
・乗務員は被曝したと東電を訴えており、各地の寄港も断られている。
・その空母が「汚染はきわめて低い」とされ、来年にも、横須賀配備される予定である
2003年7月12日に就航した最新鋭のニミッツ級原子力空母ロナルド・レーガンは、2011年3月13日に「トモダチ」作戦に投入されましたが、翌14日にはすぐに海域から逃げ出してしまいました。

声明によると放射線量は太陽などの自然から1か月間に浴びる放射線量よりも少ない程度のごく微量で、健康への影響はなかったという。
米第7艦隊によると、「低レベル放射線」は、仙台市付近で救援ミッションを実施したロナルド・レーガンに戻ったヘリコプター3機の乗員17人から検出された。放射線は被ばくした要員から「石けんと水で簡単に洗い流すことができた。その後、さらに乗員たちを調べたが他に汚染はみつからなかった」という。
そして、この乗務員たちが、東電を訴えています。(Did Japan's radiation sicken U.S. sailors?)
トモダチ作戦従事の元米兵、東電を提訴 “金属の味”の物質が甲板に降り積もったとの声も…海外紙報道2014年5月16日
作戦に従事した元兵士8人は、2012年12月、東電を相手取り1億1000万ドルの損害賠償を求めた(サンディエゴ連邦地裁)。
(前略)
【寄港を拒否され、廃艦もありうるロナルド・レーガン】
ロナルド・レーガンは任務終了後、その放射線値のあまりの高さがゆえに、日本、韓国、グアムにおいて寄港を拒否され、2ヶ月後、サンディエゴに寄港した。
ニュースサイト『インターナショナル・ポリシー・ダイジェスト』のペーター・リー氏によれば、この後、任を解かれ、航空母艦ジョージ・ワシントンに引き継がれる。2003年就航の新鋭艦だったレーガンは、高い放射線値のため除染も改修もできずサンディエゴに繋留されたままであり、廃艦となり深海に沈めて廃棄することもありうる。60億ドル(約6000億円)の同艦の喪失は、アメリカの国家覇権の観点からも問題が大きい、という。
作戦に従事した元兵士8人は、2012年12月、東電を相手取り1億1000万ドルの損害賠償を求めた(サンディエゴ連邦地裁)。
(前略)
【寄港を拒否され、廃艦もありうるロナルド・レーガン】
ロナルド・レーガンは任務終了後、その放射線値のあまりの高さがゆえに、日本、韓国、グアムにおいて寄港を拒否され、2ヶ月後、サンディエゴに寄港した。
ニュースサイト『インターナショナル・ポリシー・ダイジェスト』のペーター・リー氏によれば、この後、任を解かれ、航空母艦ジョージ・ワシントンに引き継がれる。2003年就航の新鋭艦だったレーガンは、高い放射線値のため除染も改修もできずサンディエゴに繋留されたままであり、廃艦となり深海に沈めて廃棄することもありうる。60億ドル(約6000億円)の同艦の喪失は、アメリカの国家覇権の観点からも問題が大きい、という。
この記事の中で、日本で寄港拒否されたというのは、事実ではありません。
トモダチ作戦参加 空母ロナルド・レーガンが佐世保に2011年4月19日19時35分
東日本大震災の救援活動「トモダチ作戦」に従事した米海軍の原子力空母ロナルド・レーガンが19日、長崎県佐世保市の佐世保港に入港した。乗組員の休養や補給が目的という。原子力空母の佐世保入港は今月3度目。
東日本大震災の救援活動「トモダチ作戦」に従事した米海軍の原子力空母ロナルド・レーガンが19日、長崎県佐世保市の佐世保港に入港した。乗組員の休養や補給が目的という。原子力空母の佐世保入港は今月3度目。
しかしながら、放射能に詳しい原子力空母の乗務員が驚いている動画がこちらにあります。
この汚染された原子力空母は、最終的にどこに行くか・・・言わずと知れた放射能安全教を国家ぐるみで布教しているこのニッポン。
横須賀に、アメリカ海軍最強ニミッツ級空母「ロナルド・レーガン」配備へ
横須賀に、アメリカ海軍の新しい原子力空母「ロナルド・レーガン」が配備されることが、JNNの取材でわかりました。現在の空母「ジョージ・ワシントン」に原子炉のメンテナンスが必要になったためで、交代は順調にいけば2015年8月になりそうです。新たに横須賀に配備されるのは、艦載機90機、兵員3200名、航空要員2480名のニミッツ級原子力空母「ロナルド・レーガン」です。2003年に就役して太平洋艦隊に所属し、カリフォルニア州サンディエゴ郊外の海軍基地を母港としています。
