・理由として、「地震が起きても平常心を維持できるよう特別な訓練を重ねている」などと、いいわけにもならないことを平気で説明している。
・まったくもって許されないことだが、なぜこういった発言している本人でさえも信じられないウソをなぜつかざるを得ないのか、相手の立場に立ってみると九電の窮状もまたみえてくる。
九電が、再稼働の要件の一つとしていた免震重要棟の建設を反故にした。
川内原発、免震棟設置せず=事故対応拠点、収容人員減−九電
九州電力は17日、これまで川内原発(鹿児島県)に事故対応拠点として設けると説明してきた免震重要棟について、方針を転換し設置しないと発表した。設置済みの「代替緊急時対策所」で十分だと主張している。
九電によると、設置予定だった免震重要棟は地上3階建てで収容人員は300人。内部に事故対策の拠点となる緊急時対策所のほか、医務室や宿泊室、環境中の放射能測定をする部屋などを設ける計画だった。
九電は川内1、2号機の再稼働を急ぐため、一時的な施設として免震重要棟よりも早く造れる平屋の対策所を設置している。耐震構造で収容人員は100人。新たな計画では、対策所近くに地上2階、地下2階の「耐震支援棟」を建設し、医務室や宿泊室、放射能測定室などを造るという。
作業員は、耐震支援棟への移動のため屋外に出る必要が生じる。事故時に屋外の放射線量が高くなっている可能性もあるが、九電は「他の電力会社の対応も見ながら決めた」と話している。(2015/12/18-00:38)
九州電力は17日、これまで川内原発(鹿児島県)に事故対応拠点として設けると説明してきた免震重要棟について、方針を転換し設置しないと発表した。設置済みの「代替緊急時対策所」で十分だと主張している。
九電によると、設置予定だった免震重要棟は地上3階建てで収容人員は300人。内部に事故対策の拠点となる緊急時対策所のほか、医務室や宿泊室、環境中の放射能測定をする部屋などを設ける計画だった。
九電は川内1、2号機の再稼働を急ぐため、一時的な施設として免震重要棟よりも早く造れる平屋の対策所を設置している。耐震構造で収容人員は100人。新たな計画では、対策所近くに地上2階、地下2階の「耐震支援棟」を建設し、医務室や宿泊室、放射能測定室などを造るという。
作業員は、耐震支援棟への移動のため屋外に出る必要が生じる。事故時に屋外の放射線量が高くなっている可能性もあるが、九電は「他の電力会社の対応も見ながら決めた」と話している。(2015/12/18-00:38)
別の配信(東京新聞)
九電、免震棟新設を撤回 川内原発 再稼働の前提ほご 2015年12月26日 夕刊
九州電力は八月に再稼働した川内(せんだい)原発(鹿児島県)をめぐり、事故が起きた際に対策所を置くとしていた免震重要棟の新設計画を撤回した。川内原発の免震棟は原子力規制委員会の審査でも設置が前提とされていたが、対策所の広さが三分の一以下の暫定施設を使い続けるとしている。
九電は「方針変更は総合的に判断した。費用面も全く無関係ではない」としている。規制委幹部は「一度設置すると約束したものをやめるのならば説明が必要だ」として、九電に経緯や機能の説明を求める方針だ。
(後略)
九州電力は八月に再稼働した川内(せんだい)原発(鹿児島県)をめぐり、事故が起きた際に対策所を置くとしていた免震重要棟の新設計画を撤回した。川内原発の免震棟は原子力規制委員会の審査でも設置が前提とされていたが、対策所の広さが三分の一以下の暫定施設を使い続けるとしている。
九電は「方針変更は総合的に判断した。費用面も全く無関係ではない」としている。規制委幹部は「一度設置すると約束したものをやめるのならば説明が必要だ」として、九電に経緯や機能の説明を求める方針だ。
(後略)
これらの記事から、2つのことが読み取れる
・費用面で社内的なコンセンサスを取ることができなかった。
・他の電力会社と足並みをそろえた?
