2015年01月14日

1239.医師会病院当番医−インフルエンザA急増

2015011404.jpg 私も開業医の一人として、医師会に所属しています。昨日、医師会病院のないか当番医として、義務を果たして参りました。医師会病院は、第一次救急をになっていますので、軽傷の方がたくさん来ます。年末から熊本でもインフルエンザが猛威を振るっていますので、覚悟して勤務したのですが、やはり・・・

 19時から診療開始で、当初は小児科、内科ともに30分まちから始まります。


20時の状況
2015011401.jpg 内科一時間待ちとなっておりますが、私のところにはそれほどカルテは来ていません。しかしながら、待合室は平日の昼なみで、ぎっしり。
 特に熊本市の医師会病院は、いわゆる「熊本方式」と呼ばれる小児科開業医の先生方が交代で小児救急をやっていますので、かなりの小児患者が集まります。小児一人に対して、少なくとも親が一名。場合によっては複数名で連れてきますので、待合室が大変に混む原因となります。今の時期はインフルエンザがはやっていますので、子どものインフルエンザに親が罹患して・・・ という状況も生じます。


21時
2015011402.jpg なんと、内科が2時間待ちとなってしまいました。しかしながら、私のところにはカルテは来ていません。新患カルテの作成に時間がかかって、事務のところで停滞していました。私自身はそれほどでもないので、誰かを待たせることもなく、外に出てこのように写真を撮ることもできました。


22時
2015011403.jpg ついに小児科の待ち時間が、内科を越えました。普通はこの状況です。小児科の先生達が忙しいのを横目で見ながら、内科のドクターはやや暇をしていることがどちらと言えばおおいのです。ちなみに、15歳までが小児科、それ以上は内科とされています。小児科は、熱性けいれんの子が来たりしていて、こりゃあ大変だな・・と思いながら、診察していました。


23時(終了)
2015011404.jpg 内科、小児科ともに30分の待ち時間となりました。これが、通常状態です。


 19時〜23時の4時間中に来られた方は、32名
うち、18名にインフルエンザの検査をして、

A型陽性が10名、
陰性が4名、
不明 4名(勤務時間終了までに結果不明)

 60代後半の男性で、発熱と不全麻痺で来院された方もいて、結構大変でした。

 インフルエンザは別ですが、救急病院ですので通常の疾患の場合は1日分の処方か出せません。病院は、昼間、通常の時間に受診するようにしましょう。

 と、医師の仕事もやっています。
posted by いんちょう at 21:50| Comment(4) | 日記
この記事へのコメント
先生!ご苦労さまです。

私の孫娘も正月早々体調を崩して、医院は正月休みですから、この手の医院に駆けつけたそうですが特に異常はなく、回復も早いので翌日には我が家にやって来ました。

私自身はこの手の病院にお世話になったことも、救急車のお世話になったこともないですが、できることなら自宅で、静かに逝きたいと願っていますが、サドンデスが多い時代ですからどうなりますでしょうか?

今年の大学の同級生新年会はメンツが減ることを予想していましたが、幸い例年並みのメンツが集まりました。場所はお魚料理専門店は外して予約してあります。場所決めも神経を使う時代になりました。
Posted by ハマの住人 at 2015年01月15日 07:13
インフルエンザ流行ですか?
私も、厚生省に揚がっている、全国の病院からの資料を元に、
1万t以上の大量のガレキを受け入れている場所11か所
(東京が総計50万tと多いですね。
 残りの全国の都市は、全体で1〜2万tの受け入れです)
http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/1c0f117cf0b30ab535f2e74a4534ee3d
と、
その土地に住む人々の健康状況をまとめてみました。
http://textream.c.yimg.jp/res/textream-cimg/91/da/1139820-fbithogxa4h7r9afho32a1a2bfa9ija4n0ba4c0ada1ya1y/2/35dfa2c103eb2eb5445519f91c60df43.jpg
従来ならば、どの病気でも、患者数は、それこそ、インフルエンザのような感染症を除いて、年率±1割の増減がある程度、
増えても、一過性で年率2割弱伸びるものがあるかないか程度ですので、
事故後、その病気が2年間で5割以上伸びていて、
かつ、全国での診断者数順位を50位以上上げたか、その順位が2/3以下に
なっていれば、“患者数急増”の条件としました。
そうして見ると、六ヶ所や東北町を抱える、青森の病院で、肺がんが
年率にして2倍、3倍と、上がっていることを筆頭に、
山形・筑波・東京などで、“急増”を満たす病気が多いことが気になります。
それ以上に、
表の最後の部分の集計にありますように、
11か所中、原発からの遠隔・近隣問わず4か所で、
全国の伸びよりも、非ホジキンリンパ腫の
患者の伸びが突出しているのと、
同じく4か所で、甲状腺がんの伸びが全国平均よりも
かなり大きくなっています。
さらに、胃癌・肺がんでも、各3か所で、
全国平均の診療の伸びを大きく上回っています。
これ以外にも、中小都市で、100〜数百tのガレキを引き受けている
自治体もあります。
データが語っていますが、受け入れ地は、少なくとも、
非ホジキンリンパ腫・甲状腺がん・胃がん・肺がん
には、予防・早期発見も含め、気をつけた方がいいでしょう。
考えてみると、
未だに、あれらのガレキ、原発からかなり離れた所の、一部産廃業者が、
利権で儲かるにしても、やれば、予測として、
こうなることが明らかだとささやかれていながら、
福島第一原発近くの無人地帯に集積させないで、尋常とは違う考え方として、
全国に、ばら撒こうとしたのか、私にはさっぱり、わかりません。

ちなみに、事故が起こった時に、ガレキを撒き散らさないまでも、
絶対、原発を再稼働してはいけない理由は、下記ですね。
http://inventsolitude.sakura.ne.jp/homepage/ukifune_post20150106.html
地球の寿命は、太陽のそれと同期する形で、あと50億年ですが、
人類そのものを500年や1000年程度で、j自分の子孫も含め、絶滅したくなければ、
原発にしても、核兵器にしても辞めた方がいいでしょう。
実に愚かな選択です。
Posted by 浮き船 at 2015年01月15日 20:16
上記、がれきと健康の相関の情報、
消されたようです。
下記は、生きているので、再掲しておきます。
地域ごとの、個別な病気での伸びに対しては、
眉間にしわが寄りますが、
有意かどうかを言う上で、
ページの最後の、“集計”の部分には、
是非、注目してみてください。

http://textream.c.yimg.jp/res/textream-cimg/91/da/1139820-fbithogxa4h7r9afho32a1a2bfa9ija4n0ba4c0ada1ya1y/2/3ca49b5dda09eeaea22351f051d8a0df.jpg
Posted by 浮き船 at 2015年01月17日 08:28
こんにちは

知り合いのお父さんが
救急搬送から10日でなくなりました。
年齢が年齢ですけど
前日にペースメーカー
手術の承諾サイン。

搬送されてから
早いパターン多いですね。

ーーーーーー
個人的には
この冬あったかいのに
インフル多いんですね〜。
Posted by 先生の本かったよ。 at 2015年01月17日 14:04
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