横須賀に、アメリカ海軍の新しい原子力空母「ロナルド・レーガン」が配備されることが、JNNの取材でわかりました。現在の空母「ジョージ・ワシントン」に原子炉のメンテナンスが必要になったためで、交代は順調にいけば2015年8月になりそうです。新たに横須賀に配備されるのは、艦載機90機、兵員3200名、航空要員2480名のニミッツ級原子力空母「ロナルド・レーガン」です。2003年に就役して太平洋艦隊に所属し、カリフォルニア州サンディエゴ郊外の海軍基地を母港としています。
この空母の汚染について、一応は公表
「付着線量 著しく低い」 来年配備の原子力空母RR via 東京新聞
横須賀市の米海軍横須賀基地に来年配備される原子力空母「ロナルド・レーガン」(RR)が東日本大震災で米軍の救援活動「トモダチ作戦」に参加した際、原発事故の影響で乗組員が被ばくしたと米メディアが報じているのをめぐり、吉田雄人市長は十八日の市議会一般質問で「RRに付着した放射性物質の放射能レベルは著しく低いと米側が説明した」と述べ、被ばく線量を確認する必要はないとの考えを示した。 (中沢佳子)
山城保男市議(無会派)がただした。山城市議はRRの除染が済んでいることに触れ、「人的被害が及ぶ線量ではないというが、具体的な線量を明らかにするよう米側に求めるべきだ」と指摘した。
吉田市長は「米側が日本政府に『RRの放射性物質は適切に除去した。付着した放射性物質の放射能レベルは著しく低く、乗組員や市民の健康、環境に懸念を生じさせるものではない』と説明した」と答弁。米側の説明そのままの政府見解を、市が受け入れていることを明らかにした。
山城市議は国を通じて具体的な数字を確認するよう求めたが、吉田市長は「自衛隊の艦船や飛行機、警察や消防の車両も福島での活動に使われた。RRだけ線量を知りたいというのは、考え方として相いれない」と拒否。放射線監視装置(モニタリングポスト)で監視体制をとっているとした。
横須賀市の米海軍横須賀基地に来年配備される原子力空母「ロナルド・レーガン」(RR)が東日本大震災で米軍の救援活動「トモダチ作戦」に参加した際、原発事故の影響で乗組員が被ばくしたと米メディアが報じているのをめぐり、吉田雄人市長は十八日の市議会一般質問で「RRに付着した放射性物質の放射能レベルは著しく低いと米側が説明した」と述べ、被ばく線量を確認する必要はないとの考えを示した。 (中沢佳子)
山城保男市議(無会派)がただした。山城市議はRRの除染が済んでいることに触れ、「人的被害が及ぶ線量ではないというが、具体的な線量を明らかにするよう米側に求めるべきだ」と指摘した。
吉田市長は「米側が日本政府に『RRの放射性物質は適切に除去した。付着した放射性物質の放射能レベルは著しく低く、乗組員や市民の健康、環境に懸念を生じさせるものではない』と説明した」と答弁。米側の説明そのままの政府見解を、市が受け入れていることを明らかにした。
山城市議は国を通じて具体的な数字を確認するよう求めたが、吉田市長は「自衛隊の艦船や飛行機、警察や消防の車両も福島での活動に使われた。RRだけ線量を知りたいというのは、考え方として相いれない」と拒否。放射線監視装置(モニタリングポスト)で監視体制をとっているとした。
今後もありとあらゆるチャンネルを使って、この原子力空母の安全性を宣伝してくるでしょう。近くに住む日本人もそうですが、一番の被害者は米国民である乗務員達。(米国だって、日本と同じことをしているわけ)
米国が一生懸命行った除染については、下記の記事を(海外にお住まいの方から、要約記事をいただきました)
放射性物質が大量に海に流れていたことを知らなかった乗組員は、淡水化した汚染海水を飲み、シャワーをあびていた。3月23日、岸から150kmに停泊し、高圧洗浄機とモップを使い海水で除染を行なった。空母ロナルドレーガンの汚染はなくなったのだろうか。
1946年、米国海軍はビキニ環礁における核実験で2艘の船を使って、除染が可能かどうか試みた。数ヶ月にわたりモップと洗剤、灰汁で洗浄を試みたが、5ヶ月後、再使用できる程放射線値は下がらず、除染は無理という結論に達し、船は沈められた。
