2019年02月14日

1450.相続の手続き

更新が遅れてしまい申し訳ありませんでした。ちょっと身内で不幸がありましたため、なかなか投稿する気になれませんでした。遺産相続手続きについて、司法書士、弁護士には依頼せず、自分たち家族で行い、ある程度ノウハウができましたので、このブログでまとめておきたいと思います。何かの参考になりましたら幸いです。

  
役所の届け、年金、などは、上記で紹介した本をご参照ください。今回は、遺産相続手続きのみについて説明いたします。まず、必要なのは故人(被相続人)の生まれてから死ぬまでの戸籍全部です。今までに何度か戸籍の法律自体が変わっているため、一筋縄ではいきません。ちなみに、私自身の戸籍を調べてみますと、

父親出身地の戸籍(手書き)→旧住所での戸籍(改製原戸籍)→旧住所での戸籍(除籍)→結婚後の戸籍

と4つもあります。あります。申請依頼用紙は現在はホームページで簡単に手に入ります。熊本市の場合は・・

http://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=388

となります。
 旧住所での除籍も含めて戸籍を全部取り寄せようとしますと、費用は 1つの戸籍あたり 750円かかります。したがって、同封する郵便小為替は、 750円×3枚 =2250円必要です。また、返送の郵送料も 82+10円(あるいはそれ以上)かかることになります。請求してみないと、いったい何通になるかはわかりませんので、ある程度多めに郵便小為替を同封しておく必要があります。自分のことならば、本籍地の推移はだいたいわかりますが、両親のことになると、幼少時にどこに住んでいて、どこに戸籍があったかは知らないこともあるでしょう。特に、女性の場合は結婚時に戸籍が移動することもあるでしょうから、徐々にたぐり寄せねばなりません。その地域で一番古い戸籍(除籍簿)を見ますと、たとえば

「昭和50年2月2日 渡邊堅太郎と婚姻届 東京都文京区白山1−1−1 美空太郎戸籍より同年2月7日入籍」

などと書かれています。これを見て、今度は東京都文京区まで戸籍(除籍簿)の発行を依頼します。一カ所で全部そろうことはほとんどないでしょう。昔の戸籍については有効期限はありませんので、時間のあるときに、あるいは残される遺族のために自分で集めておく方がよいかもしれません。そうやって、戸籍をたぐり寄せて、「生まれてから死ぬまでの戸籍」をまとめます。
 そして、相続人全員の戸籍も必要となります。これは、現在の戸籍でよいので、簡単にそろえることができるでしょう。この戸籍一覧によって、相続人が決定されます。自分たちの知らなかった相続人(父親が認知した子など)がここで明らかになる可能性もあります。さらに、これらの戸籍調べではわからない相続人が存在することもあります。父母の戸籍からは索出できない子・・・一家創立(旧法)この場合は、産んだ母親しかわかりませんので、注意が必要です(自分たちではどうしようもありません)。
 さて、そうやって戸籍をそろえて、次は法務局に「法定相続情報一覧図」の作成を依頼します。
法定相続情報証明制度
 平成29年5月29日(月)から,全国の登記所(法務局)において,各種相続手続に利用することができる「法定相続情報証明制度」が始まりました
このとおり、たいへん新しい制度ですが、相続手続きには多大の威力を発揮します。法務局で無料で発行してくれます。

手続き
1.上記の通り戸籍を集めます
2.法定相続情報一覧図の作成
(注意点)相続人の住所は不要です。それぞれの続柄、名前は、戸籍通りに各必要があります。たとえば、「次男」ではなく「二男」。漢字の異字体には十分注意してください。提出し直す必要が出てきます(訂正は、郵送でも受け付けてもらえました)。
3.申請できる法務局
 (1)被相続人の本籍地(死亡時の本籍を指します。)
 (2)被相続人の最後の住所地
 (3)申出人の住所地
 (4)被相続人名義の不動産の所在地
 申し出人は私でしたので、実家ではなく、別の県にある私の最寄りの法務局で申請を受け付けてもらえました。提出して、数日で作成交付してもらえます。あらかじめ封筒を渡しておくと、郵送で返却してもらえます。

遺産分割協議書の作成 正式な書類ではありませんが、もめ事を避けるために必要です。これさえできてしまえば、後は手続きのみとなります。
遺産分割協議書のひな形をダウンロードして自分で簡単に作成する方法
遺産分割協議書とは〜相続後の争い回避に効果的!書類の目的と作成方法を徹底解説

