あまりにも健康被害が出ていることに正直驚きを覚えました。
原子力空母ですから、原子力、被曝に関しては誰よりも詳しいはずです。いわゆる専門家が何人もこの船には搭乗しているのは間違いありません。放射能の測定器も完備し、東電の発表がなくとも適切な行動が取れなければ、核戦争が起きたときには何の意味も無いはずです。そういった意味で、東電だけが訴訟対象になっていることには納得ができません。米国は、自国の兵士さえも簡単に見捨てることが強くうかがえます。
被曝評価に関しては、たいしたことが無いと米軍は主張していますが、仮に百歩譲ってたいしたことが無い被曝でもこれだけの被害が逆に出るわけです。フクシマで被曝の「専門家」と称して、放射能安全教を布教している医師達は、これらの健康被害をどう考えるのでしょうか。屈強な若者達が、そろいもそろって「遺伝性疾患」にかかると主張するのですか。矛盾だらけの自分の主張にいまだに気がつかない(内心はわかっているのでしょうが)ふりをするのはなぜなのでしょう。
また、ヒロシマ、ナガサキの被曝研究で、胎児には影響を及ぼさないという結論を出したのは、米国のABCCです。しかし、被曝した兵士達全員が、子孫への影響を一番気にしています。このおかしな状況がなぜ生まれるのでしょう。「科学的」には、被曝による胎児の影響はない となぜ、主張しないのでしょう。
みんな舞台裏を知っているのに、「科学的」の言葉で真実を封印するのは、不可能ではないのですか。真実ならば、「権威」など不要のはずなのに、誰もが真っ先に心配するのは子孫への影響です。本当におかしな話だと思います。
是非、このドキュメントを見て、フクシマで何が起きたのか、改めて考えてほしいと強く思います。
真実ならばつながる。一見「科学的」なウソは、矛盾ばかり。
ABCCの出した結論は日本人を納得させるためではなく、自国の被曝兵士の訴訟を門前払いするためではないかとようやく思い至りました。
■関連ブログ
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原子力空母ロナルド・レーガン乗務員の東電告訴が教えてくれるフクシマの真実2012年12月27日
原爆と核実験場での放射能と奇形児(600万アクセス)2012年10月04日
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/n_us_force2__20110419_3/story/postseven_17830
> 米国は、自国の兵士さえも簡単に見捨てることが強くうかがえます。
かわいそうですね。トモダチ作戦に従事していた元兵士たちはその作戦終了後、タイへの寄港を前に、「医学的に自分は健康であり、政府に対し訴訟を起こさない」とする署名をさせていたから、当時の兵士たちは米国政府や軍を訴えることができないようですね。
https://newsphere.jp/national/20140516-2
「トモダチ作戦従事の元米兵、東電を提訴。”金属の味”の物質が甲板に降り積もったとの声も…海外紙報道」
(Fukushima And The Navy: Sailors Sue Japan Nuclear Plant Owner, Saying Disaster Made Them Sick)
米国の空母は、高い放射線値のため汚染が酷いままのようですね。311の時に洋上では何が起きてたんでしょうか。
1、米軍兵士・軍属の被曝の程度が想像していた以上にひどい。放射能プルームが流れる方向に逃げていた。
2、米軍の自分のペットボトルも含めてすべて被災地に届けたとの話に頭が下がった。その後水の汚染で大変なことになるのに。
3、米国の安全保障に関わる場合の非情さ尋常でない。中国・ロシア等は当然無視・見殺しにするだろうが、人権を建前とする米国では落差が大きすぎる。
4、一番びっくりしたのは、これが放映できたことだ。内部被爆のこともある程度説明されていたし、これほどの健康被害が出た事実を日本側に知れ渡れば、衝撃的なことになる。放射脳と言って嘲笑っていた人が、実は放射脳であった。恐らく情報隠蔽も限界になってきたのではないか。健康被害や内部被爆の情報が相当拡散しているようなので。
5、米国での訴訟、軍・国には訴訟できないので、東電相手に訴えるようだが、劣化ウラン被爆被害と違い、裁判できることが重要だ。機密情報がどんどん出てきたら、日本の行政・立法・司法はもたないのではないか。あれほどの被害をうけた米軍兵士が福島の状況を、酷すぎると言っていた。
あと、ここのブログの福1事故直後からのコメントを、もう一度見てみることをお勧めします。
確か都内在住の方で、突然自分に尿漏れが発生した事をコメントした方がおりましたが、ロナルド・レーガンの被曝水兵にも、尿失禁の症状が出ていたのですね。
原子力推進って事も有って、放射線検出器は各所に設置されてます。
当然、原爆のプルームも避ける能力が有ります。
彼らのレーダーには映るのでね
しかも、ほとんどの人がフイルムバッジを携帯する様に
義務付けられてますし
見捨てたってのは可笑しい事です
別にトモダチ作戦が問題でなく訴訟王国のアメリカですから
絡めて訴訟を起こしていると考えられます。
それだけ反響が大きかったという事でしょうか。
旧ソ連とのプロパガンダ合戦の中で、米国は良い格好をしていただけ。とはいえ、東西冷戦時代のほうが米政府は国民や同盟国を大事にしていた感じがする。
被爆した米兵士は気の毒だ。こうした苦難や不幸を経験しないと本当の人の心にたどり着くことはできないのだろうか。全く嫌になる。ある無名兵士の詩、を思い出させる。
ここのコメントにくだらないことを書く人がいるけど、不幸がわからないぐらいに恵まれすぎているんじゃないの?という気がする。もしくは、自分が辛すぎて他の人も辛いということがわからないのかな?