電力会社の説明文は、こちらに掲げてある。

・九電職員は4名の当直態勢
・運転員12名は、以前からとおもわれる
・協力企業36名
フクシマ50をまねて、それよりは人数が多くなるように設定したことがミエミエである。その中で4名の当直要員は24時間、365日であるから、職員は月に1度は回ってくるだろうし、事務系の人数が大半を占めることもある(役に立たない)ことも容易に想像がつく。
九電の職員はまだいい。おそらく、何の事故も起きないまま、ただ寝ているだけで給料がもらえるのだから。かわいそうなのは、36名の協力企業の人たちだ。実際に動員がかけられない限り、給料なしで発電所に当直せねばならないのだから。
これは、かなり不満がたまることであろう。いまに、
「発電所近辺に住んでいるのだから、自宅で休んでいても初動対応には何ら問題は生じない」
として、九電らしく反故にするのは目に見えている。また、ちらりと話しているが、
「費用面も全く無関係ではない」
は、社内的に原子力ばかりにカネをかけることが許されなかったと言うことが伝わってくる。以前、社長が
「一番気を使ったのは社員のモチベーション。組織は一度崩れだすと、なかなか元に戻すことができない」
と発言していたことである。約束を反故にするのだから、各方面の反発は強くなるはずで、「コケ」にされた原子力規制委員会も黙ってはいまい。さらに、あろうことか、次のような発言までしている。
(報道ステーションより)

「地震が起きても平常心を維持できるよう 特別な訓練を重ねている…」
そもそも、東電の対応が後手後手に回ったのは、地震によるゆれに恐れをなして右往左往していたからではない。地震があり、津波があって、補給路がずたずた、設備がずたずたになったからである。そんなことは、東電テレビ会議を少しでも聞いてみたらすぐにわかることだ。規制委員会を敵に回して、こんな誰にでも簡単に嘘だとわかるデマをなぜ、九電の社員がついているのか。ただ、声高に文句を言うだけではなく、もうすこし「社員」の気持ちになって考えてみる
九電の原子力村の人間は、できたら(無用だと思っていても)、免震重要棟を建設したいのは山々であろう。ところが、社長をトップとする経営会議で、「免震重要棟の建設費用は認めない」と決定された。だとすれば、原子力村の次の仕事は、この矛盾をうまく説明することになる。
・地震で動揺しない特別な訓練をしている
などというばかげたいいわけをひねり出す九電社員のレベルの低さがよくわかるではないか。おそらく
・火山の噴火を予知できる
と説明したのと同一人物が、この「いいわけ」をひねり出したのだろう。いかに愚かな人間が、広報のトップにいるかそれだけでもよくわかる。言い訳にならないいいわけを考え出し、それをあまりにもばからしいとわかりながら、説明する九電担当者たち。
原発を運転する資格など全くないことだけは、確かである。
■関連ブログ
1332.原発を持つ電力会社の内部状況を想像する2015年11月09日
1205.東電テレビ会議解説(34時間BD-R)発売2014年11月04日
タグ:九州電力
最後の書籍欄について。
小野田少尉は既にキンドルの中にありますから省略。
勝新太郎伝はキンドル版があるんですね。こいつを買おうかと思います。座頭市シリーズは全巻ブルーレイで購入して、既に全部観ましたから。
このままだと、当の地元の連中が何も文句を言っていないから問題はない、と九電が言い出しかねませんよ。
>「地震が起きても平常心を維持できるよう特別な訓練を重ねている…」
似たような主張のCMを、今東電が新潟ローカルのCMで流しまくってますわ。
そのCMを見るたびに私なんかは、これって、
「いかなる状況にも対応できるような訓練をしているので重大事故は起こりえませんので、なにとぞ再稼動へのご理解を」
と伝えたいのか?それとも、
「これだけの訓練をやっているのですから、重大事故が発生するのは文字通りの『想定外』の事態が起きてしまった時ですから、その時は責任を取る義務はこちらにはございませんので、県民の皆様はそのおつもりで」
と伝えたいのか?頭を捻ってしまいますね。
大体、消防団員として地元の火災現場での消火活動の経験がある自分から見ると、そのCMでの東電社員のポンプの扱い方やホースの伸ばし方なんぞ、のんびり過ぎて見ていられませんや(苦笑)。
その内容を知りたい。まさか震度5位で動揺しないなんて言わないだろうな(怒)
作るかどうかどうかの話がこんががるのは規制委員会と安倍(麻生)の駆け引きかな?
