2014年09月23日

1167.徐々に赤色を取り戻す彼岸花

・白い彼岸花を大量に目にしたのは、2011年の秋であった。
・日本にある彼岸花は大半が3倍体で種子ではなく、球根から咲く。意識的に植えない限り、性状が変わることはあり得ない。
・同じ場所を時系列的に並べると昨年、最も色が抜けたことがわかった。

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 311が起きる前から、職場まではたいてい歩いて通勤しています。秋になれば、赤い彼岸花があちこちに咲き、キンモクセイのにおいが漂ってくるのが普通だったのですが、2011年は違いました。
白い彼岸花と曲がったタンポポで書いたように、やたらと「白い彼岸花」が目につくようになりました。ところが、報告しても、そんなの昔からあったという人が多く、閉口した記憶があります。いつも見る風景ですので、特に証拠写真などは撮っておらず、歯がゆい思いをしておりました。

事故から4年目となり、同じ場所の写真が揃いましたので比較します。
 
2014092301.jpg2011.9.28 ざっと評価して赤は2割


2014092302.jpg2012.9.25 赤1割程度


2014092303.jpg2013.9.17 赤なし


2014092304.jpg2014.9.23 赤4割


 同じ場所で白と赤の比率が変わっていることがおわかりになるでしょう。私の庭に咲く彼岸花も今年はすべて赤くなりました。皆さんの周りはいかがでしょうか。

放射能で白くなった彼岸花の特徴
2014092305.jpgきれいな白ではなく、花びらの真ん中が薄赤色になっている花が多い。遠目で見ると何となく汚い。花の色は変化するものではないから、注意深く観察することで、放射能降下の状況をある程度見極められると思う(想像)


この記事を書いたあとにタイミング良く次の記事が発信されました。
突然変異? 白とピンク色のヒガンバナ 上郡 2014/9/24 05:30
2014092306.jpg 兵庫県上郡町尾長谷の田んぼのあぜ道で、白とピンク色のヒガンバナが咲いているのが見つかった。赤い花弁の中で白い花がコントラストを描き、住民らの視線を集めている。

 発見したのは、赤穂市南野中の薬剤師木村繁之さん(78)。今月中旬、花びらとおしべが白やピンク色に輝くヒガンバナを見つけた。木村さんは「10年以上前から訪れているが、こんな色は見たことがない」と話す。

 県立人と自然の博物館(三田市)の元主任研究員橋本光政さん(72)=姫路市=によると、突然変異で色素をつくる遺伝子が活動を行わない「アルビノ」ではないかと指摘し、「めったに見ることができないのではないか」と驚いている。(杉山雅崇)
 いったい、どこが珍しいのでしょうか?兵庫県も、2011年から熊本のようにアレビノが見られたはず。博物館の研究員が気がつかず、素人が何年も前に指摘しているのに・・4年もたてば、だれも原発放射能とは関連づけて考えないからでしょうか。

■関連ブログ
白い彼岸花と曲がったタンポポ2011年09月26日
放射能と植物−熊本の白いサザンカ2011年12月16日
放射能と植物(2)異常な成長2011年12月24日
posted by いんちょう at 20:48| Comment(8) | 原子力
この記事へのコメント
数日前から今年も彼岸花が咲き始めました。
確かに昨年まで白い花が結構多かった箇所でも今年は赤い花が増えてます。
白い彼岸花がアルビノ化だとこの記事ではじめて気が付き、自分の認識不足に驚いてしまいました。
目に見える被曝の証拠により注意を払いたいと思いました。
Posted by 横浜の母 at 2014年09月24日 10:14
(すみません、間違えて「書き込む」をクリックしてしまいました。前のをキャンセルさせてください)

いつもありがとうございます。

生まれてから一度も鼻血を出した事のない中学1年の息子ですが、9月13日朝、鼻を触ってもいないのに、突然つーっと鼻血が出ました。
聞けば、前日、同じクラスの30人の内、2人が鼻血を出したそうです。
すぐに、かねて用意の微粉末の粘土を出して、毎日少しづつ飲ませています。
ちなみに、広島市に住んでいます。
この時期になにかあったのでしょうか。
フクシマ以降、被爆を体で実感した初めての出来事でした。

