2017年03月09日

1425.2号機格納容器の530Svは火力発電所の火の上と同じ−開沼博

2017030901.jpg 御用学者として、ご活躍になっている開沼博氏がまたも、超弩級の発言をしている。

 題名からして香ばしい臭いのする次の記事から

数十秒で死ぬ場所? 福島第一原発内のローソンは「生茶」も「うまい棒」も買える
特集「被災地、東北の今」第5回 2017.3.9 清水俊宏

「530シーベルトと言われて怖がる人が多い。2号機の格納容器内部へ行けば、高い放射線量ですよ。そりゃあ、『横に行けば数秒で死ぬわ』と思います。火力発電所の火の上に30秒いれば死にますよね。それと同じです


原発と火力発電所の仕組みは同じという話を聞いたことはあったが、530Svの放射能と火力発電所の火を平気で比較するとは本当に驚き以外の何物でもない。確かに両方死ぬのはたしかであるが、火は簡単に消せるのに対して、原子の火は消せないし、被曝をする。遠くから火に当たっていても身体が温まるだけだが、放射能を遠くから浴びたら、少量でも人体に影響が出てくる。
 いや、そもそも人類が大昔から使用している火と放射能を恥ずかしげもなく比較するとは、その発想は理系の人間には思いつかない。なぜ、こんな発言を平気でする人物が、福島の「救世主」の様にあがめられるのだろうか。
 また、この人物が教鞭を執る立命館大学。本当に大丈夫か。

「心頭滅却すれば、放射能もまた 恐るるに足らず」

 こんなことを言われて喜ぶ人がいるのだろうか・・・

■関連ブログ
2017年02月06日
1422.2号機格納容器下部で検出された毎時530Svの放射能とは
1345.「放射能の被害の大半はわかっている」と主張する竜田一人氏の主張2015年12月28日

  
タグ:開沼博
posted by いんちょう at 19:55| Comment(8) | 原子力
この記事へのコメント


 御用学者 開沼博 氏が 教鞭を執る 

 立命館大学。 本当に大丈夫か。


⇒少子化で 学校経営 何処も彼処も 四苦八苦

 カネ 欲しさに…

 遂に立命館も アメリカ戦争屋に 寝返りか?

 しかしだな…

 反戦争屋トランプ当選で 米国は変わったが…

 どうする? 立命館? 開沼博?

、  
 
Posted by 不眠症 at 2017年03月12日 10:46
「交通事故では、既に積算で、
 国内100万人が亡くなっていますが、
 原発で、それだけ死にましたか?」    (ミキハウス・木村皓一社長(推進屋さん))

「はい。死にました。  
 福島事故から、僅か6年。皆晩発で。」  (国発信の健康/人口統計の
  ウォッチャー)
http://textream-cimg.west.edge.storage-yahoo.jp/78/b0/1009501-el5feeeno/11836/e0aaf14757f9561ee7f1a89e43150cb3.jpg
http://textream-cimg.west.edge.storage-yahoo.jp/83/80/1007011-bb0ia9bde9a96h/1765/28da8953890caa1e1c17fc84f47c587b.jpg
http://textream-cimg.west.edge.storage-yahoo.jp/78/b0/1009501-el5feeeno/11838/bf735c5219e22d9276b7df90bee653c6.jpg

災害列島で、再稼働は常軌を逸し!
しかも、事故っても、誰も責任取らず。
原発1基で事故が起これば、
事故現場修復と健康被害のリカバリーで、800兆円が飛んでしまうと
(日本の国家予算2年分。一人頭割り635万円、独試算)
必ず被爆するような、避難プランなら、
策定しない方がマシ。
即ち、原子力の火入れは、国家の自殺行為。
Posted by 浮き舟 at 2017年03月13日 04:33
開沼さんは直接存じ上げないけれど、原発事故以降、何かの論評をなんどかインターネット上で目にしたことがある。まあ、ここに取り上げられた発言だけを切り取れば、(放射性物質の危険性に関する本質を捉えそこなっているという根本的な致命傷は別として)、限定的な文脈における極論としては、間違った発言はしてないと思うが、彼の学者としての信頼性を損なう、最大の問題点の一つは、「藁人形話法」を多用しすぎてしまう点だろうか。