遺産分割協議書

被相続人 川野太郎(昭和〇〇年〇〇月〇〇日生まれ)
死亡日  平成30年1月1日
本籍地  熊本県熊本市●●
最終の住所地 熊本県熊本市●●

被相続人川野太郎の遺産相続について相続人全員が遺産分割協議を行い、本日、下記のとおりに被相続人の遺産を分割取得することに合意した。

1.下記の不動産については、被相続人の妻 川野まゆみが相続する

所在  熊本県熊本市
地番 ○○番○○
地目 宅地
地積 ○○.○○平方メートル

所在  熊本県熊本市
家屋番号 〇〇番〇
種類   居宅
構造   木造瓦葺2階建て
床面積  1階部分 〇u
2階部分 〇u

2.下記の預貯金は長男川野翔太が相続する


〇〇銀行〇〇支店 
普通預金 口座番号〇〇〇〇〇〇
口座名義人 川野太郎
3..

以上のとおり、相続人全員による遺産分割協議が成立したことを証明するため、本協議書を2通作成し、相続人全員が署名押印のうえ、各1通ずつ所持する。

平成〇〇年〇月〇日(作成日の日付)

住所 熊本県熊本市
生年月日 昭和〇〇年〇〇月〇〇日
相続人 (妻)川野 まゆみ  実印

住所 福岡県福岡市●●
生年月日 昭和〇〇年〇〇月〇〇日
相続人 (長男)川野 翔太  実印

と、全体の遺産目録を作成し、さらに不動産手続き用に不動産のみの「遺産分割協議書」を作成しておくと、手続きがスムーズに進むと思います(法務局といえども、全財産の分配状況を控えで出すのはいやですから)

・各相続人の印鑑証明(使い回すことも可能ですが、マイナンバーカードを持っていない限り、本人もしくは代理人が役所に出向く必要があります。金融機関の口座数+不動産の数+協議書の枚数分だけとっておけば完璧です。遺産相続手続き中に転居した場合などは、新住所での印鑑証明+新住民票でもかまいません。

 各金融機関に相続が発生したことを伝えます。相続手続きセットなる書類が送られてくると思いますので、必要事項を記入します。
・相続手続き依頼書(各相続人の署名捺印が必要)
・法定相続情報一覧図(法務局作成・原本)
・各相続人の印鑑証明(原本)

このうち、印鑑証明、法定相続情報一覧図は原本を提出し、その場でコピーをとって返してもらえると思いますので、印鑑証明などは最悪1枚あれば、手続きを進めることは可能です。郵送の場合にも、「急ぐので原本は早めに戻してください」と書いておけば、全部の手続きが済む前に返却してもらえます。代表者の口座に一度全額が払い込まれますので、その後の送金は代表者が行う必要があります。あらかじめ、送金先の銀行、口座番号、名義などはきちんと控えておき、できれば振込用紙にまで金額を書いておくと、間違いがありません。

不動産の相続手続き 不動産登記の申請書様式について 記載の通りです。不動産の名義変更には、4/1000の登録免許税がかかります。前年の固定資産税振込票、登記簿をみながら、記入してください。土地+建物の評価額が1500万円の場合、登録免許税は6万円です(まあまあ高いです)。この不動産の手続きについては、まだ完了しておりませんので、補足事項がありましたら、今後追記します。

 以上を司法書士事務所などに依頼すると5万円〜15万円程度ではないでしょうか。やってやれない事務量ではありません。



posted by いんちょう at 20:30| Comment(3) | 日記
この記事へのコメント
ブログの内容と全く違うコメントで失礼致します。
随分前に先生の講演会に参加させて頂きました者です。

最近のニュースを見て、やはり影響がかなり出ていると感じています。何の影響か。勿論アレです。
インテリ著名人の中でブログをされておられる方の音声での話にまとまりがなくなっています。本人は自覚があるかは分かりません。

防ぎようがないとは思うけれど…
Posted by まあ at 2019年02月25日 00:41
御心中お察し申し上げます。

私はまた政府から圧力をかけられたのだとばかり思っていたものですから、心配しておりました。

あまり御無理なさいませんように。

先生のツイッターだけでもなかなかの威力ですから。
Posted by nanashi at 2019年03月07日 16:49
お久しぶりです。私は両親が4ヶ月のうちに往き、父が母の分も取り寄せてくれていたので、スムーズに行きました。私が書類を作成し、後提出するだけですが、いつでもいいわ、となっていますw
Posted by 兵法美砂 at 2019年10月13日 21:05
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。