空母レーガンの乗組員の証言によると、トモダチ作戦後、空母は日本、韓国、グアム島への寄港を断られ、サンディエゴ港に帰港するまでの2ヶ月、太平洋上にいたそうだ。その間、乗組員が除染の努力をし続けていたことは容易に想像できる(そして、乗組員はさらなる被ばくをした)。
サンディエゴ港で停泊したまま、出航の予定もなくスクラップにするにも汚染がひどすぎ、沈めるしかないとうわさされていたロナルドレーガンが、2015年後半に空母ジョージワシントンと交代で神奈川県の横須賀基地に配備されると、今年1月15日に米国海軍が発表した。
2月6日付IPD国際政策ダイジェスト誌“福島事故の影響がメディアで充分に扱われていない中での汚染空母ロナルドレーガン”と題した記事で、ピーター・リー氏は「60億ドルの空母レーガンを放射能汚染を理由に沈めるなんて国防総省のプライドが許さない。放射能汚染に非常に敏感になっている日本の港にレーガンを停泊させるために、空母レーガンはしっかり除染されていると科学的統計的資料を駆使し、コストvs利益の関係で、日本人が停泊を受け入れるように操作していくだろう。その方法は、安倍政権の手慣れたやり方。問題があることを知らせない、流す情報は修正され、反対意見や情報は圧殺する。空母レーガンの横須賀基地配備は日米同盟にも影響を及ぼす可能性のある重大問題だ。この問題を今後メディアがどうカバーしていくか注目したい。」と述べている。
1946年、米国海軍はビキニ環礁における核実験で2艘の船を使って、除染が可能かどうか試みた。数ヶ月にわたりモップと洗剤、灰汁で洗浄を試みたが、5ヶ月後、再使用できる程放射線値は下がらず、除染は無理という結論に達し、船は沈められた。
空母レーガンの乗組員の証言によると、トモダチ作戦後、空母は日本、韓国、グアム島への寄港を断られ、サンディエゴ港に帰港するまでの2ヶ月、太平洋上にいたそうだ。その間、乗組員が除染の努力をし続けていたことは容易に想像できる(そして、乗組員はさらなる被ばくをした)。
サンディエゴ港で停泊したまま、出航の予定もなくスクラップにするにも汚染がひどすぎ、沈めるしかないとうわさされていたロナルドレーガンが、2015年後半に空母ジョージワシントンと交代で神奈川県の横須賀基地に配備されると、今年1月15日に米国海軍が発表した。
2月6日付IPD国際政策ダイジェスト誌“福島事故の影響がメディアで充分に扱われていない中での汚染空母ロナルドレーガン”と題した記事で、ピーター・リー氏は「60億ドルの空母レーガンを放射能汚染を理由に沈めるなんて国防総省のプライドが許さない。放射能汚染に非常に敏感になっている日本の港にレーガンを停泊させるために、空母レーガンはしっかり除染されていると科学的統計的資料を駆使し、コストvs利益の関係で、日本人が停泊を受け入れるように操作していくだろう。その方法は、安倍政権の手慣れたやり方。問題があることを知らせない、流す情報は修正され、反対意見や情報は圧殺する。空母レーガンの横須賀基地配備は日米同盟にも影響を及ぼす可能性のある重大問題だ。この問題を今後メディアがどうカバーしていくか注目したい。」と述べている。
寄港を許してもらえない原子力空母・・いったい何の役に立つんでしょうか?
検索中に
トモダチ作戦参加の米空母ロナルド・レーガン、放射線値が高すぎて廃棄される可能性・・・( ゚Д゚)ハァ?
というブログを見つけました。
軍艦って、除染装置があるんだろ?
海水で艦全体を洗う機能・・・
自衛隊の艦船にさえついてんじゃね?
だいたい、放射能汚染された地域に行けない軍艦はありえんと思うんだけど(;・∀・)まさか放射脳の人たちは
放射能浴びたら放射能そのものが定着するとでも思ってるのかなぁ
(;・∀・)
放射性物質が残ってりゃそりゃぁアカンだろうけど
第一、原子力空母だろ(;・∀・)
なんもない普通の船より
根本的に放射線量は高いんじゃネーの??
どっかのコメントでは
除染は出来ないとか言う意見があったなwww
通称「ネトウヨ」と言われる範疇に入る人だと思うのですが、「勉強しない」というのは、本当に最凶ですね。なにしろ放射能は目に見えませんから、勉強しない限り、恐るる必要なしになるわけです。どなたか、この方に、米国は除染できずに放棄した軍艦や、土地があることを教えてあげてください。海水で艦全体を洗う機能・・・
自衛隊の艦船にさえついてんじゃね?
