2016年11月23日

1408.フクシマ後の「ストレス」で、極低体重」の割合2〜3倍に、脳性マヒや知的障害も

・フクシマゲンパツ事故後のストレスで、胎児に大きな影響が出たことが発表された。
・「被曝」を「ストレス」と言い換えるのは、原爆による被曝被害の時から見られたことであり、驚くに値しない。
・原因は「ストレス」と発表された時点で、「被曝」によると考えて良いと私自身は考えている。

NHKが、フクシマ原発事故後の胎児への影響について、報道した。

震災後に妊娠の赤ちゃん 「極低体重」の割合2〜3倍に

11月21日 18時00分

東日本大震災から3か月以内に妊娠した福島県の女性は、赤ちゃんが「極低出生体重児」と呼ばれる体重1500グラム未満で生まれる割合が、震災前の2倍から3倍にのぼっていたとする分析結果を日本医科大学などのグループがまとめました。グループでは、「震災後の精神的なストレスが原因と考えられ、災害時の妊婦のケアを充実させる必要がある」と話しています。

これは日本医科大学などのグループが福島県と合同で東日本大震災の前後に妊娠した県内の女性1万2300人を詳しく分析した結果、わかったものです。

それによりますと、震災後3か月以内に妊娠した女性は1728人いましたが、生まれた赤ちゃんが体重2500グラム未満の「低出生体重児」だった女性は、全体の11%にあたる185人で、震災前に比べて2ポイントから3ポイント増えていました。

さらにこのうち、赤ちゃんが体重1500グラム未満の「極低出生体重児」だった女性は20人で、震災前の2倍から3倍の高い割合にのぼっていました。「極低出生体重児」は、脳性マヒや知的障害などの合併症のリスクがあり、出産後、多くの場合、NICU=新生児集中治療室での治療が必要になります。こうした割合は、震災から4か月後以降は震災前の状態に戻っていました。

分析を行った日本医科大学の中井章人教授は「災害時に精神的なストレスを強く感じることが、早産や低出生体重児の原因になることが指摘されていて、東日本大震災でも同じ原因と考えられる。災害時に妊婦が不安や悩みなどを相談できる支援態勢の強化が必要だ」と話しています。


福島原発事故と関連して周産期死亡が増加したとの論文が医学雑誌『Medicine』に掲載されました
By admin – 2016年10月3日Posted in: Featured, メディア掲載

周産期死亡が福島とその近隣5県と千葉・埼玉・東京で明らかに増加しているとの論文を掲載することができました。

ドイツのこの分野で非常に著名なHagen Scherb氏と森国悦・林敬次の共著として、Medicine レジスタードマークというインターネット専門の査読付き医学雑誌に掲載されました(Google で、「perinatal mortality fukushima medicine」で検索し、無料で入手できます。以下のFig.は論文のものです。)。
<内容の概略>

2001年から順調に減少していた周産期死亡(妊娠22週から生後1週までの死亡)率が、放射線被曝が強い福島とその近隣5県(岩手・宮城・福島・茨城・栃木・群馬)で2011年3月の事故から10か月後より、急に15.6%(人数としては約3年間で165人)も増加し(Fig.3)、そのまま2014年末まで推移しています。また、被曝が中間的な強さの千葉・東京・埼玉でも6.8%(153人)増加(Fig.4)、これらの地域を除く全国では増加していませんでした(Fig.5)。これは、チェルノブイリ後に、ドイツなどで観察された結果と同様です。

チェルノブイリと違い、東日本大震災では震災と津波の直接の影響がありました。これまでの同様の調査では、震災直後の一過性の周産期死亡率の増加がありました。そこで、今回は津波の人的被害が著しかった岩手・宮城と、比較的少なかった他の4県を分けて検討してみると、震災直後の増加は岩手・宮城で著しく(Fig.7)、他の4県では見られませんでした(Fig.6)。これは、津波・地震の一過性の増加は津波・地震の影響によるが、10ヶ月後からの増加は津波・地震の直接的影響ではない可能性が高いことを示します。

なお、この論文の強さの一つは、誰もが入手できる、厚労省発表の公的な統計から導いたもので、元データへの疑問はつけられません。

限界性は、その増加が被曝と関連することを直接証明したわけでないことです。しかし、この増加を説明するその他の要因は、地震・津波の直接的な影響も含め考えにくいことを論証しています。

