・本日，日曜日に周りの作業をすべて中止した上で、フクシマ3号機からの燃料交換機取り出し作業が行われる。・3号機の燃料プールでは「核爆発」と推定される爆発が起きた時に直上にあったのが、推定重量30トンともいわれるこの燃料交換機である。
・強力な中性子照射を受けたことによる金属の放射化、死の灰の付着により、とてつもなく放射線量が高いと推定されるが、取り出した後どこに持って行くつもりなのか。
本日、1F-3の燃料プール内から、燃料交換機が取り出される。
３号機最大重量のがれき、２日に撤去 福島第１原発
東京電力は２日、福島第１原発３号機の燃料貯蔵プールに沈んでいる「燃料取扱機」（重さ約２０トン）の撤去に挑む。プール内の最大のがれきで前例のない重量のため、東電は独自に専用の器具を開発した。万が一落下した場合、燃料の損傷など重大事故につながりかねないため、東電は屋外での全作業を一時中断する厳戒態勢で臨む。
燃料取扱機は、燃料棒を原子炉に出し入れするものでプールの上に設置されていたが、平成２３年３月の水素爆発で、プール内に落下して損壊。当初は全体で重さが約３５トンあったが、水中カッターなどで切断するなどして取り出し、最終的に約２０トンまで縮減できた。
３号機プールのがれき撤去では昨年８月、「操作卓」（重さ約４００キロ）と呼ばれる機器をクレーンでつかみ損ね、水中に落下させるトラブルもあった。
今回の作業は、燃料取扱機の３カ所に専用の器具を引っかけて、２台のクレーンで引き上げる。作業中に誤って取扱機を落とせば、真下には燃料棒が５６６体あり損傷させる可能性もあるが、東電は緩衝材付きの板で一部の燃料棒を覆うなど対策を取った
おしどり氏が指摘しているように、この作業は「不発弾処理」のようなものである。
今まで何の危険性もないとされてきた屋上にある使用済み燃料プールの危険性がクローズアップされたのが、フクシマの最も大きな知見だといってよい。（しかし、この知見は再稼働に当たっては、ほとんど無視されてしまっている）
3号機に関しては、この動画が一番まとまっている。
この動画の中で、ガンダーセン氏が指摘したように、3号機では核爆発が起きたと思われる。ときどき、あんな低レベルな燃料で、核爆発が起きるはずがないと、核爆弾を作ったこともない連中がわめいているが、事実を元にして思考する「科学的」能力のない連中なので、気にする必要は全くない。むしろ、自分がどれだけ無能か、そして社会通念にとらわれているか、そして、リサーチ能力が皆無であることを−つまり、自分がどれだけ無能であるか−を自嘲しているに過ぎない。
さて、この燃料プール、当初は核燃料がほとんどなくなったのではないかと考えられていたが、一番最初にプールの状況が紹介されたのは、2011年5月10日
がれきの山で、燃料ラックの変形も見られている。
さらに、動画が公開されたのが、2012年4月
2年後に、ようやく燃料交換機を取り出すと発表していたが・・・
東電、燃料交換機の撤去開始 ３号機プール、最大がれき
東京電力は２３日、福島第１原発３号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出しに向け、プール内に残るがれきのうち、最も大きい燃料交換機（約３５トン）の撤去作業を始めたと発表した。６月上旬までに取り除く方針。
この日は、燃料交換機の切断など撤去に向けた関連作業を開始。準備が整い次第、本格的な撤去作業に移る。
作業中は、交換機から流れ出た油が冷却関連の設備に混入するのを防ぐため、この日からプールの冷却を一時的に停止。作業のない週末だけ冷却する。
東電はプールの水温について、保安規定上の管理温度の上限である６５度よりも、十分に低く保たれるとしている。
2014/04/23 21:22 【共同通信】
東京電力は２３日、福島第１原発３号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出しに向け、プール内に残るがれきのうち、最も大きい燃料交換機（約３５トン）の撤去作業を始めたと発表した。６月上旬までに取り除く方針。
この日は、燃料交換機の切断など撤去に向けた関連作業を開始。準備が整い次第、本格的な撤去作業に移る。
作業中は、交換機から流れ出た油が冷却関連の設備に混入するのを防ぐため、この日からプールの冷却を一時的に停止。作業のない週末だけ冷却する。
東電はプールの水温について、保安規定上の管理温度の上限である６５度よりも、十分に低く保たれるとしている。
2014/04/23 21:22 【共同通信】
しかし、撤去作業中燃料交換機操作卓を落下させてしまう。
福島第一原子力発電所３号機使用済燃料プール内瓦礫撤去作業中の燃料交換機操作卓の落下について