だいたい、放射能汚染された地域に行けない軍艦はありえんと思うんだけど(;・∀・)まさか放射脳の人たちは
放射能浴びたら放射能そのものが定着するとでも思ってるのかなぁ
(;・∀・)
放射性物質が残ってりゃそりゃぁアカンだろうけど
第一、原子力空母だろ(;・∀・)
なんもない普通の船より
根本的に放射線量は高いんじゃネーの??
どっかのコメントでは
除染は出来ないとか言う意見があったなwww
■関連ブログ
原子力空母ロナルド・レーガン乗務員の東電告訴が教えてくれるフクシマの真実2012年12月27日
1153.2011年3月下旬に首都圏をおそった放射能プルーム2014年09月07日
米国の動きと原発事故2011年12月12日
http://www.internationalpolicydigest.org/2014/02/06/contamination-uss-ronald-reagan-fukushima-response-underreported/
乗務員も乗船拒否はできないのでしょうか?現在80人程度の米海兵隊員が東京電力に対して、福島第一原発事故の際、地域全体に拡散した放射能レベルについてウソをついていたため、救助活動に当たった彼らの健康被害を引き起こしたとして、総額10億j(約1000億円程度)の損害賠償訴訟を、サンディエゴの連邦裁判所に起こしたとされています。
乗組員の家族らから数十件のがん発生があったほか、障害を持って生まれる子どもの事例も起きているとしています。2012年の米海兵隊による東電訴訟は被告に日本政府を入れていたため、米裁判所の関与権を超えるとして却下されました。修正訴訟は、被告を東電に絞り、その行為についても、3月11日に3基の原発のメルトダウンと、爆発を引き起こし、放射能を大気中にまき散らした責任を問うています。
東電は新たな訴訟提起に対して「空母の司令官が乗組員の安全を確保するために東電の情報に依存する筈がない」と発言していると伝えていますが、そんなに簡単に彼等が引き下がるとは思えません。
事程左様に汚染された空母が簡単に除染なんかされるものでしょうか?極めて疑問に思いますね。そんな技術がありましたら、是非我が国にそのテクニックを伝授してもらいたいものです。
短く纏めようとしましたが、無理でした。この辺にしておきます。
どの程度乗員が被爆したのか?裁判で明らかになると良いのですが、福島の住民の先例としない為に、裏で和解交渉が進むと考えます。
福島と周辺の車の汚染は中古車ばかりでなく、中古の農機具はそれ以上で、バイヤーは必ず線量計を持っていますので、放射性廃棄物になる割合が高い。
初期プルーム 核種全部入り
塗料が凄い量 で10億とか掛かりそう
大手中古車屋さんとか
線量計計測は常識
先日も福島車売りつけられそうに成った
カラスは減りましたね1/10以下
ゴキブリも減った
2011年 6月 21日 15:46 JST
http://jp.wsj.com/public/page/0_0_WJPP_7000-252459.html
【在日米軍海兵隊基地キャンプ・バトラー】日本は、米国が近代戦を研究する上で思いも寄らない実験場となった。今年3月11日に発生した東日本大震災に伴う原発事故により、テロ・グループがダーティボム(核汚染を引き起こす爆弾)を爆発させた場合に直面する可能性があるような状況が生まれたためだ。
先週沖縄を訪問したアモス米海兵隊総司令官向けの背景説明で、在日海兵隊当局者は、震災支援で発動された「トモダチ作戦」について、最悪の戦争シナリオに対する米軍の対応を研究する上で有益だったとの認識を示した。
同作戦に関わった第265海兵中型ヘリコプター飛行隊指揮官のダミエン・マーシュ中佐は「トモダチ作戦は恐らく、放射性環境下では最も有名な作戦になるだろう」と述べた。
米海兵隊の航空機が放射能汚染下で作戦行動するのは今回が初めて。マーシュ中佐は、この経験は「戦略的な価値がある」と強調。アモス司令官に対し、将来、「原発災害、ダーティボムやテロ事件などがどこかで起きた場合、われわれが対応できることを想定することは難しくない」と説明した。
今回のトモダチ作戦が米軍の編成や装備調達などにどのような影響を与えるかについて判断を下すのは時期尚早なものの、沖縄駐留海兵隊の間では、放射能・生物・化学災害など緊急事態への対応改善策について議論が集中したという。
米国と旧ソ連が大量の核弾頭を保有して対峙した冷戦当時、米軍の訓練では放射性降下物に備えることが焦点の一つだった。米軍は依然、大量破壊兵器の使用に対応する訓練を行っているものの、陸軍と海兵隊はこの10年間、比較的ローテクの敵と戦うことに気を取られていた。