地元の首長は麻生と九電に牛耳られているから、何もいわんだろうし、、、。
やっぱこりゃあぁ、先生も政治家に出馬しなきゃダメですな(笑)少なくとも熊本から大声上げる必要性が出てきたんじゃないですか?
また表面にはあまり出ていませんが、熊本も含め九州には以前から反原発、反九電の粘り強い運動の底流があります。だからこそ震災ガレキが北九州に持ち込まれた時はその意味するところが直ちに理解され、猛烈な反対行動が起こって多くの人達が一斉に動きました。(そのときの経緯は「日本が核のゴミ捨て場になる日」沢田嵐著、の第5章にまとめられていて分かりやすいです。)福島の事故で九州の玄海原発や川内原発のとんでもない恐ろしさが生々しく分かるようになりました。注意深く見張って警戒していかねばならないと改めて思う新年です。院長先生今年もどうぞよろしくお願いします。
立場が弱い者に対しては、周りにも悪い影響なんてほとんどない、どうでも良いような事でもヒステリックに言い立てる。
「うつくしい国」の姿がコレなんでしょうかねぇ、
しかし免震重要棟あった所で…、
まあ開き直って無しで行くとかも論外なんでしょうけどねぇ。
「地震で動揺しない特別な訓練をしている」
ホームセンターにバッテリー買いに行く訓練かな……。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20160106227005.html
どうせなら泉田知事も、九電のこれについて東電社長に質問してみればよかったのに(笑)。
本題の電力会社が平気で嘘をつくのか、そして、それが、何のお咎めも受けないのか疑問を持って言います。
これは、恥の文化が日本から消滅したためでしょうか。
私は、その根底に、自分達のしていることは国(国体)のためだという意識があるのだとい思います。
電力会社しかり、政治家(安倍晋三等)しかり、官僚しかり、自分は国(国体)のために、発言し、行動しているので、下々はただそれを受け入れば良いと考えているのでしょう。
社会にそれを咎めるシステムが必要だと思います。そのシステムについてアイデアをお聞かせ下さい。
食べて応援CM。遠くに運んでまでガレキ処分を役人らが推進。
東も西も放射能内外被爆で、1億人総ガンや奇形児か
フクイチ原発事故、東亜の某国でも放射能残留の建材などによるガン。
そしてTPP。
遺伝子組換、枯葉剤、残留農薬、添加物など規制緩和によるガンや奇形、安賃労働…。
多国から輸入禁じられてる放射能ベクれた農作物を手に
日本は血税使った補助金の国民負担の強制と、ベクれてるのに攻めの農業という冗談レベル
OECD/NEA機関によると、フクシマ事故とかあっても関係なくさらに
アジアとアフリカにもあと50基ほど原発を作る予定だそうで
有色人種であるアジア人と、移民大量の東亜人・米国民・豪国・南米人の
環太平洋人口削減計画…?
今回のこれもそれなんでしょうね
新聞TVメディア鵜呑み度の高さを誇る日本1億人総白痴化で犠牲の方々…
自分で調べ理解する努力をなさらないのは残念としかいいようがありません
今日(1月21日)
オリンピック関連のニュースにて
森元首相が映ってました。
髪型、顔の肌つや
気になったのは私だけでしょうか?