最後に、今回の結果は政府の帰還政策と関連すること、オタワ宣言が強調するように、政府として、健康に対する環境要因を検討することを求めています。


さらに、別の論文

2016112301.jpg 乳児の死亡の主な原因は、多くの場合、出産時の体重が平均よりも低体重(2キロ以下)であることが考えられます。乳児の低体重率は条約締結後に低下し、そのまま降下するはずでした。
 しかし、2つのことが起こりました。
 ペンシルバニアでスリーマイル島事故と呼ばれる大きな災害が起こりました。ハリスバーグ近辺の原子力発電所の原子炉事故です。その後しばらくして乳児低体重率の下降が止まり上昇し始めました。
 それから1986年のチェルノブイリ原発事故です。それによって放射性降下物質が世界中に広がりました。
 低体重率はその後上昇し、大気核実験が行われていた時期と同じレベルに戻ってしまいました。このころから明らかになったことは、放射性降下物(Nuclear Fallout)が、原子炉事故と原子力発電所の通常運転による放出にとって替わられたと考えられることです。


東日本大震災後に「ストレス」が原因とされた異変には次のようなものがある。

耳なしウサギ


心不全

そして、この「ストレス」による影響は、長崎原爆投下地点から十二キロ地点でも見られていると医学者達は主張し、被曝ではないという。

 東日本大震災後には、原発事故が起き、被曝したのは間違いない。その影響を一切考慮せずに、「ストレス」で済ませようとするのが、現在の医療体制、政府の考えなのである。なぜ、「被曝」の影響を最初から無視しているのか。そして、「健康被害は一切起きていない」と主張する人たちもたくさんいるが、なぜ健康被害が一切起きていないのに、「帰宅困難地域」が存在しているのか。ちょっと考えれば、矛盾していることは誰にでもわかる。健康被害が起きないのならば、ゲンパツの敷地内であっても全面マスクなどは不要であるはずだ。安全なら、そもそも測定する必要もない。

 震災後のストレスといわれたら、ははーん、原因は「被曝」か。と考えるのが、妥当であろう。何しろ、被曝は目に見えないのだから。

■関連ブログ
地震に揺られたストレスで、耳なしウサギが生まれた−北里大学伊藤伸彦教授2013年03月25日
1083.反原発運動家のまき散らした風評が、多大なストレスをもたらし、心血管イベントが多発−山家智之東北大学医学部教授2014年05月29日
フクシマ後に急増する川崎病−放射能被曝も一因か2013年10月09日
被曝を「心理的被曝」、ストレスと言い換えるこの国の医療2012年08月17日

  
posted by いんちょう at 19:41| Comment(2) | 原子力
この記事へのコメント
関東・東北並びに静岡県での胎児性手足欠損症や心疾患調査は或るブロガーさん。大人も含めた心臓リューマチはホワイトファームさんで、どちらの増加も厚生労働省発表の数値を精査したものです。欠損は13年度静岡で10年度比445%。心疾患北関東で最高385%心臓リュウマチは関東東北全体で350%増加です。
調べる力と知能が有る人が調べれば分かるんですよね。
まァ、私なんかにはそんな能力有りませんのでそういう事を調べた、という方の話を信じるしか有りませんが、今までのヒロシマ・ナガサキやチェルノブイリ・スリーマイリなどの話と合わせれば同じような数値が出て来てるのは理解できますので、それで良いと思っています。
先生も厚労省のサイトに入って調べてみたら如何ですか?医者としての知見で調べれば色々出てくるんじゃないですかねェ?
Posted by 武尊 at 2016年11月23日 20:55
Wikiのストレスの所を読むと「物理的ストレッサー」の所に某物質の放つ線の事も書いてありますね、
広い意味のストレスで間違えはないんだな…と、
勝手に精神的な物と勝手に勘違いした人が居るだけなんですよー、とかそういう事でしょうかね。

精神的ストレスだというならば世界いたるところで精神的ストレス受けている人たちとか、
ブラック企業とか学校とか行政が与えるストレスではどうなんでしょうかねぇ、
企業・学校・行政なんかはタダチニ精神的ストレス与えないように法規制しないといけないんでしょうけどね、
するんかな?と。
Posted by 大阪のアホなおっさん at 2016年11月26日 15:15
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