一方、日本の感染症専門家には、抗体検査をしろと主張している人たちがいます。
彼らの言うところの、抗体検査にはどんな意味があるんでしょうか。事実を知るとみんな震え上がりますよ。ここで必要なのは横断的抗体検査。PCRではない。コロナ見てない一般病院の検体使うのがエコノミカル。数百万円あればできるので都内の検査屋さん誰かやりませんか。あとこれ読んだお金持ちで誰か研究費出してくれればさらに嬉しいです。都民は事実を知る権利と必要がある。
— 岩田健太郎 Kentaro Iwata (@georgebest1969) March 29, 2020
コロナ肺炎の抗体検査については、IgM, IgGがあると報道されていますので、同じウイルス性疾患のEBウイルスで類推してみます。
伝染性単核症(infectious mononucleosis)とは?
伝染性単核症は思春期から若年青年層に好発し、その大部分はEpstein‐Barr ウイルス(EBウイルス)の初感染によっておこります。主な感染経路はEBウイルスを含む唾液を介した感染(一部、輸血による感染も報告されている)であり、乳幼児期に初感染した場合は不顕性感染であることが多く、思春期以降に感染した場合には伝染性単核症を発症することが多くあります。
4〜6週間の長い潜伏期を経て発熱、咽頭扁桃炎、リンパ節腫脹、発疹、末梢リンパ球増加、異型リンパ球増加、肝機能異常、肝脾腫などを示す急性感染症です。また、中枢神経症状を呈する症例が認められます。発熱は高頻度に認められ、多くの場合38 ℃以上の高熱が1〜2週間持続します。扁桃には偽膜形成を認め、口蓋は発赤が著明で出血斑を認めることもあり、咽頭痛を伴います。リンパ節の腫脹は1〜2週頃をピークとして全身に認められるものの、頚部が主となります。
特異的な治療法は現時点では存在しないこと、一般的にはself‐limiting な疾患であるため、対症療法で治療することがほとんどです。
たいていの人は抗体を持っていますが、まれに持っていない人がいます。そういった場合は、キスなどの濃厚接触で感染します。だから、思春期にかかるわけですね。医学部の同級生にも同じ病気になった人がいて、みんな口には出さないものの「なるほどねえ」と考えていたのは間違いありませんw。伝染性単核症は思春期から若年青年層に好発し、その大部分はEpstein‐Barr ウイルス(EBウイルス)の初感染によっておこります。主な感染経路はEBウイルスを含む唾液を介した感染(一部、輸血による感染も報告されている)であり、乳幼児期に初感染した場合は不顕性感染であることが多く、思春期以降に感染した場合には伝染性単核症を発症することが多くあります。
4〜6週間の長い潜伏期を経て発熱、咽頭扁桃炎、リンパ節腫脹、発疹、末梢リンパ球増加、異型リンパ球増加、肝機能異常、肝脾腫などを示す急性感染症です。また、中枢神経症状を呈する症例が認められます。発熱は高頻度に認められ、多くの場合38 ℃以上の高熱が1〜2週間持続します。扁桃には偽膜形成を認め、口蓋は発赤が著明で出血斑を認めることもあり、咽頭痛を伴います。リンパ節の腫脹は1〜2週頃をピークとして全身に認められるものの、頚部が主となります。
特異的な治療法は現時点では存在しないこと、一般的にはself‐limiting な疾患であるため、対症療法で治療することがほとんどです。
この感染状態を調べるのに抗体を使います。

感染初期にはIgMが上昇し、その後IgGが上昇、IgMが下降して、IgGができて免疫となるというわけです。
つまりまとめますと、

となります。つまりこれでわかるのは、感染していていない(ごく初期は、ウイルスだけ排出して抗体ができてない時期がある)、感染初期、既感染しかわかりません。つまり、測定した人の治療には何の役にも立ちませんし、隔離するかどうかの基準にも使えない検査です。唯一意味があるのは、集団の中ですでにどれだけの人が感染して、どの程度の免疫を持っているかの判断にしか使えません(つまり、割合で全体の状況を把握する検査)。
PCR検査ならば、ウイルスを排出している人を隔離し、排出が終わったら、退院という判断ができます。これは、IgGができたら、退院とするのでしょうが、本当は抗体があったとしても、排出している可能性がないとは言えないので、結局両方図る必要があります。すなわち、本人および周囲にとっては、何のメリットもありません。
それを感染症専門家は、集団免疫が形成されているかどうかの判断に使おうというわけです。これを人体実験と言わずして、何を人体実験というのでしょうか。抗体検査をすればよいという医師たちは、こんな恐ろしい考えで口にしていることを皆さんわかってください。
唯一意味があるとすれば、医療者に対しての検査です。IgM- IgG+ であれば、一応既感染として、感染することはまずないと思われます。しかし、そんなことを知っても病気に今かかっている人には何の役にも立ちませんよね。そういうことです。
県の医大病院に
通産の高速1時間判定PCR検査機導入
4検体/回 杏林製薬 300万とか
従来のPCR検査機も数台注文中
で150検査/日に成るそうです
既存の設備を使うだけのCTより酷いですね。こんなことのために医療資源割いても意味ないでしょう。終息してから確認のためにするもの。無駄。