2017年01月07日

1418.第1回廃炉創造ロボコン 開催される

2017010702.JPG・2016年12月に「第1回廃炉創造ロボコン」なるコンテストが福島県の楢葉町で開かれた。
・このコンテストの目的は、「学生にロボット製作を通じて廃炉に興味を持ってもらうこと」らしい
・コンテストの行われた楢葉遠隔技術開発センターの巨大な建物。この箱物にも度肝を抜かれた

第1回廃炉創造ロボコンなるコンテストが2016.12.3に開かれた。

NHKの記事
「廃炉ロボコンに挑め!」(くらし☆解説)

土屋 敏之 解説委員

◇福島第一原発の建屋内を模した階段を登る、手作りのロボット。 長い首を伸ばして二階の様子を調べるロボットや地面すれすれに浮かんで地形を調べるロボットも。
12月3日、福島県で「廃炉創造ロボコン」が開催されました。全国の高等専門学校の学生たちが、アイデアと技術を競いました。その結果は!?
2017010701.JPG

福島第一原発の廃炉を進める力になりたいと地元の福島高専が全国に呼びかけて、文部科学省のプロジェクトとして初めて行われたものです。原発内には、これまでも遠隔操作ロボットが投入されてきましたが、壊れたり戻って来られないものもあって難航してきました。
呼びかけたのが高専と言うことがありうるのだろうか。まず、このコンテストの成り立ち自体が不自然な印象を受ける。東電、現在倒産が噂されている東芝、あるいは「日本原子力産業協会」なり、それなりのスポンサーと有力者がつかなければ、このようなコンテストを行う予算など下りるはずがない。

 第一報

「第1回廃炉創造ロボコン」に15チーム出場決定
投稿日時:2016.06.17ニュース

 福島高専は6月3日、文部科学省と廃止措置人材育成高専等連携協議会(会長:中村福島高専校長)が主催する「第1回廃炉創造ロボコン」に、全国の国公立高専から13校、15チームの出場を決定したと発表した。

 このロボコンは、文部科学省の委託事業「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業『廃止措置研究・人材育成等強化プログラム』」の一プログラムとして開催するもので、ロボット製作を通じて学生の廃炉に関する興味を持たせると同時に、学生の創造性の涵養に貢献し、課題解決能力のみならず課題発見能力を養うことを目的に全国の高等専門学校生を対象としている。

 政府の東京電力(株)福島第一原子力発電所の1〜4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップでは、「中長期の視点での人材育成及び大学・研究機関との連携」が協調されており、本ロボコンで提案された手法・ロボットは、必ずしも直接的に福島第一原子力発電所における廃止措置現場に適用されるものではないが、優れたアイデア・技術については、その適用可能性を検討することとしている。

 ロボコンは、12月3日(土)、福島県楢葉町にある日本原子力研究開発機構(JAEA)楢葉遠隔技術開発センター(通称:モックアップ施設)で開催される。競技内容は、福島第一原子力発電所の原子炉建屋内を想定し、競技フィールドを「モックアップ階段」と「ステップフィールド」の2種類設定し、あらかじめ設定してある競技フィールド内の環境をクリアするもので、10分間のプレゼンテーションと10分以内の実演によって競い、最も優れたロボットには「最優秀賞」を授与するとともに、アイデア賞や協賛企業からの特別賞等も表彰対象としている。また、翌年の1月28日(土)には、廃止措置人材育成高専等連携協議会総会がいわき市で開催されるのを機に、優秀な成績を収めたロボットの成果発表が行われる一方、各校では、ロボット製作の過程などをまとめて本科の卒業研究や専攻科の特別研究として発表することも期待されている。

〈参加チーム〉
ロボット名(高専名) 
・スクウ&イット(函館高専)
・HOPE(函館高専)
・U-Bo(ユーボ)(旭川高専)
・サクラバード1号(仙台高専)
・サクラバード2号(仙台高専)
・Hairon(福島高専)
・進晴 (すばる)(東京高専)
・RITORNO (リトルノ)(富山高専)
・福鶴1号(舞鶴高専)
・Stepウォーカー(奈良高専)
・R.A. ( Radiation Analysis )(高知高専)
・Get The Situation 〜できるんばい〜(北九州高専)
・SANRED(Semi-Automatic Nuclear Reactor Exploration Drone)(熊本高専)
・ジャスティスbP(東京都立産業技術高専)
・TOM2(大阪府立大学高専)

