2017年05月22日

1433.東京に住む若い女性も「座る」「立つ」「歩く」などができなくなってきている

 大都会東京は、大部分の人にとっては徒歩の街である。駅まで徒歩数分は珍しく、5〜10分は当たり前。駅についても、10両編成以上の列車が止まる長い長いホームを歩き、乗り換えでもエスカレーターを駆使しながら5分程度歩き、職場の最寄り駅についても5分以上は普通歩く。遊びに行くにも買い物に行くにもひたすら歩き、並んで、生活しなければなりません。
 熊本くらい田舎になってしまうと、交通網があまり発達していないので、どうしても車がなければ生活できない。勢い家を出てから車庫の車まで数百歩、スーパーの駐車場に止めてから買い物すべてを済ませて1000歩足らず。1日2000歩も歩かない女性もたくさんみかける。
 都会に住む人たち(重役を除く)は運動不足になるはずがないが実情。ところが・・・

若い女性に「ロコモ症候群」が急増 2つのテストで「ロコモ度」診断
AbemaTIMES 5/16(火) 16:50配信
 今、若い女性の体にある異変が起きている。「ロコモ」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。

 「ロコモ」とは、ロコモティブ・シンドローム(運動器症候群)の略で、関節や筋肉が弱くなり、「座る」「立つ」「歩く」などの日常的に必要な動作ができなくなってしまう状態だ。これが今、若い女性に急増している。

 その「ロコモ」の疑いがあるかどうか、実際に街の女性でチェックしてみると、驚きの結果が出た。ほとんどの女性が、片脚立ちで靴下を履くことができない。さらに「全く運動をしてない」という女性の声も寄せられた。
・・・・(中略)
 丸の内で働く20代・30代女性352人にテストを実施した結果、30%の女性に移動機能障害がすでに始まっている傾向が見られ、さらに4%に「障害が進行中」という調査結果が出た。

 ロコモの大きな原因は、慢性的な運動不足と言われている。

 現代社会では、車による「ドア to ドア」の移動が増えていたり、エレベーターやエスカレーターを使ったりなど、日常的に体を動かす機会が減ってきていることが理由の1つだ。

 また、社会人になると運動する機会は極端に減り、男性に比べて女性は筋肉量が少ないため、「ロコモティブ症候群」になりやすいという。さらに、偏った食生活で筋肉や骨、軟骨が適正に作られない、神経細胞の機能が落ちるといったことも大きな要因であると言われている。

 端的に言えば、日常生活さえできないほどの筋肉の低下が無視できない割合で出てきていると言うことである。前段で書いたように、丸の内で働く女性が運動不足になるはずなどあり得ない。エレベーターやエスカレーターはもちろん使用するだろうが、街の中を歩き回るだけでかなりの運動量である。いくら少なく見積もってみても5000歩には到達するであろうし、町中でランチでもした日には1万歩を超えるのも普通ではない。熊本のような田舎ならばまだわかるが、大都会東京でこのような自体が進むのは、何とも理解しがたい。

 全員とは言わないが、かなりの部分が311後の日本の汚染状況と関連しているのではないのだろうか。

 最近、車があらゆるところに突っ込む事故が多発している。チェルノブイリでも「被曝で交通事故が増えた」と噂された。東北、関東を中心に日本全国が被曝させられたのは事実なのだから、今までに無い事態が起きたら「被曝」も考慮に入れるのが「科学的」態度ではないかといつも考えている。

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posted by いんちょう at 19:46| Comment(10) | 原子力
この記事へのコメント
子供の運動機能低下が言われ始めたのは
1985年から
反射神経の低下が言われ始めたのもこの頃です。
事実反復横跳びの数値は1985年以降急激に低下してます。
www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/file.jsp?id=257513
だから、現代の若者に多いのです。

いい加減、科学と言うなら、現実を見たらどうです?医者なんでしょ勉強してないのですか?
スキャモンの発育曲線って医者なら解るでしょうに
筋力の発達は、児童期から思春期にかけて大きな発達の変化が見られます。
こんな事は医学の基礎の基礎ですよ、何が放射能ですかね。
Posted by Apophis at 2017年05月23日 00:18
ぶらぶら病も進行してるだろうし被爆は機能低下をおこすので被曝との関連は当然ある。

でも今後も国もマスコミも医療業界も無視し続けるんだろうなと‥
それだけはわかります。
Posted by ゆきゆきて神軍 at 2017年05月23日 03:21
筋肉の突然の攣縮はよく見るようになりましたね。チックなら普通は顔面筋に出るものですが、背筋、腹斜筋など体幹部の筋肉に出る人たちがいて、体がねじれるという表現をする。四肢の突然の進展も。ハイルヒトラーみたいな姿勢のまま上肢が硬直する、という訴えもありました。自転車が怖くなった、眠れないという訴えにつながるこれらの症状はここ3−4年ほどです。漢方やクロナゼパムでまずまず軽くはなるけど、消失までいかない。もちろん、前からよくいた、なんてことはない。長く現場にいるけど見たこともない症状、めったに経験
したことのない症状が日常で会うようになったら、これは変だ、と考えるのが第一線にいる者の感覚です。
Posted by 筋力低下だけでなく at 2017年05月23日 08:30
 電車の中や駅頭で持物を全て放り出して眠りこけるのは以前ならば酔っ払いと相場は決まっていましたが、最近では、そうではなくて、被爆の影響とされているのは、ほぼ常識のようです。

