
・先日の熊日新聞に「中西準子」氏がチェルノブイリと比較して、福島は非常に良くコントロールされており、被害もほとんどないと御用論説を述べていた。
・チェルノブイリの被害を受けたベラルーシと、福島県−甲状腺癌の実数を比較しただけで、どちらがひどいかは簡単にわかる。
先日の熊日新聞に「中西準子」氏が、福島はチェルノブイリと比較すれば放出された放射能も非常に少なく、かつ流通がしっかりとしていたため内部被曝も少ないため健康に被害を及ぼすことは考えられないという趣旨の論説を掲げていました。
反論したいことはたくさんありますが、彼女はこの本文の中で一つミスを犯しています。すなわち「チェルノブイリと比較すれば、たいしたことはない」といった論法で日本人をだまそうとしていることです。裏を返せば、チェルノブイリの健康被害は無視し得ないものだったことを認めているわけです。

このわずか20数人の小児甲状腺癌が発生したときの様子を、DAYS JAPANは次のように述べています。
IAEAが小児甲状腺ガンは発症していないと発表した91年、ベラルーシ放射線医学研究所を訪れた佐藤幸男教授は、IAEAの報告とは全く異なる事実を知る。研究所のタラマ・ベローカヤ医師が「小児甲状腺ガンが前年だけで30例近くも発症している」と告げたのだ。他の研究所や病院でも同じことを言われたという。
日本でもこのことはすでに知られていた。91年5月に、ミンスク小児血液病センターのオリガ・アレニコワ所長が来日し、私も講演を聴きに行ったが、そのとき彼女は、甲状腺ガンの発症率が激増したと報告している。それでもIAEAは、何の心配もない、放射能による病気は発生していない、と言い続けた。
日本でもこのことはすでに知られていた。91年5月に、ミンスク小児血液病センターのオリガ・アレニコワ所長が来日し、私も講演を聴きに行ったが、そのとき彼女は、甲状腺ガンの発症率が激増したと報告している。それでもIAEAは、何の心配もない、放射能による病気は発生していない、と言い続けた。
IAEAが福島ではなんの健康被害も起きていないし、これらかも起きないと発言していることはみなさまご承知の通り。

しかも、福島で治療している鈴木真一氏は「チェルノブイリと様相が異なるから、被爆の影響ではない」と主張する始末。
いったい、誰のため、なんのために、医療を行っているのでしょうか?チェルノブイリの医師達と比較して、恥ずかしいと思わないのでしょうか。
■関連ブログ
福島の甲状腺ガン増加をチェルノブイリと全く同じ文言で否定する日本人医師たち2013年03月03日
1216.福島の甲状腺癌は、増えていない2014年11月16日
タグ:甲状腺癌
スローガン)的構成のままでした。絵に描いた餅の「オメガ計画」で将来処理さけるので数十年保管してたら無害になるんだそうです。
であることが証明された、と記憶しています。
日本の医師もはやくそうなってほしいです。
そして、まだ数は少ないけど、そういった発信をしてくださる医師の方の発言にもっと注目したいと思います。
小野先生、東京から岡山へ移住した先生、チェルノブイリでも診察されていた松本の先生など。
現状で甲状線癌が1人しかいない時点で
チェルノブイリより被害が多いなんて言えないのでは?
フランスのTV の取材記事放送 1時間弱
おなじみの方が出演
南相馬市は居住不能と郡山も
大人の病気なんて認めないよね。
4年後が始まります。
コメントの皆さんの想像するように。
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変なん流れから
関心ある奥さんグループに
ひばく話ししてきた〜。
初めて、講師っぽくやった。
いっちょ前にホワイトボードなんて書いちゃってさ。
先生の本と、地図も持ってったよ。
あと
カラー図鑑ストップ原発(大月書店)
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で、感想。
一般メディア情報が入った人は、
ボク程度じゃムリで〜す。
情報統制はさすがです!
現在は関東在住。
彼の事を考えると胸が痛い。
先日は、神戸の郷○医師の講演をビデオでみました。このかたは、原爆被爆者のかたの診療をして、裁判にも被爆者のかたのために尽くしているということでした。また、ある学会で、福島の避難者の鼻血は、放射性粒子が鼻粘膜にくっついたためだろうということを発表して、話題になりました。このかたの話は、今の甲状腺検診は非人道的で、渋谷東大教授のお名前をひきながら、やめるべきだというようなことでした。途中で視聴をやめたので最後まで聞けませんでしたが、講演会自体は少人数の会のようでした。しかし、話がビデオに残り、流されるということをこれらの先生方はどのように考えておられるのでしょうか。チェルノブイリの経験から、このさき甲状腺癌がさらに増加すると予想されますが、そのときにこれらのかたはどのような弁解をするのでしょうか。
院長先生のいつもおっしゃるように、99%の真実に1%のなんとかを混ぜるのが常套手段で、みながそれを見破る知識をつけなければならないと思います。
一般論として、内部被曝は危ない、被曝はできるだけ避けるべきだということを言えても、結局、そこに住み続けなければならない人の前では、最後のところが曖昧な言い方になってしまうのでしょうか。肥田先生も、事故直後は、入市被曝の話から内部被曝の怖さを強調しておられましたが、次第に変容したように思います(これは院長先生もおっしゃておられることですが)。
すでに100人近くの甲状腺癌がでて、このさきどうなるか、恐ろしいことです。これから癌が多発すると見込んでいるのか、「自分は癌検診は受けない」という、近藤誠医師ばりの癌放置の意見を、あちこちで見るようになりました。このような意見も、世論をその方向にむけさせようという、どこかの意向が反映されているのでしょうか。そこまで疑うのはおかしいのかもしれませんが。