
・実際のところは、事故当初は、測定器上限の10万cpmを超える汚染者が続出し、チェルノブイリでは強制避難区域レベルの汚染度が広大に発生し、あのIAEAでさえも日本政府に避難勧告を出しているのである。
・IAEAの事故評価(INES)でLEVEL-7(最悪)と評価されたのに、健康被害が起きないとすれば、高いカネのかかる原発安全対策などまったくもって不要のはず。
2011年3月11日に東北太平洋岸をおそった東日本大震災とそれに引き続く津波で、東北太平洋岸一体が甚大な被害を受け、とくに福島県双葉郡に立地していた福島第一原子力発電所は、原子炉を制御することができなくなり、IAEAの事故評価でLEVEL-7という最悪の原発事故を引き起こしたのは、皆様周知の通りである。
フクシマの放出量を簡単にまとめた表がある(すでにこの前提条件−炉心溶融率−はすでにまちがっているのだが、今回は保守的にこの値を認めることとする)

これらの試算では、チェルノブイリの放出量を下回ってはいるが、保安院でさえ、ヨウ素換算で37万テラベクレル(ちょうど1000万キュリーに相当する)とみとめている。
INESの評価を見てみると、LEVEL-7の基準は、
・放射性物質の重大な外部放出:ヨウ素131等価で数万テラベクレル以上の放射性物質の外部放出
・原子炉や放射性物質障壁が壊滅、再建不能
・原子炉や放射性物質障壁が壊滅、再建不能
である。フクシマは、すくなくとも37万テラベクレルであるから、LEVEL-7の基準のさらに10倍上をいっているわけで、紛れもない大規模事故である。
じっさいのところ、事故当初は次のようにIAEAが日本政府に避難勧告を出している。
時事通信 2011年3月31日(木)1時18分配信
【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)のフローリー事務次長は30日、ウィーンの本部で記者会見し、事故を起こした福島第1原発の北西約40キロにあり、避難地域に指定されていない福島県飯舘村について、高い濃度の放射性物質が検出されたとして、住民に避難を勧告するよう日本政府に促した。
同事務次長は「飯舘村の放射性物質はIAEAの避難基準を上回っている」と指摘。日本側からは調査を開始したとの連絡があったことを明らかにした
【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)のフローリー事務次長は30日、ウィーンの本部で記者会見し、事故を起こした福島第1原発の北西約40キロにあり、避難地域に指定されていない福島県飯舘村について、高い濃度の放射性物質が検出されたとして、住民に避難を勧告するよう日本政府に促した。
同事務次長は「飯舘村の放射性物質はIAEAの避難基準を上回っている」と指摘。日本側からは調査を開始したとの連絡があったことを明らかにした
実際次のような新聞報道もされている。

さらに、測定器上限である10万CPMを超える汚染者が続出したことは、放医研を始め、各種報道、レポートにも書かれているのである。

何が起きたかというと、今回の災害は、先ほどお話ししましたように、複合災害でありました。結局住民の方に汚染があっても、断水によって水がなかったため、除染ができなかった(図表17)。
最も簡易な除染方法は、汚染した洋服を脱いでしまうことです。ところが、気温が低くて雪が降る状況だった上に、皆さん着の身着のままで避難してきた。当然ながら着替えがないので、洋服を脱いで除染することもできないという状況になりました。そこで、除染をする基準値を引き上げざるを得なくなったということが、当時の実情です。
元衆議院議員の徳田毅氏のブログ(議員辞職に伴い削除済み)
10万CPMは、測定器の上限である。測定上限を超える被曝者が多数いたわけである。
そして及川副院長の話から驚愕の事実を知る。
3月12日の一度目の水素爆発の際、2q離れた双葉町まで破片や小石が飛んできたという。
そしてその爆発直後、原発の周辺から病院へ逃れてきた人々の放射線量を調べたところ、十数人の人が10万cpmを超えガイガーカウンターが振り切れていたという。
それは人から人へ二次被曝するほどの高い数値だ。
しかし、そこまで深刻な状況だったとは政府から発表されていない。
病院に立ち寄ることなく、被ばくしたことも知らずに、家に帰って子供を抱きしめた人もいたかもしれない。
そして及川副院長の話から驚愕の事実を知る。
3月12日の一度目の水素爆発の際、2q離れた双葉町まで破片や小石が飛んできたという。
そしてその爆発直後、原発の周辺から病院へ逃れてきた人々の放射線量を調べたところ、十数人の人が10万cpmを超えガイガーカウンターが振り切れていたという。
それは人から人へ二次被曝するほどの高い数値だ。
しかし、そこまで深刻な状況だったとは政府から発表されていない。
病院に立ち寄ることなく、被ばくしたことも知らずに、家に帰って子供を抱きしめた人もいたかもしれない。
震災直後、関東某所の避難所に、福島第一原発の作業員が妻と娘をつれて訪れた。彼は協力企業の人間からサーベイメーター(携帯用の放射線測定器)を奪うと、愛娘を調べ始める。すぐに針が振り切れ、ピーピーという大きな音。なだめる協力企業の人間から、「俺は毎日つかってっからわかんだ! やべえだろ、これ!」と怒鳴って取り乱す作業員。震災からまだ1週間ほどだったので、モニターを見て思わず息を呑んだ。
さらにあまりにも高汚染のために、取るものも取りあえず逃げ出した病院も報告されている。

