2020年03月30日

未だに楽観論を振りかざす現代の関東軍−感染症専門医

 以前、ご紹介しましたが、感染症の大物は、2月14日の時点でコロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由と主張していました。これが、大嘘だったのは皆様ご承知の通り。そろそろ反省したかと思ったら、今度は4月戦線を唱え始めているようです。

新型コロナ、4月終息説は本当か ウイルスを衰えさせる“湿度”と“紫外線”
3/30(月) 12:10配信
関東は桜もほぼ満開になり、季節は急に春めいている。新型コロナウイルスの猛威はとどまるところを知らぬ、かのように見え、東京五輪も延期が事実上決まった。しかし、これからの季節、ウイルスの力が急速に衰える、これだけの理由があるのである。

 ***

 アメリカのトランプ大統領は自分を「戦時下の大統領」になぞらえ、ドイツのメルケル首相は「第2次大戦以来の挑戦」と緊張を煽り、フランスのマクロン大統領は「ウイルスとの戦争状態」を強調。各国首脳が戦争を引き合いに出して国民の結束を促し、実際、支持率を上げている。

 たしかに、世界の感染者数は70万人、死者数は3万人を超え、数字の増え方は加速度を増している。だからといって、新型コロナウイルスが蔓延している現況は、戦争にたとえるほどのものなのだろうか。
 いきなり、楽観論を振りまきます。さて、誰がどのような根拠で出てくるんでしょうか。ちなみに、この掲載日は3/29です。一ヶ月前ではありません。

「これは風邪のウイルスのようなもので、インフルエンザとくらべても病原性はずっと弱く、どうということはありません」

 と言い切るのは、免疫学が専門の順天堂大学特任教授、奥村康氏である。

2020033001.JPG
調べてみますと、1942年生まれ。78歳です。この年齢で、未曾有のウイルス危機に対処できるとはとても思えません。著作もなにやら怪しげな題目
「まじめ」は寿命を縮める、「不良」長寿のすすめ(宝島社新書)
やってはいけない健康法(三笠書房)
免疫力がすべてのポイント「健康常識はウソだらけ」(ワック文庫)
腸の免疫をあげると健康になる(アスコム)

こういうのはきちんと調べないといけないですね。原発事故時にブログを書いていたときの教訓です。世界で何万人も死んでいるのにインフルエンザと同じと主張する。貴社も黙って聞いていないで、突っ込んでほしいものです。高齢ですから、インターネットとは言いませんが、テレビ、新聞も読まないんでしょうか。各国で何万人も死者が出ているのになぜ、未だにこんなことがいえるのかさっぱりわかりません。

「ウイルスに対して僕らの体にできる免疫を頼りにするのが一番いい。免疫さえあれば大事には至りません。インフルエンザを考えてみてください。11月に入ってきて、12月、1月と流行し、3月になるとみな、大なり小なりさらされて免疫ができます。少々乱暴な言い方になりますが、早くウイルスをばらまいてしまったほうがいい。そのほうが早く抗体ができるからです。今年の冬も、日本でインフルエンザの感染者は千人以上亡くなっていて、致死率が高いからワクチンもある。でも、風邪のためのワクチンなどありません」
 
 ここで奥村氏は武漢の例を出す。

ウイルスの発生地である武漢で発症が止まったのは、気づかないうちに多くの人に抗体ができたから。とにかく免疫に頼るしかないというのが私の考えです。ただし、遺伝的に免疫の弱い方もいて、そういう方は重篤になって命を落とす危険もありますが、100から200人に1人くらいの割合です。高齢者や持病のある方を別にすれば普通の生活を続けて構いません。無理に閉じ込めたりしなければ、4月か5月には落ち着くかもしれません」

 集団免疫を獲得すれば、戦争であるかのように構えるまでもないというのだが、それ以上に「4月か5月」という言葉に期待する向きも多いのではなかろうか。
 武漢が収まったのは、徹底的に検査をして、1000床の病院を2棟10日足らずで作成し、軽症者を収容する大仮設病院をして隔離をしたからです。ほおっておいたからではありません。それを、抗体がついたから収まったと全くのデマを言うのですから呆れます。つまり、この方には、この程度の情報収集能力しかないわけです。結果だけ聞いて、自分の都合のいい解釈をしているだけ。そもそも、この記者は聞くだけ聞いて、なぜ反論しないんでしょうか。プロパガンダを垂れ流すだけなら、記者の資格はありません。

・3月になったら終わる
・4月になったら収束する
こうやって、7月、8月と過ぎるのは火を見るよりも明らかです。

これを受け、感染症に詳しい浜松医療センターの矢野邦夫副院長は、

「科学的に確固たるデータはなく、感覚的な話だ」

 と断りながらこう話す。

「沖縄より北海道、東南アジアよりヨーロッパでの感染力が強いことから、4月以降、終息傾向をみせるかもしれません。湿度も気温も上昇し、換気も行われるようになるので、新型コロナウイルスが急増する傾向は少し抑えられる可能性がある。そもそも風邪のコロナウイルスは一般に、冬に流行する特徴があって、暖かい季節にはそれほどではありません」
 
