2015年01月21日

1242.街路樹が枯れ、大型動物まで死ぬ 2015年新春

2015012101.jpg・今年に入ってから、埼玉ではカラスが大量死し、水族館でマグロがほぼ全滅したというニュースが流れた。
・筑波では街路樹が枯れ、上野では大型動物の死亡が相次いでいる。
・放射能被害は、「科学的」な事実によれば、たとえ他の動物に起きたとしても人間には被害を及ぼさないとされている。この宗教にも似た放射能安全神話をいつまで、続けるのだろうか。


 と、がどんどんと死んでいく状況を以前ご紹介いたしました。
 鳥と魚が死んでいくのならば、当然植物、そして大型動物にも被害が出てくるだろうと考えるわけですが・・

つくば学園都市で謎の「街路樹枯死」が続出中
2014年05月27日 06時00分 提供:週プレNEWS
 今、茨城県つくば市で異変が起きている。それは、道路脇の「街路樹」などに“成長不良”や“枯死(こし)”が目立つことだ。

この筑波山の南麓地域は「筑波研究学園都市建設法」が施行された1970年から、85年の「つくば万博」開催にかけて大規模な開発が進み、今では約300の学術研究機関や関連企業が集中する近代都市に生まれ変わった。

その自然と科学の調和をうたった大整備事業の一環として、多くの街路樹や研究施設内の樹木、一般住宅の庭木などが植えられてきたのだが、なぜかそれらが昨年から今年にかけて急速に精気を失っているのだ。

25年前に都内からつくば市中心部へ移り住んだM氏(独立行政法人研究所職員、理学博士)が語る。

「90年代末までのつくば市は、とても緑豊かな森林都市で、ほとんどの幹線道路沿いには高さ10m以上の街路樹が立派に生い茂っていたんです。大学や研究所施設などのフェンス内側にもアカマツなどの緑地スペースが設けられ、秋にはマツタケが採れる場所もたくさんありました。

ところが2000年代に入ってから茨城県各地でマツクイムシによるアカマツの大量枯死が続出。つくば市ではアカマツ以外の樹木でも毛虫(アメリカシロヒトリ)の食害で立ち枯れや衰弱が目立つようになり、その傾向が特にこの2、3年間で加速化しています」

(中略)

「過去の樹木せん定では、確かに翌年には芽が吹いて新しい街路樹の景観に生まれ変わってきました。でも、今年の春はまったく違う。多くのせん定街路樹で芽吹きが非常に遅れるか、どう見ても立ち枯れに向かっているとしか考えられないケースが目立っているんです。それは街路樹だけでなく、つくば市内のさまざまな研究施設内や住宅の庭木についても同じことです」(前出・M氏)

たとえば、長らく市民に親しまれてきた408号線(牛久学園通り)沿い、果樹試験場入り口付近の街路樹(下り=モミジバフウ、上り=ユリノキ)は、まるで立ち枯れ状態。ここから約1km北上した圏央道ガード手前付近も同様である。

はたしてこれは、せん定の途中経過なのか? 樹木が寿命を迎えているのか? それとも何かほかの要因なのか? M氏が語る。

「一住民として長期間にわたって観察してきた私の感想では、今の現象の原因は単なる虫害ではなく、樹木を弱らせる環境の変化が強まっているように思えてなりません」

“環境の変化”とは、何だろうか? 今のところは、ミステリーというしかない。

(取材・文・写真/有賀 訓) 【関連記事】


上野動物園で相次ぐ大型動物の死 「ありがとう」別れ告げる来園者
産経新聞 1月18日(日)7時55分配信
 上野動物園(台東区)で、このところ大型動物の死が相次いだ。長年、人気を集めてきた動物たちだけに、別れを告げに訪れる来園者たちの姿も見られた。

 9日に死んだのは、スマトラトラの「トップ」(雄、17歳4カ月)。平成9年に同園で3つ子の一頭として生まれ、当時はじゃれ合う姿が人気を集めた。

 繁殖を目指し、14年によこはま動物園ズーラシア(横浜市)に貸し出されたが成功せず、23年に上野に戻った。

 昨年12月22日から餌を食べなくなり、投薬治療をしていたという。死因は腫瘍による多臓器不全だった。飼育下の寿命は20年ほどという。

 トラ舎の前には16日まで献花台が設置され、手を合わせる人の姿が見られた。花束の中には「雄々しい姿を忘れません」「長い間ありがとう。天国で安らかに」などとのメッセージも添えられていた。