また、以前からご報告したいと思っていたことなのですが、我が家の庭に植えたサクランボの木の、新芽のところが枯れていくのです。
うちの家族は、2011年春に、一戸建ての家に引越しをしました。
狭いながら庭がありましたので、昔から欲しいと思っていたサクランボの苗木を取り寄せて植えました。
苗はすぐに根付きましたが、雨が降ると、なぜか、それまで伸びていた新芽がクタリとしおれて枯れていくのです。
同じ場所からまた新芽が出て、雨に当たるとまたしおれるの繰り返しです。
後に苗木屋に問い合わせると、愛知県の農家でつくった苗だとのことでした。

たしか、一昨年くらいの先生のブログに、なんの植物だったか忘れましたが、新芽がしおれている草木の写真が出ていましたが「あっ、うちのサクランボと一緒だ」と思いました。

苗木の遺伝子が狂わされているのか、雨の中に微量の放射性物質が含まれているのか、おそらく両方ではないかしらと、素人のオバサンは、思っています。

今年も、雨にあたった新芽が枯れました。
来年は4年目で、そろそろ実をつけるころのようですが、とても食べる気になれそうもないので、せっかく新芽を枯らしながらもここまで成長した木が不憫で ためらう気持ちも強いのですが、やっぱり切って、新しい苗木を植えなおそうかなーと思案中です。

先生のブログであの一枚の写真を見なかったら、うちのサクランボと放射能の関係には、おそらく気づいていなかったと思います。
本当にありがとうございました。





Posted by mic at 2014年09月24日 11:11
こちら宇治ですが隣町の宇治田原の田圃の畦に色抜けの彼岸花が2箇所咲き始めていることに一昨日気がつきました、昔からあった白い彼岸花は黄色みをおびた白で花もわずか赤より大きいのであきらかに以前からあった白い花とは違います。今年は赤とんぼがさらに少なく他のトンボもあまり見かけませんでした(もともと減ってきていましたが)日本ミツバチを飼っている人達もスムシ、アカリンダニ、農薬?原因不明で空になる箱が多数出てきています。2011年には菜種科の種の奇形を多数見ているので4年目に入り小さな生き物達に影響が出てきているのかなと思っています
Posted by yaeko at 2014年09月24日 17:35
日本ミツバチを環境指標のため庭で飼っていました
昨年一昨年と例年より多く分蜂して趣味で飼っている人達も待ち受け箱が皆一杯になったと言う声をあちこちで聞いて、嫌な予感がしていましたこの後グ〜ンと数を減らすのではないかと今年になって嫌な予感が的中と言う感じです.
ネオ系農薬、放射能、化学物質が蔓延ですね
Posted by yaeko at 2014年09月24日 17:50
原発と関連付けたら粛清だから
Posted by . at 2014年09月25日 08:27
ありがとうございます。

彼岸花
これからチェック項目に入れます。

ボクの定点観測は
周りの知人友人(約10人)です。
まだまだ元気ですけど
何人かは痩せたな〜と、見ています。

‥‥ま、ボクの友達の話しだけどね。

ーーーーーー

あと、この方のブログもみてる。
自由人で、生き方あこがれちゃいます。

http://s.ameblo.jp/minoru-ujita/entry-11929787119.html

ホ、かもしれないし
他かもしれない。
長生きしてほしいです。
Posted by 先生の本かったよ at 2014年09月25日 09:02
栃木の小学生が急性リンパ性白血病に。聞くと、おじいちゃんが広島原爆の直後に死体処理に入市されたとか。どっちのせいか分かりませんし、どっちのせいでもないかも知れませんが、世代を超えて現れるとしたら、日本人は大変な重荷をさらに背負ったことになりますね。
Posted by Carry that weight at 2014年09月25日 23:43
精神奇形も懸念される。

ここ数年、幼児達が異常にギャー鳴きしている。大地震前兆か。
それとも内部被曝の進行による神経異常か。
幼稚園や保育園の近隣への騒音問題等も、それが関係しているのか。
ペットの異常も多い。
Posted by km at 2014年09月28日 20:00
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