しかし、北日本での救援任務では、海兵隊の普天間飛行場所属の航空機は、津波で事故を起こした福島第1原発から放出された放射性物質に対処する必要があった。沖縄駐留の海兵隊はCH46ヘリとC130輸送機で救援物資を輸送したが、航空機と乗組員は同原発から放出された放射性物質に曝されることになった。
海兵隊が救援物資の輸送任務を続けていたが、海軍第7艦隊は福島第1原発の北東160キロの地点で大気中に微量の放射性物質を検知したため、3月14日に移動しなければならなかった。海軍はその直後、隊員と訪問者全員について艦隊船舶搭乗前に放射線量の測定検査を開始した。
北日本の地上任務に就く海兵隊員の第一団には、軽量の放射線防護服・フード、安定ヨウ素剤、携帯用放射線検出器が支給された。海兵隊によると、救援物資輸送の終了ごとに乗組員と航空機は放射線量の検査を受けた。また特別チームは毎日、日本周辺の放射線量を計測し、軍司令官や関係者に最新の情報を提供していた。
第3海兵遠征軍の核事故即応チームが準備した説明スライドによると、航空機37機、300以上の車両や主要装備類のほか、数百人の隊員の放射線量検査が実施された。
前出のヘリ飛行隊の保守整備責任者によると、圧縮空気をエンジンに送り込む部分の周辺が「ホットスポット」となり、ヘリの回転翼頂部の塗装なども汚染されたという。
検査では多くの場合、放射性物質は微量だったが、航空機25機の除染が必要だった。これら航空機の除染には1カ月かかったという。ヘリ飛行隊指揮官は、除染で飛行スケジュールに遅れが生じることになるが、この教訓は価値があるとしている。
米軍による対応がすべて成功したわけではない。145人の隊員で構成される海兵隊の核・生物・化学兵器対応専門部隊(CBIRF)は4月上旬に日本に到着し、初の海外派遣となった。予防措置として送られた同部隊は日本側と訓練はしたが、実際に展開することはなく、駐屯基地のメリーランド州に帰った。海兵隊の報告によると、同部隊の日本派遣で「学んだ教訓」は、政治的な意味はあったものの、実際的な効果はほとんどなかったとしている。
日本での震災救援任務で得られた他の教訓は、機密情報と監視情報を共有できた点だいう。
第3海兵遠征軍司令官のケネス・グラック中将は、無人機と偵察機が収集した重要な映像などを共有する決定は今回の救援活動で重要な役割を果たした、と指摘した。
(2011年3月15日午後11時00分)福井新聞
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/earthquake/26921.html
福井県は15日、東日本大震災の被災地に派遣した県防災航空隊の隊員ら11人が、救助活動などの最中に被ばくしたと明らかにした。微量のため健康に影響はないという。
県危機対策・防災課によると、被ばくしたのは12日に派遣した隊員5人、操縦士1人、整備士1人と、交代要員として14日に現地入りした隊員3人、整備士1人の計11人。
7人が搭乗した県防災ヘリコプターは14日午前9時半ごろから、東京電力福島第1原発の北約60キロの宮城県山元町、亘理町で被災者の捜索・救助活動を行った。午後3時ごろ福島空港に戻り、交代要員を含め11人の放射線量を測定したところ、0・09〜1・7マイクロシーベルトが検出された。
14日に水素爆発を起こした福島第1原発3号機の放射性物質により被ばくした可能性が高いという。交代要員の4人は、ヘリの荷物を積み替える際、搭乗した隊員と接触するなどして被ばくしたとみられる。11人全員がシャワーを浴びて除染した。
機体の先端部分でも28ミリシーベルトが検出された。15日に除染する予定だったが、福島空港全体の放射線レベルが上昇したため、隊員は防護服を着て新潟空港へ一時避難した。
首都圏には原発が存在しない(というか政府がさせないので)ピンと来ない方も多いとは思いますが。
やはり東京近辺には行くべきではない、と益々思いました(笑)。
RRが横須賀配備ですか。なるほど世界の基準には合わなくとも日本版ALARA基準ならば配備してOKということですね。たしかに合理的な。。。
けれど、乗務員さんは知らされているのかな、アメリカにおいても経済的徴兵制のもと情報弱者の若者が泣かされる構造なので痛ましいことです。
さらに横須賀市長の発言から
福島派遣の車両ヘリ重機などがわたしたちの身近で簡単な除染、表面汚染を落としただけで日々使用されているのかもしれないと知り、同じく乗務されているみなさんもより厳しい被ばく状況にさらされ続けているのを知らされました。
チェルノなら「墓場」に安置されていたのに。
外部被ばくは内部被ばくよりましと捉えてはいますが、毎日曝されることは危険であると思いました。