2015年02月25日

1253.ヒロシマでも魚は死んでいた−魚の大量死は被爆の影響ではないか。

2015022501.jpg・魚の大量死があちこちで報告されている。先日は、葛西水族館での陳列マグロの大量死であったが、それにとどまらない。
・ほとんど埋もれていると言って良い、原爆投下直後にヒロシマを訪れたオーストラリア記者(バーチェット)の書いた「広島today」にも同様の記述が見られる。
・魚の大量死の大半は、放射能が原因ではないか。今後もどんどんと、原因不明で魚の大量死を目にすることになろう

 1240.東京の水族館で、マグロ大量死でも、紹介しましたとおり、たくさんの魚があちこちで死んでいます。

鯉50匹死ぬ、神奈川・小田原市の川
 神奈川県・小田原市の川で鯉が大量死しているのが22日に見つかりました。死んだ鯉はおよそ50匹に上り、大量死の原因は、いまだ分かっていません。
 22日昼過ぎ、小田原市の小竹にある中村川で鯉が大量死していると、住民から小田原市に連絡がありました。
 職員が駆けつけたところ、大量の鯉が川岸に浮いているのが見つかり、およそ50匹が死んでいたということです。
 「鯉が水面に出てきて反転して力尽きて流れていくような感じ。30匹かなんか、完全にひっくり返っていたもんね」(男性)
 小田原市によりますと、23日、新たに死んだ鯉は確認されていないということですが、鯉が大量死した原因は今も分かっておらず、小田原市は川の水を採取するなどして原因を分析しています。(23日14:22)


 この記事を見て、ようやく思い出しました。原爆投下直後に広島に入った記者が書いた「広島today」での魚死亡についての描写です。
なぜ事実を隠すのか ようやく東京駅にもどった。衣服は汗で固くなり、顔も洗わず、そっていなかった。限は汽車のススと眠らなかったために赤くなっていた。古い昔に建てられたようなたたずまいの東京駅を発った時は、首都はまだ占領されていなかった。マッカーサーの部隊は横浜に集中し、東京は私が離れた直後に「立入り禁止」を宣言された。ところが今は、粋な服装をした米軍将校や兵隊らであふれでいた。広島に入るまえ、その手はずを整えるために一晩非合法に(そのときはそのことを知らなかったのだが)泊った第一ホテルに向かって、やおら駅から歩きはじめたとき、「バーチェット」と声をかけてくる者があった。アイロンをかけたばかりの従軍服をスマートに着こなした同僚だった。「よく着いたなあ/(帝国〉ホテルまで一緒にきてくれ。上級将校たちが広島について報告しているんだ」と言った。

「そんな所に行ける状態じゃない。風目に入って寝たいだけだ」と答えると、彼は、「しかしな、報告というのは、君が広島で書いた放射線症についての話を特に否定するものなんだ」と言った。
 それではと、私はホテルに行った。私がついたときには報告はほぼ終わるところだった。そこにつくまでに私は「エクスプレス」が、私の報道を「トップ扱い」としたばかりでなく、世界中に、無料で使えるようにしたことを知った。アメリカの原子力のお偉いさん方はかんかんに怒った。どんなことになったのかは、以前の本で書いた説明を引用する以上にうまく表現できない。
「会議は終わりにちかづいていた。しかし、その会議が広島から私の電報−原爆の後障害で人びとは死んでいったという−を否定することが主たる目標であったことはあきらかであった。准将の服装をした科学者が、原爆放射線−私が説明した症状を呈する−の問題はありえない、なぜなら、爆弾は、『残留放射線』の危険をとりのぞくために、相当の高度で爆発させられたからだと説明した。
私が部屋に足を踏み入れたときは、劇的な瞬間であった。みすぼらしい身なりのために、服装がきまって勲章もつけた将校より不利であると感じた。まず質問したことは、報告をした将校は広島に行ったことがあるのかということであった。彼は行っていなかった。私にとって出だしは好調であった。私はみてきたことをのベ、それについての説明を求めた。彼は、門外漢に対して説明する科学者のように、最初は全く紳士的物腰であった。私が病院で会った人たちは、大爆発にともなう爆風と火災の犠牲者であった。日本の医師らが、彼らを扱う能力がなく、または、正しい薬物治療ができないでいることは明らかであった。将校は、爆発時に広島市内にいなかっだ人も、おしなべてあとで影響を受けたとの主張を無視した。意見のやりとりのなかで、市の中心部を流れる川に入ると死んでいく魚のことをどう説明するのかという私の質問に、問題はしぼられていった。
『魚が死んだのは、明らかに、爆風によるか水の温度が極端に高くなったせいです』
『一ヵ月たってもですか』
『潮の干満の影響を受ける川ですから、うしろに流されることもあるでしょう』
『だがね、私は市の郊外の場所に連れて行かれて、そこで活きている魚が川のあるところまでくると腹を上に向けるのをみたんですよ。その後、あっという聞に死んでしまった』スポークスマンは顔を青くして『君は日本の宣伝の儀牲になったのではないのかね』といって、腰をおろした。おきまりの『サンキュー』で会議は散会となった。
私の放射線の話は否定されはしたが、広島のことがその直後から大っぴらに話されるようになった。
私は米陸軍病院に、検査を受けるために連れて行かれた。その後、白血球の数が減っていると知らされた」