 7日朝にはキリンの「コハル」(雌、17歳6カ月)が死んでいるのが見つかった。前日まで全く変わった様子はなかったという。解剖の結果は心不全で、詳しいことは分からなかった。

 米国の動物園で生まれ、11年に多摩動物公園から来園。23年から雄と同居し、繁殖を目指していた

 昨年11月にはホッキョクグマの「ユキオ」(雄、26歳11カ月)が天国へ旅立っている。国内で飼育中のホッキョクグマでは最高齢。イベントなどでシャケを食べたり、遊具で遊ぶ姿が人気だった。

 ドイツの動物園で生まれ、池田動物園(岡山市)で飼育され、12年に上野に来園。24年に死んだ「レイコ」と仲良く暮らしたが、繁殖にはいたらず、雌の「デア」との間で繁殖を試みる予定だった。

 相次ぐ人気動物の死に、同園教育普及課では、「死因はそれぞれで異なり、関連はない。寒さなど季節的な要因でもないだろう」という。

 同園で飼育するホッキョクグマ、キリンはそれぞれ1頭、スマトラトラは3頭になった。当面、これらの動物が新たに来園する計画は今のところない。

 同課では「悲しみもあるが、ほかの動物やこれから新たに来る動物の飼育につなげていきたい」と、悼んでいる。


 ひたひたと、環境の変化が身近に来ている感じがしていけませんが、皆さんご安心ください。「科学的」事実として「放射能は他の動物には影響を与えるが、人間には与えない」と理研の先生も話してます。

2015012102.jpg独立行政法人 理化学研究所安全管理部 宮川眞言


 山下先生も「ニコニコしていれば、放射能の被害はやってこない」とも言っています。

 それにしても、これだけいろいろな場所で異変が起きているのに、個別の理由で片付けようとするマスコミ。なぜ、もっと大きく目を広げて、関連づけていかないのでしょうか。いつまで「ミステリー」でごまかす気なのですか?

■関連ブログ
1138.埼玉のカラス大量死と七三一部隊の実験結果(人間と同じ耐性はハト)2015年01月12日
1140.東京の水族館で、マグロ大量死2015年01月17日
1129.原子力村の手先−日本先天異常学会−が出した結論・・福島では先天異常は増えていない2014年07月31日

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posted by いんちょう at 21:54| Comment(15) | 原子力
この記事へのコメント
だから小野先生、radiationなのではないですか?

核物質の放射線も携帯の電磁波もおなじradiationです。

現象としておなじことが言はれてゐますよ。視野をすこしひろげていただきたいとおもひます。
Posted by ワタン at 2015年01月22日 00:59
先生、画像が一寸迫力不足なので、こんなの、追加しておきます。

http://img01.tsukuba.ch/usr/l/s/u/lsupport/tsuku140604.jpg

大学の同級生がつくばに居たのですが、震災以前に亡くなって奥さんが一人で住んでいますが、心配ですね。当方横浜ですから大きな口は利けませんが。
Posted by ハマの住人 at 2015年01月22日 06:31
ハマの住人さんの
写真迫力ありますね。

ーーーーーー

人間は「笑う」ことのできる
唯一の動物だから健康で居られる。
合ってると言えば、あってそう。
今日もニコニコ。

ーーーーーー
昨日 BS3の番組
「セル ワールド 前半」見ました。
人体ってすごいですね。
あんなに、神秘的・複雑です。

動物も植物も昆虫も魚も

来週の後半も楽しみです。
(^^)
Posted by 先生の本かったよ。 at 2015年01月22日 10:14
テニスコートの整備清掃をしている知人が
東村山市のコートで毎年1,000匹近いミミズが
発生して整備前の清掃が大変だと話して
おりましたが今回は何と1匹もミミズが
出ていなかったそうです。
Posted by kao at 2015年01月22日 18:52
私は10数年前までつくば市に住んでいて、その時、まさにこの話題の道路を通って通勤していました。その頃は街路樹が剪定されても夏になるとすぐに枝が伸びて葉が生い茂っていました。

https://mycabiv2.nifty.com/guest/myCabinetDocDetails.do?key=ivIxNAwFfkWE1Frx9hm%2BDBYanOonnQ5DL8ZBp03%2FXvvRFP6MXYJLxI8Y068IQH%2Bts4eozYWD26dmwhIA8REOew%3D%3D