そして、必要ないと大本営発表しながら、陰でこっそりとヨウ素剤を内服していた福島医科大の関係者たち
紛れもなく大量の被爆者が出ているのである。それを認めないどころか、全然被曝しないと今になって主張している面々がいる
【11月26日18時半〜】ふくしまの今を知る
福島論を叫んでいる開沼弘と、東大医科研から派遣された坪倉正治医師である。原発事故は、初期被曝をいかに防ぐかが重要なのに、「今の汚染はたいしたことがないから、健康被害は起きない」などと言う寝言を並べている。
放射能汚染地の人とは結婚させないが習慣になる怖さを書いた森田知宏医師である

ベラルーシ住民に福島の話をすると、「福島はチェルノブイリに比べると放射線量も低いし、ここで起きているような差別は起きないでしょう」と答える。
しかし、福島産の農産物への言われなき中傷や、原発事故後に流れた福島での健康被害に関わるデマなどを考えると、そうは思えない。恐らく原子力災害後の差別は、放射線量の高低とは関係なく発生する。
・・中略・・
前述の通り福島はチェルノブイリと比較して原発事故によって放出された放射性物質の量が少ない。野生のキノコなどを計測すると放射性セシウムが検出されるだろうが、流通している食べ物で放射性セシウムが検出されることはほぼない。
さらに、相馬市、南相馬市、いわき市などでは小学生・中学生にホールボディカウンターを用いた内部被曝検診が行われ、99%以上の子供で内部被曝が検出されないという結果が出ている。
森田医師には、原発事故当初の報道をもう一度振り返ることを強くお勧めする。東大医学部卒の秀才なのだから。
■関連ブログ
ヒロシマ原爆4000倍のデマ2012年09月21日
原発事故があれば国家は破産する−50年前の試算2013年01月10日
チェルノブイリでは強制移住2011年05月25日
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もぬけの殻となっていた双葉厚生病院−その時なにが・・(100万アクセス)2011年09月20日
1206.俊才の集う「相馬中央病院」のなぞ2014年11月05日
もう、読んだ途端に眩暈が起きた。
相手は細胞分裂活発な幼い幼稚園児。検出限界値未満というが、それは何時検査した話なのか?検出はどうやったのか?3.11前(0.1〜1ベクレル)との差は分かっているのか?もう考えたら疑問だらけ。
そしてこの記事を載せていたのは東京新聞。何だか惨荊新聞と何ら変わらないなァ、と思った次第(怒)
安全神話と復興神話は表裏一体なんだと痛感させられた。
幼稚園児にとって外部被ばくだってどれだけ危険なのかを理解していない新聞記者が居り、誤魔化そうとする学者も居て、何とか復興の足掛かりが欲しい福島人も居る世界が、今の日本なんだということを痛感させられた。
[Readings of environmental radioactivity level by prefecture (Fallout)]
(H27年10月分 [Oct, 2015])
http://radioactivity.nsr.go.jp/en/contents/11000/10525/24/195_20151130.pdf
上の資料から抜粋。除く福島県。
1 茨城県ひたちなか市 3.860 MBq/km 2 /月
2 宮城県仙台市 2.340
3 山形県山形市 1.500
4 栃木県宇都宮市 1.380
5 東京都新宿区 1.180
6 千葉県市原市 1.020
7 群馬県前橋市 0.690
8 神奈川県茅ヶ崎市 0.510
9 長野県長野市 0.442
10 埼玉県比企郡 0.300
11 岩手県盛岡市 0.230
該当地域にお住いの皆様には現在も絶え間なく星の光の如く降り注いででおります。
その一方で、こちらは連日敵国による空襲を受けているのに、我が軍が敵国を空襲したと言う話は一向に聞かない、こりゃおかしいぞ、絶対にこちらの方が負けているんじゃないの?と素直に疑問に思っていた田舎の小学生もいたそうで。
そして戦争が終わった後での、当時の指導者を始めとするさまざまな人々の弁解を今読み直してみると、この先もし真実が明らかになったとしても、まぁ同じような弁解をするでしょうね。歴史は繰り返す・・・。
ましてや今度の場合は、「善意」という言い訳が通用しやすいから、余計たちが悪いですけど。
話は変わりますが、こちらの佐渡沖で漁獲されたカレイからセシウムが検出されたそうです。http://www.fureaikan.net/syokuinfo/topics/t110322sengetsusui.html