以前、ブログでこの一節は紹介していたのですが、魚の死亡のことはすっかりと抜け落ちていました。あちこちで相次ぐ魚の大量死。原爆投下1ヶ月後にも見られた魚の死亡と、現在見られる魚の大量死の機序は全く同じなのではないでしょうか。

■関連ブログ
1240.東京の水族館で、マグロ大量死2015年01月17日
ピカの毒−残留放射能−の真実(投下直後からプレスコードで隠蔽した米国と暴いたオーストラリア人記者)2013年04月14日
あの大異変の中で負傷しなかった人びとが、原爆病としか表現しえない何ものかのために死んでいく-広島todayから2013年04月15日


タグ:広島today
posted by いんちょう at 20:32| Comment(15) | 原子力
この記事へのコメント
魚の大量死は、何故その場所だけが成るのかかが解明されないと放射能が原因とは出来ません。
もし放射能が原因ならば、大量の放射性物質が未だ残留している茨城や千葉の湖沼で相当起きなければなりません。東京新聞が検査した値では、手賀沼などの底土で1700ベクレル以上も出ています。それに比べて葛西臨海水族館の海水がどうなのかを調べる必要が有るのではないでしょうか?
このような立証をしないで、このような提議をしているとそれは、放射脳とされてしまうだけです。
但し、この本から分かる事は、アメリカという国やIAEA・ICRPなど核開発を進める為に作られた組織などが、どれだけ色々なことを隠蔽しようとしてきたか、いや、してきているかがハッキリわかる、ということです。
別に魚が死ぬこともさりながら、残留放射能による後遺症の危険性を隠蔽しようとしている事だけだけでも問題なのではないでしょうか。
今現在爆発後の入市被ばくも認定されているのですから、アメリカ軍高官の発言は否定されている訳です。それなのにフクシマは安全、と言い出す始末。20oまでは影響が出ないという始末。
これこそ『分からない』としなければいけないのに、『安全』としようとする態度が問題なのだと思います。
福島の人々が、そこに残りたい気持ちも分かりますが、それこそ国を上げて説得できる体制を整えるのが政府の役目なんですがね。
まぁ、核兵器所持の為にそんな事言い出す気持ちはサラサラ無いでしょうが。この態度は民主だろうが自民だろうが関係ないですよ。その後ろにいる、外務防衛経産省などの官僚の思惑ですから。ただ安倍がそれを望んでいる筆頭だというだけのことです。
Posted by 武尊43 at 2015年02月25日 21:34
アメリカのマリブビーチで大量の死骸や死にかけてるアシカがあっがているそうです。エサとなる魚が激減してやせ細り餓死したと報道されてますが福島と関連してそうですね。


http://enenews.com/fox-dozens-dead-sea-lions-litter-la-beaches-families-shocked-many-calls-911-about-dying-animals-bogging-down-system-scientists-year-worst-history-devastating-scene-horrifying-video
Posted by らぱう at 2015年02月25日 23:05
放射能が原因と言うと立証責任を求められ、放射能が原因でないと言うと立証責任を求められない、放射能について被爆についてはまだわからないことだらけ、ということはほんとの意味での専門家はまだいないということですよね、だったら
他人が放射脳と言おうが放射能ノイローゼと言おうと関係なく、自分か感じたこと思ったことを書いて話して呟いていくことが必要なのではないでしょうか
Posted by yaeko at 2015年02月26日 00:35
おはようございます。

