2016年12月05日

1411.フクシマで甲状腺癌が増加したことを否定する論文が発表

2016120501.jpg・福島の子どもは、十分な量のヨウ素を接種していたため甲状腺がんの危険性を減らすのに効果があったという論文をひらた中央病院が発表した。(グラフ出典
・実際には甲状腺癌は激増しているのであるから、矛盾する論文であり、何を主張したいのか全く理解できない。
・この調査は、フクシマとチェルノブイリで甲状腺癌の発症状況が異なる−放射能安全派の主張する理論−の一つの解になるのではないか。
 もはや隠しようがなくなってきた福島県における小児甲状腺癌の多発。検討部会は、いまだに「健診のやり過ぎ」だと主張しているが、手術症例に遠隔転移がみられていることが示されている。さらには、検討部会の進行状況がおかしいとして、評価部会長が辞任する騒ぎにまでなっている

 もはや、福島県の甲状腺癌が増加しているのは事実伊賀の何物でもないこの状況で、あの「ひらた病院」がトンデモ論文を発表した。

福島の子 食生活で被ばく低減 原発事故前からヨウ素摂取
毎日新聞2016年11月6日 07時00分(最終更新 11月6日 07時00分)
 東京電力福島第1原発事故の影響について、福島県などに住む18歳未満の子ども4410人を調査した結果、大部分の子どもが甲状腺がんの危険性を減らすのに十分な量のヨウ素を食品から摂取していたとする研究成果を、ひらた中央病院(同県)などのチームが米専門誌「サイロイド」に発表した。昆布などを多く取る日ごろの食生活により、事故時にも甲状腺被ばくを低く抑えられたのではないかとみている。
 危険性を十分に減らしていたにもかかわらず、甲状腺癌が増えたのはいったいどういう理由か。どこをどう考えてみても、被曝意外には考えられなのにである。

 そもそも、増加している状況で、「被曝を低く抑えられた」と説明をされたところで、安心する人など一人もいるはずがない。このような論文を出す目的はいったいどこにあるのか、理解に苦しむ。単に、加害者である東電の責任を軽減するだけではないか。

 ところで、いままで放射能安全派の指摘していた論拠の一つに
・チェルノブイリは0歳から5歳で多発しているが、福島ではその年齢は発症していない。
・「乳頭がん」と呼ばれる一般的なタイプが121人と大半を占め、チェルノブイリの原発事故で増えたとされる「充実型」と呼ばれる種類は見られなかった

がある。これらの相違点は、事故前のヨウ素の接種量が異なっていたからと考えるべきではないのか。

2016120502.jpg

未だに、被曝量が少ないから大丈夫と、壊れたレコードのように主張して、いったい誰が安心できるというのだろう。不思議である。

■関連ブログ
1232.福島小児甲状腺の被曝被害はない−独自費用で数億を調達する平田病院の出した結論2014年12月09日
1403.「放射線の影響は考えにくい」に疑問−福島の甲状腺検査 清水一雄評価部会長が辞表2016年10月24日
1396.遠隔転移、再発まで認められたフクシマ小児甲状腺癌は、「健診のやりすぎ」2016年09月29日

 
タグ:甲状腺がん
posted by いんちょう at 20:52| Comment(9) | 原子力
この記事へのコメント


「被曝を低く抑えられた」論文を出す目的は…


⇒心筋梗塞寝るとダウン 加速度アップで… 


 東日本から 北海道・西日本・海外への

 避難・資本逃避を 心理的に 阻止する

 米国奥之院・霞ヶ関官僚の 思惑かな?


Posted by 不眠症 at 2016年12月07日 07:13
放射能(被爆)の影響についての論文は論理が破綻しているものが多いのは周知だと思うが、論文というハクに騙されてしまう人の浅はかさを思う。
嘘を何回聞いても騙されない人は結構いるそうだから、そういう人に今は期待している。
Posted by 元技術者 at 2016年12月08日 12:54
5年経過して、当初見通しを大幅越で、フクイチ処理に21兆超えの試算。あきれるばかり。
未だにデブリがどこにあるのかも不明なので今後、更に増えるでしょう。

出力同規模の火力発電所が同じ津波被害にあったと想定したら、被害額は1千億を超えていただろうかと思うと、勿論、国土海洋の放射能汚染もなく、健康被害も無かったかと思うと、本当に腹立たしいし、なんと愚かしい有様かと憤る。

この期に及んで、原発再稼働を図るなどキチガイの所業としか思えない。
この国の官僚政治屋はどこかネジが外れ狂っている。
Posted by uttegaeshi at 2016年12月09日 18:54
>フクイチ処理に21兆超えの試算。
その費用は電気料金に上乗せするのだとか。
福1事故後でさえ、「原発の発電コストは他の発電よりも安価」と国は嘘をつきまくっておりましたが、結局原発のために、電気代が高くなってしまいましたな(苦笑)。
まぁこの先我々を待っているのは、福1事故処理費の高騰と、それに伴う日本の経済破綻でしょうよ。少なくともこの先電気代がどんどん上っていけば、国民は他の支出を切り詰めて節約に走るでしょうし。つまり、個人消費は冷え込んでいくでしょうね。
Posted by 新潟県民 at 2016年12月10日 10:02
先生、安保徹先生、亡くなりましたね・・・・。
Posted by 風 at 2016年12月11日 00:22
フクイチ放射能大明神の神社建立を提案します。
荒ぶる放射能汚染を鎮める願いを込めて。
子神社に放射性セシウム神社とか神社隠れ溶融スラグ神社とか。
ただ、神主、巫女のなりてがいないこと。参拝者が汚染イノシシしかいないこと。

Posted by uttegaeshi at 2016年12月11日 19:09
今日のニュースで言っていました。
東電社員が甲状腺がんを発症したのは、被曝による労災だそうです。
子ども達が甲状腺がんを発症しても、被曝が原因だとは考えにくいと、随分前から言われています。
なぜなのか、どなたか私にでも解るように説明してください。
Posted by emoto55 at 2016年12月16日 23:07
ヨーロッパ全土で不可解な放射性ヨウ素検出される
https://motherboard.vice.com/en_us/article/nobody-is-sure-what-caused-a-mysterious-radiation-spike-across-europe

これ福島の隠蔽じゃないかと疑っています
Posted by 千葉の酔っ払い at 2017年03月12日 20:25
こんにちは。

平田病院の論文は読んでませんが、以前、慶應大学SFCと伊東病院が共同で出した論文には、
「震災前の食生活におけるヨウ素摂取と甲状腺検査の結果について、関係性はなかった」
と結論付けてましたよね。

現実には、福島県では甲状腺に異常がある子供の方が圧倒的に多いんですから、事故で出た放射性ヨウ素は食生活で予防できる範囲を超えていたと推論するのが妥当でしょう。

全く、理解できません。



以前にも書きましたが、最近は、首都圏の劣化が激しいと感じています。
健康被害も身近に聞きます。

若い人や小さなお子さんのいる方は、首都圏を出るべきだと私は考えています。
この度、放射能について調べたことや実際に起きたことを本にしました。

拙著ですが、多くの方に読んでいただきたいと願っております。
アマゾンのURコードを張らせてください。
どうぞよろしくお願いいたします。

Tokyo放棄 (上、中、下)
https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_ss_ime_i_1_8?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=tokyo%E6%94%BE%E6%A3%84&sprefix=Tokyo%E3%81%BB%E3%81%86%E3%81%8D%2Caps%2C267&crid=BAWOG8GUTAOV
Posted by 三浦のおばさん at 2017年03月17日 15:02
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