 つい最近も電車の中で6〜7人の若者達(履いている靴から想像できる)が電車の中で全員並んで眠りこけている画像を見させられて唖然としました。

 そして今度は若い女性が「座る」「立つ」「歩く」などの日常的に必要な動作ができなくなってしまう状態になりつつあるということですか。大いにあり得ますね。

 当方、肥満対策と老化防止のために毎日一万歩を歩いていますが、所属する横浜のクラブでは歩き過ぎに注意しましょう!適切距離は八千歩だと勧めています。

 チェリノブイリの実例から判断しても、影響が顕著に現れるのは今年からです。アチラコチラに気を配りながら生活していくしかありません。国や地方自治体はなにもしてくれないんですから自己防衛しか手段はありません。
Posted by ハマの住人 at 2017年05月23日 08:51
又馬鹿が1人参戦ですか。
Posted by yu at 2017年05月23日 16:37
,

 福岡、も徒歩の街。

 昔… 勤務先の健康保険組合が

『歩く 健康法』 なる講演を 

 集団健康診断後にしてたが…

 兵庫県某町の車依存で健康障害事例を知るに…

『健常者は、階段積極利用で ヘルシー実行!』

 訓示は 耳が痛かった…

Posted by 不眠症 at 2017年05月25日 08:13
ちょっと極端過ぎると思うが
それより
このごろやけに肺炎を死因とする著名人の死亡ニュースが多いのが気になる。
Posted by ひまじん at 2017年05月25日 08:30
 ここを見てみりゃ、この世は天国♪

http://ja.whotwi.com/320_o/tweets/hashtag/SHIBUYAMELTDOWN
Posted by ハマの住人 at 2017年05月25日 15:19
 私も東京の幹線でウロウロ歩きしてましたが歩行距離もけっこう長く、各駅で停車時の車内G対策でも足腰使いました。朝ラッシュ混雑時の人だかり。けっこう体力を使って鍛えていらっしゃるハズですけれども不思議な話です。。

> 子供の運動機能低下が言われ始めたのは
> 1985年から
> 反射神経の低下が言われ始めたのもこの頃

 日本各地で原発の稼動・建造が急ピッチだったのもその頃だったようですね。日本国内の原子炉設置の許可は1985年すでに約44基が認定。いっぽう2011年3月の福島事故前の日本各地で運転中の原子炉は約54基。

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/savecomic2010/20110407/20110407021303_original.jpg

 なんと、1985年すでに約44基。ということは、日本各地で、福島事故時の約8割にも匹敵する恐ろしい数の原発が、1985年のときすでに稼動中・認定後に建造着手中…。そう考えると、1985年ごろから子どもたちの身体能力の著しい低下がみられたのも納得いくかもしれません。

 セシウムなどを体内に摂取し内部被爆現象による、心臓などの”臓器の機能低下”や”不整脈”の現象を問題にした「チェルノブイリ・ハート」や、医師バンダシェフスキー教授らの論文などもありますし。

 低レベル放射性元素イットリウム90などによる、糖尿病の発生についても科学者らの論文があります。一部引用しますと、「…糖尿病の発生率を地域ごとにマッピングしました。結果、糖尿病の発症地域と放射性降下物の分布地域とがぴったり一致したのです。(中略)。アメリカの糖尿病は1980年から90年には18%上昇しました。2000年までをみると137%の上昇です。特に96年から97年に飛躍的に増えています…」(『低レベル放射能が世界中に拡散している』─米科学者ローレン・モレさんに聞く より)

 ちなみに3.11事故おこした福島の原子炉設置許可は、福島1号機が1966年、2号機1968年、3号機1970年、4号機は1972年。事故おこした”ふげん”は1970年、”もんじゅ”は1983年のもよう。

 子どもたちのためにも、原発や放射性廃棄物のない日本にしたいですけれども。願いむなしく、西日本の南の九州や四国を皮切りに、さっそく原発再稼動がはじまっています。
 国内海外の原発関連の利権屋らが、日本国民の足をひっぱってる間に、安価な太陽光発電の開発力と技術力は、中国(製造)とドイツ(設置・管理)などに、大きくリードされてしまいました。水道水で発電できるような個人宅用の小型水分解発電もあったハズなのですが。。

 ある日本の個人技術者ら数人が、予算に困窮しながらも細々と研究していた、放射線が発生しない常温固体核融合をつかった熱発生の新技術は、世界的に希少なヘリウム生成などの副産物の面でもおいしくて未来性のあるものでしたが、日本経産省が1993年に否定的見解をだしたものでした。そうしているうちに2015年、米国で先んじて特許が受理され成立した模様。

 そして首都圏の東京でのこのニュース。残念ながら今の日本は、技術立国の面からみても、国民健康の面からみても、もはや絶望的といわざるをえません。(長文失礼しました)
Posted by 熊本市東区在住 at 2017年06月17日 20:50
久しぶりに拝見しましたが、コメント欄が楽しそうですね。

ところで、これだけ発展している日本社会なのだから、今、起こっていることを放置しないで、調査と記録ぐらいはきちんとしておいて欲しいと願う(日本だからこそできることだと思う)。

放射能の可能性を否定したい人はそれでもいいけど、きちんと記録を取っていないと、科学者はもちろん誰のためにもならないという視点が大事だと思う。
Posted by ノリノリな人 at 2017年08月12日 04:32
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