ボクは『放射脳』です。

ちょっと濃いやつ食べると
10分くらいで
筋肉がピキピキきたり
脳がチクチクしたりするよ。

おいおい
内部ひばくしてるじゃん。
ーーーーーー
美味しい珈琲
煎れるのも得意です。
珈琲の旨味が見えるんです。
コーヒーってアロマなんですよ。
オイルねなんですね。

放射脳のボクには分かるんです。
原子より大きいから
       余裕ですよ。
Posted by 先生の本かったよ。 at 2015年02月26日 09:04
>>yaekoさん、
おっしゃるとおりです。

最近、母に付き添って病院に行きましたら、待合室にいつもより若い方が多くて驚きました。ここはいつも高齢者ばかりなのです。特に、男の方で甲状腺の懸念で来ていらした方がいました。幸い大した事ではなかったようです。当地は日本の南端です。
Posted by Sheeple at 2015年02月26日 09:22
先生の記憶力の良さには完全脱帽ですね。
私もあの本は図書館で借りてきて読んだのですが、魚の死についての記述があったことはコロリと忘れていました。恐ろしいことですね。

葛西の水族館のガイドとして無料奉仕している大学のダチがマグロの水槽でのガイドも守備範囲の筈なので、現在はどんな説明をしているのかとメールで尋ねましたが、返事がありません。余計なことを言うんじゃないよと口止めされているのでしょうか?

深く追求することは控えております。イワナ釣りを何度も同道した間柄ですが、流石にまた行こうよということだけは言わなくなりました。福島県には行きませんでしたが、石川・新潟・山形に遠征することが多かったですね。非常に残念です。
Posted by ハマの住人 at 2015年02月26日 12:52
東京湾の汚染濃度は確か今年あたりが最高と予測されていたと思いますが、テレビ番組の食版では何もなかったように江戸前を宣伝しています。
汚染水が外洋へ流れ出ていても、4年間しらを切っていた東電、日本ではこのまま汚染は忘れようというキャンペーンが続きそうです。
Posted by 足袋 at 2015年02月26日 18:58
先日コンビニで『本当は怖い昭和30年代』という文庫を買いました。原発について割と多くの記述があり、そのP58、59には、「昭和37年の東京の被爆量はチェルノブイリ事故直後と同レベル」大気中核実験により、「東京は1uあたり、0.1ミリSVの被曝量」だった。地球上で3日に1度あたりの核実験がおこなわれていたことには「山本太郎も口あんぐり、福島の事故がぼや騒ぎに思える」というような内容があります。「福島の事故はたいしたことがない」と言われるとき、チェルノブイリ、大気中核実験、原子力潜水艦の海洋投棄、英仏の核処理施設からの海洋投棄、CTや飛行機などとよく比較されます。私もそれほど詳しいわけではないので、実際よくわからなくなります。スーパーにスペイン産のカレイが安くあるが、ラアーグ汚染水の影響はないのか?ノルウェーのサケは?牛乳小魚がダメならカルシウム摂取はどうすればいいのか?(祖父母が子どもに小魚を丸ごとたべさせようとするので)。福島の除染につかわれた菜の花の菜種油が販売されるらしいけど本当に油には放射能は移行しないのか?など日常の不安が山積していますが、どれもはっきりとわからずもやもやしています。そのもやもやがすごくストレスです。先生、福島の事故は大気中核実験の比ではないことは、週刊新潮批判のとき書かれてましたよね。「東京は1uあたり、56万ミリベクレル=0.1ミリSVの被爆量」ってどういうことでしょうか、空間線量が100μSVだったとかじゃないですよね?
Posted by ゆっぱ at 2015年02月27日 07:03
死んだマグロと水槽の海水の残留放射能を調べば白黒はっきりすると思うのですが、ウィルスの話しか聞きません。あや〜しい!
Posted by コメット at 2015年02月27日 11:11
今日の新潟日報朝刊より

●マサバからセシウム

 静岡県焼津漁港で水揚げされたマサバの可食部から1キログラム当たり2.5ベクレルの放射性セシウムが検出された。基準値(同100ベクレル)は下回った。
(26日・県発表)
Posted by 新潟県民 at 2015年02月27日 12:57
以前 事故当時の福島医大前近くの葉っぱのベクレルを
お伝えした者です。


