2014年08月30日 11:03
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