
血糖の状況を把握するために、
・採血したときの血糖
・直近1〜2ヶ月の平均の血糖値を示すと言われるHbA1c(ヘモグロビン エイワンシー)
で、臨床医は患者さんの糖尿病コントロールを把握しています。糖尿病が進行して、インスリン自己注射が必要になった場合には、食前、食後に指を穿刺して、血糖を測定します(自己血糖測定)。そうやって長年、治療方針を決めていました。
一方、インスリンが自己分泌できない1型糖尿病の方に
・血糖連続測定+インスリン持続注入
療法が開発され、主に大病院でその有効性が確かめられていました。その血糖連続措定装置が、一般の人にも十分手が届く価格で販売されるようになりました。(保険診療ではありません)試しに購入してみましたので、レポートします。 まず、商品の紹介から。
Abott社のフリースタイルリブレ(Proではない)

本体、センサーともに 7,089円(税別)と、医療機器としてはそれほど高くありません。本体は継続して使えますが、センサーの寿命は2週間です。Amazonなどの取り扱いはなく、当院は取引のある薬問屋から購入いたしました。どうやら、注文殺到のようで納入までしばらく時間がかかりました。
届いた商品

意外と小ぶりな商品です
本体の箱には、


・本体
・マイクロUSBケーブル(Androidスマホで使われている一般的な物)
・5ボルト充電器
・取扱説明書
が付属しています。
一方センサーは



センサー本体とアタッチメントが分離して梱包されており、使用直前に合体させます。真ん中に小さな針が着いているのがわかるでしょうか。
さて、この装置を装着
刺さったのが全くわかりませんでした。入浴しても大丈夫ですが、強くこすらないように注意しないと外れてしまいます。
血糖測定の様子

一目瞭然です。現在装着して数日たっていますが、わかったことは
・果物はかなり血糖をあげる
・食後運動すると、血糖が20mg/dl程度低下する
・食べ過ぎるとなかなか血糖が下がらない
ことで、自己診断しますと私は既に「糖尿病型」であることが判明いたしました・・・
健康診断では、要注意レベルだったはずなのですが・・・
もうしばらく使用してみて、食事とその後の血糖についてレポートしたいと思います。
タグ:糖尿病 フリースタイルリブレ
私の体質では、炭水化物の多い日本食は量を制限しても血糖値が上がりやすいようです。
同じ食事でも大丈夫な人もいるようなので、つくづく体質なのかと思っています。
同じものを食べても人によって効果が変わってしまう。。。人の体って本当に難しいと思います。
続報を期待しています。
最初は、厳密に糖質を避けていました。が、最近は、外食のときなど、ご飯や寿司、パン、ケーキなど食べてしまっております。また、ふだんから、ご飯と麺類以外のものはお腹いっぱい食べており、かつ、食後のアイスクリームも半分にしているとはいえ、食べており、胴回りが一向にメタボ規準より小さくなりません。そこで、記事の連続血統測定装置に以前から注目し、血糖値を随時測定して(これまでの測定器だと毎回針で刺すのが嫌)、血糖値をあげない食べ方を探りたく、国内販売を待っておりました。小野先生のレポートを拝見し、非常に参考になりました。これは、ぜひ入手しなければと思っております。ありがとうございました。