2017年12月21日

1444.フクシマ原子炉は、メルトダウンどころかメルトスルーまで(具体的証拠が発見された)

2017年12月1日に、「圧力容器底部、大きく破損か 福島第1原発3号機」として、マスコミ各社が報道しました。
圧力容器底部、大きく破損か 福島第1原発3号機
日経新聞 2017/12/1 9:59 東京電力は1日までに、福島第1原子力発電所3号機の原子炉格納容器内部で7月に撮影した画像を分析した結果、原子炉圧力容器内にあったとみられる機器が落下していたことを明らかにした。圧力容器の底部が大きく破損している可能性があると説明している。

 1〜3号機では事故で高温になった核燃料が溶け、周りの構造物を巻き込みながら落下したと考えられている。東電は7月に3号機内の損傷状況を調査するため、水中ロボットで格納容器底部の画像を撮影していた。

 落下していたのは、本来は圧力容器内にあるはずのチューブ状の部品。原子炉の出力を調整する制御棒を挿入する装置の一部で、設計データと照らし合わせて確認した。

 3号機では宇宙から降り注ぐ素粒子「ミュー粒子」で内部を透視する調査により、圧力容器内に核燃料がほとんど残っていない可能性が高いとわかっている。増田尚宏・福島第1廃炉推進カンパニー最高責任者は「初めて鮮明に確認できた。溶融燃料が広い範囲に落ちた可能性がある」と話した。

 この記事を読んで、東電のホームページをみましたが、全くそのような報道はされておりません。いったい元ネタはどこに公開してあるのだろう?とずっと不思議でしたが、本日、朝日新聞の記事を見てようやくありかがわかりました。
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東電ではなく、国際廃炉研究開発機構IRIDが公開している模様です。ホームページはこちら
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 かなりカネのかかったきれいなホームページ

「3号機原子炉格納容器内部調査について(2017年11月30日 廃炉・汚染水対策チーム会合/事務局会議(第48回)報告資料)」11月 30日 として、公開されていました。

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 CRDハウジング部にCRガイドチューブが見られるということは、右の図を見てもわかるとおりに、圧力容器の底が見事に抜けてしまっている訳です。確証ではないと断り書きを入れつつも、
制御棒
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燃料自体
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圧力容器の下にあるペデスタル部分から発見されているわけです。
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 メルトダウンしてないダス どころか、メルトスルーしてしまっているわけです。もはや手のつけられない大機原子力災害であることは誰がどう見ても明らかで、これは太平洋戦争でいえば沖縄陥落と等しく、残っているのは最高で、フクシマの封鎖−石棺化しかありません。このような記事が出ているのに、フクシマから廃棄物を持ち出せと騒いでいる政治家達は、できないことを承知で話している確信犯と言わざるを得ません。
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 この知識があれば、事故当初のシミュレーションと言われるこの動画もすんなりと理解できることでしょう。


■関連ブログ
原発事故を台所で考えてみる・・2011年08月19日



posted by いんちょう at 21:06| Comment(8) | 原子力
この記事へのコメント
院長先生、いつもありがとうございます。
とても恐ろしく感じます。もっと多くの人に周知されるようにと思います。
ハマの住人様、お加減いかがですか。お大事にしてください。
私たち家族は今年は避難五年目ですが、夫婦で保険も出ないような出来物で、日帰り手術をしました。
これくらいで済んで、感謝しなければなりませんが、避難先の転職先で、責任者になっているのに税金も払えないような月給、ボーナスも一桁で、子どもたちの学費が不安です。
私も運動にもなると割り切って来年もパートに精を出します。
Posted by 一つの花 at 2017年12月24日 11:19
こうなると、今度は放射能は安全だと言い出す。何のための五重の壁だったのか、という問いに答えない。そう言えば大橋とか、奈良林とか、澤田とかあまりマスコミに出てきませんね。世間も忘れてしまっているし。
Posted by Tokyo at 2017年12月25日 14:00
わかってはいたけれど……、
大変な事になっているから直視してなんとかしよう、
という姿勢と逆になりがちな国民性なんでしょうかねぇ、
事実を指摘すると逆切れしたり頑張ってる人も居るのにー、
とか言い出すのでもうどうにも…、
これ自壊するなぁ…と。
Posted by やっぱりなぁ at 2017年12月25日 16:09
誰も責任が取れない大惨事、これから始まるであろう阿鼻叫喚、内戦も覚悟するべきか。我慢にも限度があるだろう。
Posted by オイラー at 2017年12月26日 08:36
 今日も人殺しの雲と風

 お陰様で膀胱がんの手術後の経過は順調で、本日今年最後の抗がん剤注入に向かう予定です。同級生でも昨年一人、同じ経験をした奴が居ます。

 兎に角何号機だろうと、かまっている時ではないですね。時折高濃度の風があちらから吹いてきたって、誰も警告なんかしてくれませんから、兎に角N-95は必携です。

 其れだけでは日本民族削減は不足だろうと、ケムトレイルの放射も時折やってくれているようです。今世紀末には、日本民族は殆ど死に絶えるだろうというのは、間違いなさそうですから、もう墓守することも墓に入ることもやめることにしました。無駄ですから。
Posted by ハマの住人 at 2017年12月27日 07:05
こんだけのことが起きてるのに、@sochi1024 ←この先生自分の健康問題に不安ないんですかね?食事で気を付けていても限界あると思うけど。
Posted by Tokyo at 2018年01月04日 16:22
>フクシマの封鎖−石棺化しかありません。

いい年こいてまだ言ってる?

シュミレーション映像だかも
まんま、科学者のジョークを真に受けて
居る映像でしょうが。
まず、残留熱で加熱されるとジルコニウムの剥離酸化で水素が発生し
その後、ペレットの膨張破裂が起こる
この時点で大量の希ガスや一部のセシウムは気化してる。

メルトダウンすると、まず制御棒が損傷
それによりCRDガイドチューブ内に燃料の溶融体は落ちる
だが、溶融前に熱破裂してるので小石丈や粉末状になっていたはず
その後、ガイド内のシール破損によりメルトスルー
駆動部分のシールが破損したことにより、CRDパイプが格納容器内に落下

実際に映像の様になったならCRDパイプや内部のラッチなどは確認できるはずがないですね。溶けてるから

http://www.nsr.go.jp/data/000109847.pdf

でメルトアウトは実験されてるぜ。
5-3-51以降を読めばわかる。
Posted by Apophis at 2018年01月08日 23:19

以下は貴重なデータだと思います。
先生はどのようにお考えですか。
http://www.311kikin.org/2017/12/22/1068
www.311kikin.org/wp-311kikin/wp-content/uploads/2017/12/2017questionnaire-thyroid-ultrasound.pdf
Posted by ふくしま at 2018年01月14日 11:51
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