2020年04月09日

無症候者でもコロナウイルスを排出する

 ようやくPCR検査の件数を増やす動きが出てきました。1日2万件では出遅れをとりもどません。1日10-100万件を目指して、体制を構築する必要があります。ようやく、そのことに対する民間に対する補助も出てきました。

新型コロナ疑い患者の外来診療で【院内トリアージ実施料】、新型コロナ感染患者の入院医療で【救急医療管理加算】等の算定認める―中医協総会
2020.4.8.(水)
新型コロナウイルス感染症への医療提供を診療報酬でもサポートするために、外来で新型コロナウイルス感染患者または感染疑い患者を診療した場合には、施設基準を満たしていなくともB001−2−5【院内トリアージ実施料】(1回300点)の算定を可能とする。その際、院内感染防止等に留意した対応が求められる―。
1回3000円は、通常の初診料よりも高い加算で、この補助があれば防護服もペイすると思います。PCR検査自体はすでに保険点数がついていますから、あとは保健所が手を引いてくれさえすれば、検査件数は激増するでしょう。ただし、軽症者用のベッド確保は必要です。

【新型コロナ】軽症者はホテルで対応 熊本県、借り上げ先公募
2020/4/9 11:00 (JST)コピーライトマーク株式会社熊本日日新聞社
 熊本県は8日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、県内で感染がまん延する事態に備え、軽症者を受け入れるホテルや旅館を事前に確保すると明らかにした。公募で1棟ごとに借り上げる。県内で感染者が急増した場合でも、医療機関が重症者の治療に重点を置ける環境整備が狙い。

 終了後に記者会見した蒲島郁夫知事は「軽症者の受け入れ施設を確保できれば、医療態勢を安定化できる」と強調した。9〜16日に募集し、地域バランスなどを考慮して決める。50室以上の部屋数と室内にバス・トイレを備えていることが条件。
検査増強とこの軽症者用の施設はセットで行う必要があります。

 ところで、PCR検査とは何でしょうか。これはウイルスそのものを検出していると考えれば間違いではありません。すなわち、PCR陽性と言うことは、そとにウイルスを排出している=他者を感染させる ことです。
一方、抗体検査は、抗体を持っているかどうかですから、ウイルスを排出しているかどうかはわかりません。人にうつす状態であるかどうかがわからないのですから、今この時点で抗体を検査する必要は全くないのです。(以前述べたとおり

 なぜ、PCR検査をしなければならないか。格好の症例がありました。

新型コロナ】熊本県、当初の検査見送り 3日間、感染見過ごしか 県内6人目の40代女性で 
3/6(金) 10:07配信

 4日に新型コロナウイルスの感染が確認された介護職の40代女性について、熊本県は当初、本人や勤務先からの検査要望を受け付けなかった。結果的に3日間、感染を見過ごしていた可能性が高い。

 県や女性が勤める玉名市の介護老人保健施設「樹心台」によると、女性は2月29日、大阪市のライブに行き一緒に食事をした友人(高知市の30代女性看護師)から発症の連絡を受け、県有明保健所に1日朝から検査を要望。しかし保健所は、ライブから2週間たち、無症状である点などから「検査基準に該当しない」として検査を見送った

 県にはその日の夕方、ライブに来ていた女性の別の友人(愛媛県愛南町の40代女性銀行員)が感染していた、と愛媛県から連絡が入った。この友人は女性と同じ無症状だったが、それでも県は検査に踏み切らなかった。

 一方、「樹心台」は2日と3日に「高齢者が集団で生活する場の職員。感染拡大の危険を考え、どうか検査をお願いしたい」と保健所へ依頼。入院した感染者の多くが無症状だとされる中国の状況も伝えたが、保健所の回答は変わらなかった。状況が一転したのは4日。大阪府の吉村洋文知事が会員制交流サイト(SNS)で「無症状でもライブ参加者全員を検査対象にする」と投稿。これを知った女性が再び保健所に検査を求め、ようやく検査に至った。樹心台側は「もう少し柔軟に対応してもらえたら良かったのだが…」と不満をにじませた。

 5日、記者会見した蒲島郁夫知事は「これまで以上に弾力性を持って検査を運用する」と強調した。(堀江利雅、國崎千晶)
 これが、一番怖いのです。PCR検査陽性と言うことは、周囲にウイルスをまき散らしていることを意味します。この人たちを隔離しておかないと、いつまでも感染が止まりません。中国も、イタリアも、おそらく米国もこの人たちの存在で、ロックアウトしてもなかなか撲滅できていません。

 この方を感染者病棟に入院させる必要は全くありませんが、しかし一般社会からはウイルスを排出しなくなるまで、隔離しておく必要があります。早急に検査拡大に舵を切って、無症候&軽症者を隔離して、これ以上の感染者増加を食い止めましょう。それには、少なくとも発熱患者全員と、患者が発生した集団全員を検査する必要があります。1日10万件でも全員を検査するには1000日(3年)はかかります。保健所が対応する人数ではないのは明らかですから、もう手を引いて、民間に任せてください。お願いします。
posted by いんちょう at 17:44| Comment(2) | 新型肺炎
この記事へのコメント
どうせキャパオーバーなので既に利権ですらない。

後はデータの体系性だけだが、果たして何時までゴネるか。

まぁ手遅れとは思いますが。私は、乾麺はもう少し買い増しておくことにします。
Posted by 岩見浩造 at 2020年04月09日 20:37
https://diamond.jp/articles/-/231332?page=3

先生ご指摘の、この減少は問題
解りやすい

医療崩壊とか、基本患者には関係無い
大量に避難所兼用隔離病室を準備
給食室 医療者待機所

8割で消える訳が無い
経済活動 再開すれば又再び増加

当面ホテル改造医院を多数設置
Posted by 農家 at 2020年04月10日 15:42
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