2020年04月13日

6万3千件/日のPCR検査がすでに可能なニッポン

 PCR検査の件数があまりにも少なすぎると、批判が起きています。それに対して、保健所は精一杯がんばっており、臨床検査技師がたりないと悲鳴を上げていますが、本当でしょうか。遺伝子分野は日進月歩で、いまだに人手が状況とは考えられません。

ロッシュのコバス 6800/8800シリーズというPCRの装置があります。
この頁の後ろに動画があるので、ご覧になってみてください。人間がするのは、試験管をセットするだけ。
(youtubeもありました)
すごいですね。全部機械でやるのですから、間違いもありません。この機械がいったい日本に何台あるか。先進国のニッポンですから・・・

リコールがあったようで、簡単に平成31年の代数がわかります
(1)コバス 6800 システム 23台 1000件/日
(2)コバス 8800 システム 10台 4000件/日

これらの機械を24時間稼働させますと・・・ 63,000件/日
の処理が可能です。10万件に増やすのも無理ではない数字です。

それを保健所の20年前の機器で人手を書けてちんたらやっているので、1日数千件しかできないのです。




たとえば、熊本大学にも平成26年に1台納入されています。

2020041301.jpg

なぜ、このような機械が多数あるのに、今まで活用せずに、20年以上前の機械で保健所に人力で頼んでいたんでしょうか。そんなことをしているから、こんな馬鹿げた動画をだして、同情を引いて、検査件数の削減を出そうとするのですよ。


いまや、PCR検査には臨床検査技師の資格など不要です。全部機械で24時間でやってくれます。民間の会社はこのような機械を簡単に買うだけの財力もあります。おそらく、この妨害をしてきたのは、4月になれば感染は治まると主張していた感染症専門医たちと、開業医が簡単に検査をして、1兆円もの巨額の費用(今の被害に比べれば、微々たるものと思われますが)を使ってしまうと考えた厚労省でしょう。
ただちに、民間、大学の力を借りて、1日10万件、いや50万件の検査をして、封じ込めるべきです。

新型肺炎「日本は感染症と公衆衛生のリテラシーを高めよう」免疫学の大家がPCR論争に苦言
木村正人 | 在英国際ジャーナリスト2/28(金) 13:33
―PCR検査にはお金がかかるとのことですが

「開業医や病院がこの検査を自由に発注するようになると一つ1万円ぐらいかかる。インフルエンザの場合、年間多い時には患者が2000万人ぐらい出る。PCR検査をやったら年間1億検体を超える。1億検体×1万円=1兆円。医者は儲かるからどんどん検査を出す」

「コロナ疑いと書けばいくらでも出せる。医者はイエス、ノーが言えるから是非やりたい。患者もイエスかノーか言ってもらった方が家で単に休みなさいと言われるより心理的には楽になる」


みなさん、日本にはいまや10万件/日のPCR検査をする能力があります。それを妨げているのは、厚労省、政府です。みんなで声を上げていきましょう。昨日の検体検査方法を使えば4月下旬には、世界一の検査大国となれるのです。

posted by いんちょう at 20:59| Comment(7) | 新型肺炎
この記事へのコメント
小野先生

「長周新聞」に国際教育総合文化研究所・寺島隆吉氏の記事がでました。ぜひご覧ください。

ブーメラン効果 アメリカは自分の仕掛けた戦争で苦しんでいる?

政治経済2020年4月13日

https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/16460
Posted by 渡邉 建 at 2020年04月13日 23:39
東京医師会 8箇所PCR検査
1週間後開始
民間検査機関
凄い数が出ますね

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/412296

北海道は治療が順調 半分退院
Posted by 農家 at 2020年04月14日 20:09
ご苦労様です
熊大 ロバス
稼動してるのか
動かせる人が居るのか
可動前には、校正点検が要るのか
文部省 厚生許可も必要か
廃棄処理大変1000本の試験管

昨日TVで言ってました
10万軒の開業医が、10人PCR検査すれば
すぐ収まると
隔離は大変ですが

ついに玄海原発 テロ施設工事
作業者感染中止
稼動中の原子炉運転員感染クラスターとか、起きたら恐ろしい

火力 水力でも同様
Posted by 農家 at 2020年04月15日 09:56
コバス6800/8800では新型コロナまだ検査できませんねぇ

■新型コロナウイルス検出用 SARS-CoV-2 核酸キット 製造販売承認を申請

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は2020 年3 月25 日に、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を確認するSARS-CoV-2 核酸キットの製造販売承認を厚生労働省に申請しました。
SARS-CoV-2 核酸キットは、リアルタイムPCR 法を原理とする当社の全自動遺伝子検査装置コバス6800 システ
ムおよびコバス 8800 システムを使用し、鼻腔又は咽頭検体中のSARS-CoV-2 RNA を検出することが期待されます。SARS-CoV-2 に特異的な配列と、SARS-CoV-2 を含むサルベコウイルス亜属のサルベコウイルス全般に存在する配列を、一つの検査で検出します。

コバス 6800 システムおよびコバス 8800 システムで使用されるこの検査には、核酸抽出から増幅・検出までの全工程が含まれ、約3 時間で最大96 テストの測定結果を提供します。8 時間の稼働で提供できる測定結果は、コバス 6800 システムでは計384 テスト、コバス 8800 システムでは計960 テストです。

ロシュ・ダイアグノスティックスは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の迅速な診断に貢献できるよう、一日も早い承認取得へ向けて関係各方面と緊密に連携いたします。

※本品は2020 年3 月12 日に米食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可を受けています。また、CE マーク付きの
体外診断用(IVD)医薬品として、EU などのCE マークを必要とする国においても使用が可能です。
Posted by ねぐ at 2020年04月17日 18:30
コバス6800 1000件/日≠1000人
コバス8800 4000件/日≠4000人
なことを理解しておられるでしょうか

コバスをコロナ検査に利用すると
コバス6800 1000件/日=360人
コバス8800 4000件/日=930人
となります
Posted by すずき at 2020年04月21日 11:29
コバス6800/8800では新型コロナの検査できます。

2020年4月7日

多検体処理可能な全自動遺伝子検査装置「コバス 6800 システム」および「コバス 8800 システム」に搭載可能な新型コロナウイルス検出用試薬「コバス® SARS-CoV-2」の薬事承認を取得し、体外診断用医薬品として新発売へ

https://www.roche-diagnostics.jp/news/20/04/07.html
Posted by 疾風 at 2020年04月21日 17:58
すずき さん、

どういうことかよくわからないので、教えていただけないでしょうか。
Posted by 院長 at 2020年04月21日 22:10
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