甘利大臣の白髪
高市議員の雰囲気
国会議員さんを観察ちゅう。
人々が日常的に悪感情や攻撃性を発散している。
逆に日常的にもうろうとしている人々や単純機械化したような神経異常的な人々も多い。
もともとそういう所だと言えばそれまでだが、西日本でも有数の汚染物質拡散標的だけあって
さらにさまざまな悪政もあってか、殺伐化が急激。
ときどき首都圏にも行くが、ある面で首都圏よりもむしろ阪神のほうが衰退が早いのではないか。
もともと思考が浅い土地柄でウソやその場しのぎに慣れすぎていて、ウソもウソと認識できない。
むしろ日本中が崩れても東京だけはぎりぎり機能が残るという気もする。
電力会社の中で結局東電が一番マシなように。
地理が得意でない人は、茨城が福島の隣だとは知らずに安かったら買うでしょうね、と話しました。
元々産地など気にしない人もいるだろうし。
川内原発が再稼働してからは九州に保養に行く気持ちも薄れました。
最近は、ガイガーカウンターの数値も一時期に比べ低くなりました。
九州の原発が事故を起こしたときに、運悪く近くにいるよりは、福島から250km離れているここがいいかな、などと思う今日此の頃です。
まだ、少しはましだろうと思って、食べ物はなるべく西の方の物を選んでいます。
どうぞ原発事故が起きませんように。
ひょっとした、現安倍政権は、安倍を筆頭に、国民側に犠牲を故意に出、自分たちは、皆、極刑になった方がいいと思っているのかもしれない。
少なくとも、その方が、日本史には、名が残るので。
幼稚園の年少組の生徒でさえ分かる、DNAと放射線物質との鬩ぎあいと言う物理学を無視して、その安全が担保されると言う科学的論拠など、どこにもないのに、「線量基準を上げよう!」と軽薄無知・愚か残酷に言っている彼らが、決して見ようとしない、また、誰かにやらせようもない、切羽詰まった、現実は、ICRP提示レポも含め、下記なのだが。
http://textream.c.yimg.jp/res/textream-cimg/78/b0/1009501-el5feeeno/10212/88dd8873af0f07fb664bd11b0bab9cb2.jpg
http://textream.c.yimg.jp/res/textream-cimg/78/b0/1009501-el5feeeno/10212/fdb9bdecc34bed632c596d070d0f720a.jpg
下記のHPから追えます。
誰か必要項目をピックUPして医療現場で何がおきているか?
可視化してくださいませんか?
福島県立医科大学も全部拾えます。
DPC導入の影響評価に関する調査:集計結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000049343.html
国の医療情報から
福島県立医大の甲状腺ガンの手術実績が確認できました。
h26/4-h27/3までが平成26年度分
* (10)疾患別手術有無別処置2有無別集計_MDC10(Excel:7,476KB)
福島県立医科大学における甲状腺ガンの手術件数
平成21年度 17件
平成22年度 16件
平成23年度 43件
平成24年度 37件
平成25年度 66件
平成26年度 87件
因みに鈴木教授は平成27年3/31現在で福島県立医大で手術した甲状腺ガン調査での
手術件数はトータル97名と言ってました。
23年から26年度(27/3/31)の福島県立医大の手術件数は233件(内甲状腺調査分97件)
残りの233-97=136人
厚生労働省
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先生twより引用させていただきましたが
免振重要棟も無い 建設不能な半島の突端で
MOX燃やすと100億儲かるのかな?
多分速くPu欲しい部署の要請
100億って80万キロワット2機分の売り上げぐらいでは
解りやすく1本blogお願いします。
放熱 細管の漏れも標準装備ですし
事故の危険解っていても速くお金が欲しいのでしょうが道ずれになりたくないです。
発電所稼動、事故、差し止めなのに調整中とは?
心配です。
福井県環境モニタリングは正常だが?