2020年04月26日

現時点での市中感染率、無症候はどのくらいか

5月6日まで全国的に自粛陽性が出ています。ここ熊本市内でも、歩いている人はあまりいません。しかしながら、TUTAYAは満車、パチンコも営業を継続していて、これではとても感染が終息するとは思えない状況なのも確かです。

 政府は「集団免疫」なる犠牲が大きくなる方法に舵を切っていました。市中感染は蔓延し、これから検査を強化してもなかなか感染防止につながるまでは時間がかかりそうです。市中感染の割合、および感染者がいた場合の無症候性の割合について、興味深い記述がありましたので、紹介いたします。

 まず、市中感染の割合

新型コロナウイルス感染症に関する当院の状況について
慶応大学 2020年04月21日

2020年4月6日に当院の新型コロナウイルス感染症に関する状況をお知らせいたしました。その後の状況変化も含めて、4月21日時点の当院の現状を、以下のとおりお知らせいたします。
感染制御の現況

1.永寿総合病院からの転院患者さんを発端とする感染
2020年3月26日にお知らせいたしました、永寿総合病院からの転院患者さんを発端として起こった特定の病棟内の院内感染(患者4名)については、患者48名、医療従事者113名を対象としてPCR検査等の迅速な接触者調査を行い、医師1名・医療スタッフ3名(いずれも無症状)の感染が確認されました。現在、すべての接触者の待機から4月21日時点で26日目となり、新たな発症者はなく感染拡大はしておりません

今後の見通し
4月13日から4月19日の期間に行われた術前および入院前PCR検査において、新型コロナウイルス感染症以外の治療を目的とした無症状の患者さんのうち5.97%の陽性者(4人/67人中)が確認されました。これは院外・市中で感染したものと考えられ、地域での感染の状況を反映している可能性があり、感染防止にむけてさらなる策を講じていく必要があると考えております。

2020年4月21日
慶應義塾大学病院
病院長 北川 雄光
この5.7%は非常に高い数値です。これらの人はウイルスのキャリアとなっていますので、適切な防御をしないと医療者、および家族に感染が広がります。

一般の入院患者にも「公費でPCR検査を」
日テレNEWS242020年04月20日21時22分
大学病院の院長や医学部長らは、新型コロナウイルスの院内感染を防止するため、一般の入院患者についても公費でPCR検査を実施する必要があると訴えました。

大学病院の院長や医学部長で構成する「全国医学部長病院長会議」は、新型コロナウイルス以外で入院している全ての患者に対して、新型コロナを疑う症状がなくても公費でPCR検査を実施すべきだと訴えました。

感染を知らずに病棟内を歩き回って感染させたり、手術などで院内感染が広がったりする恐れがあるためだとしていて、医療崩壊が起きてしまうと危機感をあらわにしています。

東京大学病院や京都大学病院などでは、すでに、病院が費用を負担してPCR検査を実施しているということです。
 当然ですね。慶応大学の数値を見ると感染率は低くはありません。そして、注意しなければならないのは、大学がすでにPCRを自分の研究費で回していることです。保険収載されているのですから、検査も請求出来るはずなのに、なぜ病院が費用を負担しなければならないのか理解出来ません。医師が必要とした検査を保険請求出来ないのは明らかに何らかの力が働いています。大学にあるPCR装置をなぜフルに活用しないのか。いったいどこが保険請求を認めていないのか、明らかにしてください。