 利権の臭いがぷんぷんしてくるのは、気のせいだろうか。

日本原子力産業界も手放しで喜んでいる
将来の廃炉を担う技術開発や人材育成に期待する〜若い世代に関心を持ってもらうための取組み〜
2016年12月14日
一般社団法人 日本原子力産業協会
理事長 高橋 明男

 東京電力福島第一原子力発電所では、現在廃炉に向けた作業が進みつつある。しかし、廃炉作業は30〜40年程度かかるものであり、着実に遂行するためには中長期的な人材育成と新たな技術開発が欠かせない。それには若い世代にまず福島第一の現状や廃炉に関心を持ってもらうことが必須となるが、これに関して先頃歓迎すべき2つの事例があった。

 1つ目は、12月3日、廃炉に必要な技術基盤を確立するため今年度から本格運用を開始した福島県の楢葉遠隔技術開発センターにおいて、全国の高等専門学校生を対象とした第1回廃炉創造ロボコンが開催されたことである。これは福島第一の廃炉作業を念頭に、実際の現場を模した会場でチームごとにロボットを遠隔操作し、所定の課題をクリアするためのアイデアと技術を競うもので、地元の福島高専が中核的役割を担い、全国から13校15チームが参加した。
 本ロボコンの主な目的として、学生にロボット製作を通じて廃炉に興味を持ってもらうことが挙げられており、さらに今回若い世代を対象としたコンテストが開催されたのは画期的なことであり、関係された方々に敬意を表する。
 コンテストは福島第一の原子炉建屋を想定して過酷な条件設定のもとで実施されたこともあり、本番では多くのチームが所定の課題に苦戦を強いられた。実際のロボット製作の困難さをあらためて認識する結果となったわけだが、そもそもモノづくりや技術開発は簡単なものではない。まずは廃炉への関心を高めつつ、困難な課題に果敢にチャレンジする姿勢が大切である。
 本ロボコンは来年も同じ課題で開催されることが決定している。各校とも今回の経験を糧とし、後輩にも志を引き継ぎつつ、次回もぜひ既成概念にとらわれない斬新かつ豊かな発想でチャレンジをしていただきたい。それが出来るのは若者の特権でもある。


楢葉遠隔技術開発センター
2017010702.JPG
いったいどれだけの巨費が税金から注ぎ込まれたのか。小さく見える車を見れば、想像を絶する大きさなのは、間違いない。

実際のコンテストの様子


原子力村が着々と税金を使って、さらに肥え太ろうとしているのは明らかである。これらの廃炉関連費用を含めても原子力が一番安いなどと言うデマを報道できるのはなぜなのか。マスコミの良識はいったいどこにあるのだろうか。

■関連ブログ
1412.チェルノブイリ200トン、フクシマ600トン 溶融燃料の始末2016年12月12日
1398.フクシマの後始末費用8兆円を要求する恥知らず電事連と原子力村2016年10月05日
1281.経産省が「頭脳」を駆使して作り上げた「原発最安価神話」2015年06月14日


タグ:ロボコン
posted by いんちょう at 19:34| Comment(2) | 原子力
この記事へのコメント
本当にフクシマは日本の一大イベントですね。食べて応援、凍土壁、ロボコン…毎日、話題が尽きません。

大学では科研費が有名ですが、高校向けには、文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールSSHやスーパーグローバルハイスクールSGHのように直接研究費が学校に配分される制度があります。学校側では機器、消耗品、研究発表、交通費などに関して経費として利用できます。

高校関係の研究予算は財務省が積極的で審査が緩いので、文部科学省の仕事と財源確保の最近のトレンドだという話もあります。

私立学校も含めて学校が利権に巻き込まれて少しづつ変質することが起こっていますが…カネまみれの日本にふさわしい現実でしょう。

フクシマ事故の数年後に放射能に肯定的な研究に研究費用を助成するプログラムの案内がありました。事故前には個別に案内が来ることなどはまずなかったのですが…。

カネがジャブジャブあふれ出るような国以外では原子力などできません。日本に生まれたことを感謝しなくてはいけませんね。

Posted by 夢 at 2017年01月08日 17:59
総括原価方式の会計方式を変えない限り、予算じゃぶじゃぶ、使えば使うほど電力会社の給料が増える。
NHKが矛盾を指摘してくれればいいんだけどね。
Posted by 絆¥ at 2017年01月08日 22:21
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。