まぁ1ケースだけですから、大騒ぎするほどではないかと思いますが・・・。
手前の両親の故郷は目と鼻の先に佐渡が見える出雲崎なんですが・・・
今年海保が発表した放射能調査報告書を見ましても佐渡沖でSr90,Cs137が検出されています。魚介類の汚染も時間の問題と思っておりました。
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/OSEN/housha/ho2014.pdf
日本を取り巻く海洋汚染はじわじわと日本国民の喉輪を締め付けているのが現状です。
福井県の名産「鯖のへしこ」、買うべきか買わざるべきか、思案している次第です。
恥知らずの厚顔な主張にもあきれるが
それを受け入れる国民も大馬鹿でしょ
現在まさにそれが再来してるのですよ
浜岡5号機
4年前の5月
およそ400tの海水が流れ込んだ‥‥
機器の検査結果を報告しました。
‥腐食はあるものの強度には影響なく
今後も使用できるものとしました。
‥腐食が進まないよう対策する‥
稼働した場合に影響が出ないか確認する
次の段階に移っていきたい。
アホなこと言っていますね。腐食したものは時間とと共に腐食は進行します。強度に影響します。中部電力は低能児の集まりですか?
家の柱なんかの鉄部分が腐食してきたら、皆さんペンキを塗り替えるでしょ?放っておけば倒壊です。
福一の2号機側の鉄塔は接合部が剥がれていて、倒壊が心配されています。倒壊の時に2号機の方にぶっ倒れたら、全て終了です。逃げることも出来ません。もう一度一億玉砕です。
学生の頃から知っている先生は福島ではチェルノブイリのような被害は出ないとおっしゃっておられた、しかし最近の福島の状況から
全力で今の状況に対処していくしかないとおっしゃっられたようです。
私はこの4年間の日本の状況になんとも説明のできないもやもやした気持ちで過ごしてきました。なぜ皆怖がらないんだろう、話題にならないのだろう。。。でも身近に見ていた先生のこの発言の変化でやっと納得できたんです。御用学者のことはわかりません。でも東京だけでなくほとんどの医師や学者は、そんな認識だったから誰も騒がなかったのかと。そんな被害が出るわけないだろう、ただそれだけなんだと。
やっと納得できたんです。喉に刺さっていた骨がとれたような気持ちです。
サニーさん 私の叔母の旦那は東大出の医者ですが、食べ物による内部ひばくには気をつけておられます。よろしかったら私のつたないブログですが詳しく書いてますのでどうぞ。今日は43歳の女優さん急死を知る。誰にでも福島第一原発事故以降は急死するリスクが高まっていると私は感じています。
日本人の出生数は5年ぶりに増加したのに、
人口の自然減は統計を取り始めた1899年以降で最大だそうです。
私のブログでも、この記事を紹介させていただきました。
日テレのNNNドキュメント 3・11大震災シリーズ(71)
「THE 放射能 人間vs.放射能 科学はどこまで迫れるのか?」
冒頭、アメリカの核実験アトミックソルジャーの実写、チェルノブイリ、福島3号機爆発の映像、そして病魔に冒された福島原発作業員三人のインタビューから始まり、解説は科学ジャーナリストの倉澤治雄氏。タイトルの後、まずベクレルとは何なのかという説明で、放射線が次々に氏の身体を突き抜けていく映像や、福島原発から放出された放射能は90万テラベクレルと、ズラズラと0が画面の端から端まで並ぶ...。
きりがないから後は書かないですが、内容は豊富で見応えがありました。院長先生のブログのところどころをバーっと復習しているような感じのレベルでした。中身を言っているときりがないので書きませんが、内部被曝や低線量長期被曝を突っ込んでいるのが本格的でした。
最後に倉澤氏が、私たちはみんな放射能を浴びたのだ、もう3.11前には決して戻らないのです、と。そしてある方の「これは静かなる殺人」という言葉で終わりました。
私はうすうすそのような番組があるらしいとは知っていたのですが見そこねて、今日検索して探し回りある方のブログに付いていた動画が開けたのでやっと見たところです。ありがたや。
消される前に保存しておかねば。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00333794.html
法的に、やっと2例目ですが、法的に認められてない被害者はどれ位居るのでしょう。