そして、無症候の人の割合は、船橋市のホームページに

新型コロナウイルス感染症について(特設ページ)
更新日:令和2(2020)年4月25日(土曜日)
<船橋市が確認したデータでは、約28%がサイレントキャリア>

船橋市が開設している障害者支援施設で、3月28日に新型コロナウイルス感染症の集団感染が発生し、施設の入所者と職員、その家族を対象にPCR検査を実施しました。PCR検査は、日本では主に発熱などの症状がある人を対象に実施されるため、症状がない人も含めた全員の検査は、数少ない事例です。
その結果、健康上問題なく過ごしていた人の28.1%が陽性となりました。サイレントキャリアについては、海外においても注意すべきこととして発表されています。一定のグループでの検査なので、そのまま社会全体に置き換えることは科学的ではないかもしれませんが、症状がない陽性の人(サイレトキャリア)が高い確率で存在することは否定できません。買い物に行ったり、乗り物に乗ったりすると、たくさんの人と同じ空間にいることになります。そんなとき、健康だと思って過ごしている人の中にも陽性の人が一定数存在していたら・・・その可能性があるということです。
 なんと 1/4もの人がキャリアとなっています。もちろん、特殊な環境ですので、そのまま鵜呑みには出来ませんが、想像よりも遙かに多くの割合で何の症状もなしに、キャリアとなってしまうことが「証明」されてしまいました。

つまり、今までの知見をまとめるとこんな感じでしょうか。

新型肺炎にかかると
25% 無症状
25% ちょっとした風邪症状
25% 風邪とすればかなり重篤だが、酸素は必要としない
25% 酸素を必要とするほど重篤になり、そのうち約半数は人工呼吸器まで

おそらく、こんな感じでしょう。だとすれば、日本の人口の20-25% 2000万人程度の死者が出てもおかしくないと思われます。先の大戦を考えると(200-300万)これは、大変大きな数値で、とても許容出来るものではありません。まずは、症状のある人を拾い出し、それとともにクラスター解析して、無症候のひとたちも隔離する必要があります。

異常のことから概算で、 6% x 1/4 = 1% 東京圏では100人に1人くらいの無症候性のキャリアがいると考えても、それほど間違いではないでしょう。これは本当に厳しい数値です。

 大阪は、おそらく5月6日で自主隔離政策を一度ストップするでしょう。その後の感染爆発は、もはやコントロール不能となるのは火を見るよりも明らかです。かりに自主規制を維新が解除しても決して出歩かないこと。自分の命を守るためには、それ以外にありませんし、逆にそれで十分です。

  

posted by いんちょう at 16:32| Comment(5) | 新型肺炎
この記事へのコメント
無症状の人とかも体の臓器とか生殖機能をサイレントキラー的に痛めつけてたりしてないのでしょうか?
C型肝炎とかああいう状態とかがあると検査の数値とか気をつけておかないと危険ですし…
Posted by 大阪人 at 2020年04月26日 17:04
船橋保険所長 市長 大した物です。
検査しなけりゃ、クラスターでしたね

全国の福祉施設 病院はまず実施
出入り業者全てですね

キャノンの高速PCRを全部の医院に配る
1時間とか
プラスして大学+検査機関の
全部のコバス フル稼働で何とか

https://bunshun.jp/articles/-/37476

この提言に耳傾けないと
2000万ですか 恐ろしい
Posted by 農家 at 2020年04月26日 18:05
自治体の長で優れた判断を出来る人物を多めに見積もっても10人に1人位とすると、既に見逃し多数で絶望的ですね。

その割には、他の死因に数えられている分を合わせても一定期間における死亡率が10倍、100倍に急上昇する筈なのですが、それが見られないのは不思議です。
Posted by 岩見浩造 at 2020年04月26日 19:44
しかし誰とは言いませんが、出来るPCRをしないという批判に向かって、抗体検査はどうか、アビガンはどうか等々とオモチャを次々に乗り換えていく手合いが多くて困ります。

政府を信用しないという点だけが脱原発仲間との共通点で、その辺はてんでバラバラですね。
Posted by 岩見浩造 at 2020年04月26日 20:34
小野先生、はじめまして。慶応大学病院のデータからすると6%の1/4ではないですね。COVIT-19疑い例を除外してサンプリングしているので東京23区内 約1000万人、東京の23区以外約300万人でそれぞれ60万人、18万人のあわせて78万人くらいが、未発症または不顕性感染キャリアということになりませんか?
西浦モデルは、SARSやエボラ出血熱など感染すると発症して、致死率が高い感染症には有効ですが、欧米のロックアウト後、患者数が減少に転じるまで少なくとも30日はかかり、そこからプラス30日の計60日はロックアウトしないと封じ込めは難しいのではないでしょうか?
Posted by こうきち at 2020年04月27日 04:57
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