2020年04月27日

大阪は連休明けに緊急事態宣言を返上し、自粛をやめる。そして、地獄へ・・

 4月7日に緊急事態宣言が出されてから約3週間がたちました。

緊急事態宣言解除の可否、専門家の提言受け判断=安倍首相
2020年04月27日(月)14時22分
 4月27日、安倍晋三首相(写真)は衆院本会議で5月6日を期限とする緊急事態宣言の解除について「可否は専門家の提言を踏まえ判断する」として、人と人の接触8割減の実現を徹底したいと強調した。
宣言の時は、専門家、そして自治体からの突き上げを食らって、渋々緊急事態宣言を出したのが安倍首相です。ちまたでは「なめくじ」のようにのろいと言われていますが、解除は専門家の提言を聞くと話してはいます。が、その専門家委員会は責任をとりたくないのは明らかですから、なにも具体的な基準を発表していません。いくらでも恣意的に解除が出来る状況です。なお、ここで言う専門家とは当然「感染症」の専門家であるべきだと私自身は考えますが、この国の政府は腐っていますから、経済の専門家の意見を聞くに決まっています。
 素早い対応をした中国、韓国がおおよそコロナ肺炎をほぼ駆逐したにもかかわらず、日本がやっているのは自粛のみ。なんら現代的な医療は行っておりません。自粛、あるいはロックダウンをしながら、検査、隔離を同時に進めないとコロナ肺炎には勝てないのは明らかなのにです。今の対応は、100年前のスペイン風邪と全く変わりません。まさに竹槍でコロナ肺炎と闘っているのが日本なのです。

日本のPCR検査は、いまだに保健所がトリアージを行っています。だいたい、発熱の患者をすべて保健所でみるというのが非現実的なのは明らかです。発熱の患者は通常でも非常に多いため、そのような患者はクリニックを最初に受診します。軽少な患者に対しては、熱冷ましなどの処方を行い、重篤な場合はレントゲンを撮ったり、あるいは血液検査を行って、入院が必要と判断したら、上位の病院を紹介します。わたしは、いままでそうやってきました。そのようなクリニックは、全国津々浦々にあります。それを全部保健所に任せたら、電話が通じないのは当たり前です。発熱の患者を診なかったら、内科開業医の存在価値はないと思います。
 今の内科医の役割は、適切な患者にPCR検査をおこない、あるいは家族も含めてPCR検査をおこないコロナか否かの鑑別診断を行うことでしょう。ところが、クリニックからは事実上PCR検査を出せない状況が、最初から続いています。手足が縛られた状態では、何も出来ませんから、結局事実上の受診拒否をせざるを得なくなっています。なぜ、PCRの前に医療従事者および設備を汚染させるレントゲンや、採血をしないといけないのか、未だに意味がわかりません。そして、そこまでしても必ずしもPCR検査が受けられるとは限りません。無症候性の人が、感染者の少なくとも25%程度いることがわかっているのに、なぜPCR検査を絞るのでしょうか。
レントゲンや採血で医療従事者が感染したら、それこそ犬死にです。竹槍しか持たさない状況では、われわれも事実上の診療拒否をせざるを得ないのです。非常に情けないことですが。

シリーズ新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報山梨大学における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との闘い(第5報)PCR検査体制強化に今こそ大学が蜂起を!オピニオン2020年4月22日(水)配信島田眞路(山梨大学学長)、荒神裕之(山梨大病院医療の質・安全管理部特任教授)に面白いグラフがありましたので、ここで紹介いたします。

2020042701.JPG
土日で検査件数が如実に下がっていますね。Covid-19ウイルスは、土日には活動していないのでしょうか?
そんなことはありません。文章中にも書かれていますが、保健所が休みのために検査件数が極端に減るだけです。では、連休中はどうでしょう?おそらく、出勤者は緊急PCRの要員として確保されているだけでしょう。そうすれば、検体数は全国で通常の1/3以下となり、陽性者数はおそらく全国で二桁まで減少するかも知れません。
 そして、その結果のみを持って、8割削減が大変すばらしい効果を上げた。自粛解除とすることでしょう。とくに、大阪維新は最初から5月6日で自粛を解除すると明言していますから、「科学的」根拠に基づいて、解除すると思われます。
 まともな検査、隔離をしないまま、たんなる「自粛」のみで流行が収まるようならば、各国とも苦労していません。連休明けから2週間程度たった5月末には大阪を中心として、大規模な感染が起き、もはや世界最悪の状況になると予言せざるを得ません。

 いい意味で裏切られることを祈っています。

2020年04月19日
大阪維新の感染症対策は、破綻するのは明らかだ

posted by いんちょう at 16:27| Comment(3) | 新型肺炎
この記事へのコメント
京都大学の山中伸弥先生の発信によると、検査件数に対する陽性者の割合(陽性率)に注意すべきとのことです。
https://www.covid19-yamanaka.com/cont3/16.html

その要旨は:
陽性率は東京で40%、大阪で20%と危険領域にある。多くの陽性者を見逃してゐる可能性が大。ちなみに、不十分な検査のアメリカでは20%、十分な検査のドイツと韓国ではそれぞれ7%、3%である。
感染者数で一喜一憂せず、真の姿をとらえる必要あり。
日本は検査数を3倍は増やす必要があり、これが社会活動再開の最低条件。
Posted by 渡辺 建 at 2020年04月28日 11:05
京都大学の山中伸弥先生の発信によると、検査件数に対する陽性者の割合(陽性率)に注意すべきとのことです。
https://www.covid19-yamanaka.com/cont3/16.html

その要旨は:
陽性率は東京で40%、大阪で20%と危険領域にある。多くの陽性者を見逃してゐる可能性が大。ちなみに、不十分な検査のアメリカでは20%、十分な検査のドイツと韓国ではそれぞれ、7%、3%である。
感染者数で一喜一憂せず、真の姿をとらえる必要あり。
日本は検査数を3倍は増やす必要があり、これが社会活動再開の最低条件。
Posted by 渡邉 建 at 2020年04月28日 11:26
ソクラテスの弁明

ソクラテスが言わんとしたこと考えて欲しい。

きのう(4月27日)は、ソクラテスが刑死した日なので、

最も基本的な事項を理解することなしには、どんなにたくさんのことを知っていても専門家としては機能しない。
特に実験、観察、メカニズム、科学、因果関係など、本書でキーワードとする問題は、知っているつもりの単語なので、
専門家でもあまり突き詰めて意味を考えたり調べたりしない。
知っているつもりが逆に落とし穴となり、専門家を専門家でなくしてしまう。

Posted by 癘{俊夫 at 2020年04月28日 12:22
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