この写真は2014年12月につくばに出張した際、バスの中から撮影したものです。葉は出ていますが貧弱で、枝が伸びておらず、樹勢が衰えています。樹木の専門家ではないので、これ以上のことは分かりません。
Posted by 村上茂樹 at 2015年01月22日 21:09

こんな記事を読みました。

【核ミステリー】28歳のカレンはなぜ怪死した?
― 原子力関連企業を内部告発した女性の「最期の7日間」
http://tocana.jp/2015/01/post_5527_entry.html


いつもながらにひどい話ですが、こういうことがあったという事実を知ること、多くの人に知ってもらうことは大事ですね。

この事件をもとにして作られた 『Silkwood』 という映画も見てみたいです。


Posted by Kayo, :) at 2015年01月22日 21:25
最近、亡くなる方、多いですよね。家族いはく、「団塊の世代は人数が多いから」と。いや、4、50代も多いです。私は、放射「能」だから、それ以上言うのはあきらめましたが。

NHKの大越キャスター更迭、とネットで見ましたが、体調がよくないのでは?さっきも咳してましたし、画面に写ってない時も咳が聞こえる時があります。

気のせいでしょうか?

私は、最近抜け毛が半端ありません。かつら買おうかしら…

いつもブログ参考にさせて頂いてます。ありがとうございます。
Posted by さら at 2015年01月22日 21:46
筑波は、日本のシンクタンクが集まる
場所ですが、街路樹が、こう言う
恐ろしい状態になっているのに、
自らの身の危険を感じない人がいたと
したら、その人は、鈍感だと思います。
東京第5検審が、検討していた、
原発爆発事故に伴う、
勝俣恒久ら当時の東電幹部の過失致死罪も、
先頃、不起訴になったようですし、
被害者は、何処に怒りをぶつけていいのか、
わかりませんね。
ところで、
先日、福島県で、事故後2年間において、
胃がんが、8割(全国平均では3割半ば)、
白内障が、7割強(全国平均では5割弱)の患者増を記録していると言う、
話をしたばかりですが、
心筋梗塞と、白血病に関しても、
福島県を含めた
全国21県で、患者の増加率を比較してみました。
DPC登録の全国1774病院から、
各自治体で、該当する病気で受診を受けた患者がいる病院は、
全て、抽出しました。
http://textream.c.yimg.jp/res/textream-cimg/91/da/1139820-fbithogxa4h7r9afho32a1a2bfa9ija4n0ba4c0ada1ya1y/2/c0bf7c1440efde030adc9b2555d90603.jpg
http://textream.c.yimg.jp/res/textream-cimg/91/da/1139820-fbithogxa4h7r9afho32a1a2bfa9ija4n0ba4c0ada1ya1y/2/3d572a42fe0734b9f1c02befc454210f.jpg
事故後、全国的に、あらゆる病気が増えていますが、
事故後2年間で、心筋梗塞の方は、全国平均で、
41%の伸びがあった中で、個別な都道府県分析では、意外に、
福島・宮城は、3割半ばを超えない、低率な伸びになっています。
その中で、1〜3位は、千葉、大阪、東京の順で、各々55%前後と、
ダントツで、患者が増えています。
都内近郊で、突然死する人が多いと言う話と合いますね。
東京では、50万tもガレキ処理したことも効いているのでしょうか。
それについで、群馬、茨城が続いています。
白血病に関しては、全国では、事故後2年間で、27%の伸びに対して、
患者の大都市部や、より低線量地で、治療しようとする、
患者の心理的効果も考えないといけないと思いますが、
福島県内での病院では、患者数は、横ばいです。
しかし、1〜3位の患者増の地域としては、北の地の
青森、秋田、北海道が、この順で、5割前後の患者の伸びを記録しました。
4位以下では、大気汚染と1万tの大量のガレキの大量焼却の相乗効果でか、
やはりここでも、大阪が顔を出し、群馬、広島が、
4割以上の患者の伸びの県として、それに続いています。
皆様。ご安全に。
Posted by 浮き船 at 2015年01月23日 02:58
昨年、新潟県では、住宅地にクマやイノシシが出没した、との報道が相次ぎました。
山で何かが起きている?もしくはクマやイノシシの脳に何か異変が?
Posted by 新潟県民 at 2015年01月23日 07:26
先生〜、私の記憶では、震災から1年〜1.5年経過するぐらいで。。?記憶違いもありますけど。いずれにしても、早くから『院長の独り言』ブログでは、九州も含めましてF1から遠い県でも草花の異常なことを記事になされてますね。
大きな樹木までもですか。。この想いを強くしたのは「ハマの住人」様の画像には大きなショックを受けたからです。
そもそも事故以降、事故前から官庁が成育を見届ける必要のある動植物だけを、調査を県などに指示出してさせているのではないでしょうか。あくまで指示の系列は行政の仕方と同じで縦割りでありますね。考えてみれば平地、山地の木樹は管理する官庁が決まってますけども、サンプルを採取し計測してません。土、水、空気、地上の人工物まで含め自然界に根をおろすものは環境省に全部汚染を計らせるなど統一してしなければならない気がします。今までキノコは計っても、なんで木樹が含まれてなかったか?そんな気がします。
人工物の内建築・土木資材なんかも計って欲しいですよ。リサイクルの時代ですから、コンクリート構成資材、鉄筋の棒なんか「要警戒」だと個人的に思うのです。
Posted by さとし君 at 2015年01月24日 09:51
先生、こんにちわ。カラスの大量死とインフルエンザの件で気になったので書き込みします。