これは、いわゆる「ニセ科学批判」を信条とする、インターネット上の自称論客たちが、多用して、論を有利に運ぶためのテクニックだけれども、議論の場でこれを、悪びれずに多用する学者は、学者としての重大な欠陥を抱えている。
開沼さん自身、「データを重視せよ」とか、「統計に立脚して」と、偉そうに言っている割には、自分自身は、事実を屁ほどをも重要視していないわけだ。私は個人的には、文系論客における藁人形話法は、理系におけるデータ捏造や、画像操作と同じ、悪意の作為と捉えている。対話式議論のスタート地点は、批判対象の正確で厳密な把握と、定義、論理の厳密性を守る事。それができないのなら、アカデミア人としては欠陥であろう。

結局彼がやりたいのは、自分の論を優位に運ぶことなのかな。議論の相手や批判対象の事実などどうでもいいわけで、印象操作で目立ちたいだけなのかもしれない。
彼の議論のあざとさは、私などでなくても、かれの論調をある程度目にすれば、わりと多くの読者にはすぐにわかるものだと思うが、私などは、かれのそういう議論のいい加減さが気になって以降、全く学者として彼を見ていない。せいぜい、アジテーターという捉え方。ツイッターなどに多く巣食っている、ニセ科学批判論客なんかも同じだな。

結局、上野千鶴子とかも、かれの著書には違和感を感じていたようだが、ほんの少し私の感じ方とかぶるところがあるような気もする。
Posted by 通りすがりの学者 at 2017年03月13日 07:25
高線量の放射能と燃え盛る火の危険性を同次元で語るのは原発のシビアアクシデントと交通事故を同次元で比較するのと似ています。

放射能の厄介な点は、その有害性の効力が人間の寿命より、途轍もなく長いということにあり、一端、大量に漏れ出すと人間の手で制御できない点にあります。

人間は火を制御することによって文明を発達させてきましたが、制御できない大量の放射能は人間の文明、生物と相いれないものと思います。
Posted by こうじかび at 2017年03月13日 13:31
 そういや福1事故から6年が経過、という事で、いわゆる自主避難者の問題をマスコミが取り上げておりましたね。
 でも私が以前から指摘しておりますが、他の都道府県民が福島は汚染されている事を指摘すると、マスコミは人非人扱いして袋叩きするのに、自主避難者に対しては、かわいそうな方々としてひたすら同情しまくるというのも何か違和感が・・・。
 だって、国や御用もとい権威ある学者先生が科学的見地に基づき安全だといっているのに、放射脳な妄執に取り付かれた挙句帰還を拒み、故郷の復興に協力しようとしない不忠者じゃないですかその方々は。
(この文章は、ある方面へ向けて、かなりの毒気と皮肉を込めて書いておりますので、誤解なきよう)
Posted by 新潟県民 at 2017年03月15日 20:12
福島原発は6年間「停止」していて1ワットの電力も発電していない。
それと稼働中の火力発電所とは、どう考えても条件は「同じ」ではない。
さらに530シーベルトをほぼ半永久的にコントロールできないことが問題だろう。
Posted by 原発難民 at 2017年03月21日 19:05
困った奴らだな

このページの医者と称する人に言いたい

>放射能を遠くから浴びたら、少量でも人体に影響が出てくる。

これは医師の言う事じゃないよね。
第一選択になってる癌も有るし、PETでも
使うのは知ってるはず。
それを少量でも影響が出る?頭が可笑しいか医者と言えないヤブだね。
PETで副作用が出たなんてほぼ無いぞ。
最近はアルツハイマー、てんかんや心筋梗塞でも使われてるぞ検査1回当たり約2.2msv全身被曝するわけだからね

癌治療の放射性医薬品による治療選択や、照射選択をことごとく否定する医者ってどうよ。
全部の人に予後の悪い切除手術を進めてる訳かい?


Posted by Apophis at 2017年03月24日 23:20
PETをやるのは癌の転移があればオペの意味がなくなるから。天秤にかけたらメリットが大きいからやるだけ。どこまでも、何度やっても安全なものだという意味ではない。 
病院の放射線技師は操作室にいちいち避難しているのは、患者にとっては一回の被ばくでも、職業的に何十回と浴びていたら危険だから。もちろん彼らは検査室で飲み食いや寝泊まりすることはない。医者だからその理由をよく知ってるってことだな。撮影面積の狭い歯医者でも扉開けっ放しでレントゲン撮らないでしょ?
Posted by TOKYO at 2017年03月30日 16:55
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