今回また皆さんに知って欲しいデーターを見つけたので
先生のHPからも是非この事実の拡散をお願いしたいです。

環境省の毎年行っていた環境放射能調査研究の
事故前後の成果論文抄録集です

事故当時の1週間を知りたい方へ!
第53回環境放射能調査研究 成果論文抄録集
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/08/ers_lib/ers_abs53.pdf

&
第54回環境放射能調査研究 成果論文抄録集
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/08/ers_lib/ers_abs54.pdf
Posted by 知る大切さ at 2015年02月27日 18:16
そう言えば、
事故前後、関東圏に住んでいましたが、
熱帯魚が、事故前2年間は
元気にしていたのに、
事故後2年間は、どの熱帯魚も元気がなく、
すぐ、死にました。
汽水フグも、トウキョウサンショウウオも、
メダカまでも。あらゆる魚。
当初は、何があったのかなあ、
と思いましたが、
事故原発からの放射能とは、
リンクづけられませんでした。
今の時点で、
「食べて、応援」
は、もっての他、
漁連も、事故後も、深刻さに気付きつつ、
県外に魚を売っておいて、
建屋屋上からの汚染水漏出が、
隠されていた、事故4年後の今になって、
「東電に裏切られた」
などと、見え透いた事を言うな、
と思っていましたが、
海洋放出するしかないと、
尚更、こう言う現象は、深刻になりますね。
安倍首相も、
事故の深刻さを全公開しておけば、
国民の協力を得て、何とか出来たのに。
福島第一が爆発した時は、
自民党政権では無かったから、
むしろ、自分の政権では、良心で通せたのに、
オリンピック招致用に、
「湾内に、完全にコントロール出来ている。」
「放射能に対して、健康には、
 何も、心配ない。」
と、断言してしまった時点で、
悪魔に魂を売ったと思っています。
Posted by 浮き船 at 2015年02月28日 05:48
今日の新潟日報朝刊より

●ウグイとサツマイモからセシウム

 阿賀町の阿賀野川から採取されたウグイ(可食部)から1キログラム当たり7.8ベクレルの放射性セシウムが検出された。県内で流通する農産物のサンプル検査では茨城県産のサツマイモから同4.1ベクレルが検出された。いずれも基準値(同100ベクレル)を下回った。
(17日・県発表)
Posted by 新潟県民 at 2015年03月18日 06:57
今日の新潟日報朝刊コラム欄「日報抄」

 花は自然の中にあってこそ美しい。魚も本来、海にいるから元気に泳げるのかもしれない。東京・葛西臨海水族園のマグロなどが大量死し、しかも原因が分からないという。やはり野に置け蓮華草(れんげそう)と言っては身もふたもなかろうか
▼マグロに限らず、海中には不明なことが多い。深海にすむダイオウイカが佐渡の定置網にかかったりするのも不思議な現象だ。海流や水温が微妙に変化し、影響しているのだろうか
▼環境省によると、原発や火力発電所の出力100万キロワット当たりの温排水は、原発は毎秒70立方メートル、火力は40立方メートルだ。原発の方がエネルギー利用効率が低く、多くの熱を捨てている。温排水は周囲の水温より7度高い状態まで排出が認められている
▼2012年、京都大舞鶴水産実験所の調査で明らかになったことがある。福島原発の事故後、全4基が止まった高浜原発周辺の海を調べたところ、温排水が放出されなくなったため、南方系の生物が姿を消し、本来の生態系が戻っていたのである
▼経済同友会は先日、原発依存度を「可能な限り低減させるが、2030年度時点では20%程度を下限とすることが現実的だ」と提言した。その中で、原発は「運転時には温室効果ガスの排出もない」と持ち上げてはいるが、ウラン採掘、廃棄物処理、除染、廃炉などで出る温室効果ガスや、温排水が環境に与える影響について触れていない
▼「クリーンエネルギー」といわれた原発の本当の姿を知りたい。そのための情報がまだ足りない。

Posted by 新潟県民 at 2015年03月29日 20:18
たぶん、ダイオウイカの死体があちこちから上がっていたのも放射能の影響だろうと考えています。マグロの大量死も放射能以外何があるんだと。
Posted by ちな at 2015年04月10日 11:49
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