平成26年８月29日
東京電力株式会社
本日（８月29日）午後０時45分頃、３号機使用済燃料プール内瓦礫撤去作業において、燃料交換機の操作卓をクレーンにてつり上げるため専用治具で操作卓をつかもうとしたところ、操作卓が当該プール東側中央付近に落下しました。
そして、1年後にようやく燃料交換機本体を取り出すところまで進んできている。平成26年８月29日
東京電力株式会社
本日（８月29日）午後０時45分頃、３号機使用済燃料プール内瓦礫撤去作業において、燃料交換機の操作卓をクレーンにてつり上げるため専用治具で操作卓をつかもうとしたところ、操作卓が当該プール東側中央付近に落下しました。
しかし、3号機のオペフロ（屋上）の線量は未だに高いまま。4号機と違って、人が作業できる状況ではないため、いまだに遠隔操作ですべての作業を行っている。（適切な資料が見当たらない。東電のホームページを見ても、原子炉建屋5階の線量は、2014年のデータのまま）
3号機核爆発時に発生したオレンジ色の光の直上にあったのが、この燃料交換機であり、3号機の周りが1シーベルトを超えるがれきが多数見つかっていたことを考えれば、この燃料交換機を空中につり上げたとたんに周辺線量が大きく上昇する可能性が高い。そして、この高い放射線量を持つ燃料交換機の残骸をどこへ運ぶのか？
現場の人間も、担当メーカーである東芝も予測できないため、「不発弾処理」のような体制をとらざるを得ないのだと推測できる。
最悪なのは、つり上げ最中にあやまって燃料プールにさいど落としてしまい、燃料プールの底が損傷してしまうこと。海水を4年間以上入れていたステンレスプールの腐食、放射線による劣化を考えれば、そうなる可能性を否定できない。プールを補修することは不可能であるため、最悪は燃料露出、周囲が人さえ近づくことのできない高線量になってしまう。なにしろ、10万年の管理が必要な核燃料が500本以上、未だにプールの中には残っているのだから。
参考ブログ
３号機SFPの燃料交換機の引き上げは不発弾処理と同じ！？
■関連ブログ
「まるで原爆ドームじゃないか」−３号機現場の証言2012年12月11日
3号機は燃料プール・・学会認めていた2011年06月23日
【西ドイツ放送】死の地域に生きる−フクシマの真実2011年10月24日
3号機燃料プールの分析(動画)2011年05月10日
1F-3 核爆発を起こした燃料プールとその後始末2013年02月11日
しかしあの爆発は超音速を超えてしまった、衝撃波振動ですよ。若し核爆発ならば温度も急上昇していませんか？していれば今回取りだそうとしている機材も、下手をすれば溶解していませんかねェ？爆発の真上に有ったんでしょ？空撮などを見ても、溶解したような兆候は見られませんが。
先生が仰るようにプールが危険なのは私も大賛成です。海水を流しこみ地震によって揺さぶられたコンクリートなんてどんだけヒビが入っていることか、、。ほんの小さな亀裂から海水が沁み込んでいれば、鉄筋の腐食が急激進み、崩壊へ、、。なにせ一日でも早く燃料棒を取り出し、地上に降ろして貰いたい、と願ってやみません。今回の工事で恐いのは線量より付着している放射性物質じゃないですか？飛散させるでしょうねぇ。だからその他の工事を休止させてるんじゃないですか？
尚、放射線量は3号機より2号機の方がヤバイですよね。ロボットでさへ壊れてしまうので、何時に成ったら引き上げられるのか、、、。
全国サムネイルを時折開いて全国視野で見守る必要がありそう。だいぶ昔に買ったヨウ素剤はもう使用期限切れかな？
http://ma-04x.net/all.html
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アッそうだった、インフルエンザのワクチンうつのやめてください！
いつもご苦労様です。
フランスで8月4日に流れた広島・長崎のドキュメンタリーイギリス制作のようです。下は45分カットされてます。
https://www.youtube.com/watch?v=u4MH_E_DUeA
Hiroshima The Aftermath | DOCUMENTARY
下はARTE と言うフランスドイツの共同制作のテレビ局のサイトビデオ少しの間見れるようです。フランス語95分
http://www.arte.tv/guide/fr/054197-000/hiroshima-la-veritable-histoire
下同じサイトでドイツ語
http://www.arte.tv/guide/de/054197-000/count-down-in-ein-neues-zeitalter-hiroshima
アメリカのビジネスは昔から汚いなと感じました。