北極圏に行った際、氷点下40度近くまで下がる環境下で唯一見た鳥はカラスでした。そんな極寒の地でも順応できる鳥が簡単に餓死するなんて納得できませんね。
一昨年の関東圏の大雪の時も、雪解けの水で元気に水浴びを楽しんでいるカラスを目撃し、その強靭な生命力に驚きました。
また、通勤時に酔っ払いの?吐しゃ物を食べていたカラスを見かけたこともあり、その悪食ぶりにドン引きしました。

話は変わりますが、この冬のインフルエンザの東京での状況です。同僚の子供が都内(足立区)の公立小学校に通っており、12月下旬5年生のクラスの半分がインフルエンザで欠席したそうです。
終業式まであと2〜3日程度だったので、学級閉鎖はしなかったそうです。
罹患しなかった生徒は「休んだ生徒の分も給食が食べ放題!」と喜んでいたそうですが・・・

会社でも12月は欠勤・早退が続出し、病院に行くと2〜3時間待ちは当たり前。もはや、病院に行ってから出社するということは不可能でした。

それでも、水道水を普通に飲み、ファーストフードやコンビニ弁当を食べ、外食を続ける人たちをもう傍観するしかないのかなと諦めています。

西日本にも産地偽装の食材がかなり出回っていますので、皆様もお気を付けください。
Posted by himetora at 2015年01月24日 13:01
一昨年と昨年に比べて、今年は子供の骨折は激減しました。
口内炎も鼻の入り口に出来るニキビもなくなりました。

でも、ミミズはほとんど見かけなくなりました。
2011年の夏から、蝉も減りました。
ツバメは戻って来たように感じます。

怖いです。
双頭の魚が増えつつあるようです。

Posted by 西日本 at 2015年01月25日 00:03
マグロ大量死事件について
死んだ3匹の脾臓からウイルスが発見されたとのことですが、放射能説は否定されたと考えていいのでしょうか。お教えください。
Posted by コメット at 2015年01月25日 14:15
処理工場が稼動していないことで、いみじくも放射線被曝の健康被害が証明された。

http://goku.s267.xrea.com/genpatsu/2015-01-24/index.php
Posted by ごく at 2015年01月30日 08:52
コメットさんへ
 このウイルスは、複数頼んだ検査機関の一つで発見されたに過ぎず、たまたま死亡した個体が感染していたにしても、今回の大量死の原因とは言えないのではないでしょうか。もしこれが原因なら、もっと初期の検査で多くの個体から発見されて、水族館側も対策を立てていたはずだと思います。
Posted by rikako at 2015年01月30日 12:42
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