2020033002.JPG
南半球でも流行しているのをこの方もご存じないらしい。だいたい、米国には感染症の専門家たちがあこがれているCDCという部門があるはずです。その部門があるにもかかわらず、なぜ米国は日本と同じような対応をとろうとしていないんでしょう。まさに、ガラパゴス医療。自分たちの思い込みだけで、
・満州をとれば
・南方の資源をとれば
・インパールを占領できれば
・細菌爆弾が開発できれば・・
等々の夢物語で、敗戦に陥った帝国軍人と全くかわりません。

 これからの季節、もう一つ増えるのが紫外線の量である。これについて、長野保健医療大学の北村義浩教授は、次のように語る。

「コロナウイルスその他への実験で、紫外線を30分当てれば、ウイルスを無害化、除去できることが明らかになっています。理髪店にカミソリを殺菌する機械がありますが、あれはUVCという、紫外線のなかでも非常に強いものを当て、ほとんどすべての菌やウイルスを死滅させているのです」

 では、紫外線の量が増すと、具体的にどのような効果が表れるのか。

「一番は、手すりなどに付着したウイルスが除去され、接触感染を防げること。いまは2時間に1回消毒するなどして対応していますが、昼間はその労力を屋内に向けられるようになる。その結果、屋内での感染も減らせると考えられます。また新型コロナウイルスは、空気中でも生存できることがわかっていますが、結核などの空気感染する菌に紫外線が効果を発揮することは、疫学的にも明らかになっている。ですから、空気中のウイルスへの効果も期待できるかもしれません」

2020033003.JPG
 えっ?手すりってすべて直射日光が当たるんですか?室内の手すり、地下鉄など、直射日光が当たらない場所はいくらでもあります。それを紫外線で消毒できると主張するのはミスリードもいいところ。素人なら信じてしまいそうな書き方で、憤りを覚えます。

そうはいっても現実は厳しい


 楽観論ばかり振りまく、ガラパゴス感染症医の指揮するニッポン。未来は訪れるのでしょうか。


根拠のない楽観論で戦線拡大する感染症専門家たち2020年03月22日
posted by いんちょう at 19:26| Comment(2) | 新型肺炎
この記事へのコメント
非科学的な利権拝金で這い上がっただけの政治家、専門家たち、もしかしたら隠蔽しているのでなく、本当の状況が理解できないのかもしれない。
あまりに浅薄な報道に、何も考えられない国民、第二の敗戦は決定的ですが、今回は科学的な総括をしてもらいたいです。
Posted by ピタゴラス at 2020年03月31日 08:07
3月31日付新潟日報朝刊より

●台風19号被害福島の災害ごみ
 県内処理受け入れ進む
 五泉や三条、新発田が受け入れ

 昨年10月の台風19号で大量に発生した福島県内の災害ごみを、新潟県内で処理する動きが進んでいる。2月の五泉を皮切りに、新発田と三条が処理に協力。受け入れを検討する本県自治体は他にもあるといい、両県が調整を進めている。

 福島県によると、台風19号による災害ごみは約56万トン(推定値)。被災家屋から出た木材や衣類などの可燃ごみを、本県に搬出している。搬出時に測定した放射性セシウムは、原子炉等規制法に基づき福島県が定める基準値1キログラム当たり100ベクレル以下で空間線量も基準を下回った。
 2月には五泉地域衛生施設組合(五泉市)が本宮市から、3月10〜19日には新発田地域広域事務組合(新発田市)が伊達氏から受け入れ、処理した。三条市は石川町最長で来年3月まで受け入れる。
 本県では2004年の中越地震で約50万トン、07年の中越沖地震で約42万トンの災害廃棄物が発生し、その一部を福島県や山形県などで処理した経緯がある。本県の3市は「困っている自治体を共助の観点で支えるのは当然」(三条市)として協力したという。
 県内では13年、岩手県大槌町の震災がれき受け入れを巡り、県民の意見が分かれたことがある。大槌町と福島第1原発の距離は、新潟市と同原発の距離より遠く、試験焼却で出た飛灰は同100ベクレル以下だった。柏崎市や三条市など5市が受け入れを表明したが、一部反対の声があり、新潟市と新発田市は処理を見送った。
 今回は受け入れに当たり、五泉と新発田が焼却場周辺地域の住民代表に事前に説明した。新発田は会員制交流サイト(SNS)でも発信した。
 三条市は「放射線量は基準値以下。他の地域のごみを処理する際にも発表していない」として市民への説明はしていない。

・・・一連のコロナウィルスに対する、いわゆる「専門家」の説明とダブって見えますねぇ。
 もっともコロナの場合は、専門家の言う事を素直に聞いて「正しく怖がって」いたら、こうなってしまったわけですが(苦笑)。
 ちなみに私は新潟日報の原発関連の記事は支持してますが、汚染瓦礫関連の記事は信用してません(笑)。
 なにせ新潟県を東北地方扱いしており(かなり昔にも書きましたが、新潟県民は誰一人として自分は東北地方民だとは思っておりません)、ましてマスコミというのは、いわゆる感動ポルノで儲ける商売ですから。
Posted by 新潟県民 at 2020年03月31日 10:57
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。