月末まで緊急事態宣言延長 安倍首相「責任を痛感」―14日に中間評価、一部解除も
2020年05月04日21時15分
政府は4日、新型コロナウイルス感染症対策本部の会合を首相官邸で開き、6日で期限が切れる緊急事態宣言を47都道府県を対象に今月31日まで延長することを決定した。安倍晋三首相は記者会見で、宣言を継続せざるを得ないことについて「責任を痛感している」と陳謝すると同時に、国民に理解と協力を呼び掛けた。政府は14日をめどに感染状況などの中間評価を行い、可能な県では期限前に宣言を解除する方針だ。
2020年05月04日21時15分
政府は4日、新型コロナウイルス感染症対策本部の会合を首相官邸で開き、6日で期限が切れる緊急事態宣言を47都道府県を対象に今月31日まで延長することを決定した。安倍晋三首相は記者会見で、宣言を継続せざるを得ないことについて「責任を痛感している」と陳謝すると同時に、国民に理解と協力を呼び掛けた。政府は14日をめどに感染状況などの中間評価を行い、可能な県では期限前に宣言を解除する方針だ。
この間、政府がやったのはどれだけ人通りが減ったかの調査のみ。医療機関に対して、何か具体的な支援なり、システム作りがあったとは私は知りません。各地の医師会がようやく、PCR検査を始めようかとしているところ。検査に関しても、相変わらず原因がわかりません。目詰まりが起きてますとか、抽象的な言葉ばかり。
PCR検査反対派は、次のようなツイート
<
PCR教徒ですか。。だれも諸外国以上にやれと入っていません。せめて、諸外国と同程度には数を増やせてと言っているだけ。ということは、日本の何十倍〜何百倍も検査している国こそ、PCR教徒ではありませんか。こういう自分の都合のいいところだけを切り取って宣伝するのをプロパガンダと呼びます。この方、日本がどの程度の検査出来ているのかご存じなんでしょうか。専門家会議もようやく、こんな評論家のようなコメントそもそもPCRを流行状況の把握に対する万能薬だと思っているのは日本くらいのもの。英語ができるならPCR教徒の人にも読んでもらいたいな。
— 村中璃子 RIKO MURANAKA (@rikomrnk) May 4, 2020
専門家会議、PCR検査「明らかに少ない」
5日 0時20分
新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査の日本の実施件数について、政府の専門家会議は、他国に比べ、明らかに少ないとして、軽症者にも迅速に検査できる体制に移行するよう求めました。
「PCRの検査数は、単純な比較は難しいものの、他国と比べ、明らかに少ない。これは間違いない」(専門家会議 尾身茂副座長)
5日 0時20分
新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査の日本の実施件数について、政府の専門家会議は、他国に比べ、明らかに少ないとして、軽症者にも迅速に検査できる体制に移行するよう求めました。
「PCRの検査数は、単純な比較は難しいものの、他国と比べ、明らかに少ない。これは間違いない」(専門家会議 尾身茂副座長)
さて、医師会が真っ先にCovid-19から逃げ出して(検査をするな、熱が出ても4日間自宅で様子を見ろ、開業医はインフルエンザ検査もするな)、すべての発熱者を保健所で見るようになってしまいました。これほど市中感染となっして待ったのにPCR検査も保健所のみで実施しているため、まともに検査数が増えません。それは、20年前のいわばフロッピーベースで仕事をしているから。
そもそも、いつも医療の最前線に立っていないところが、矢面に立たされているのですから、まともに対応するのは不可能です。そのため、綿棒が足りないとか、あるいは試薬が足りないとか、人が足りないとか、予算の制約があるために何も動けないですし、そもそもどんなところに何を頼めばいいのかさえ把握していない(通常時は、それで大丈夫でしょうが)のですから、当たり前です。
PCR検査の目詰まりをなくすには、保健所を外せばよい。すべて民間に任せればいいのに、保険収載から2ヶ月立ってもこの状況です。当然、私のところでもPCR検査はできません。PCR検査センターに紹介もできません。検体採取は簡単な手技なのに、それを一番最後に回すように保健所が指導してくるからです。
・インフルエンザ検査はしましたか(しないように言われています)
・血液検査はしましたか(導線が分かれていないのでできません)
・胸部レントゲンは撮りましたか(導線が分かれていないのでできません)
となりますから。患者本人は、コロナかどうかを心配してきているのに、関係のない検査をいくらしたところで本人は納得できませんし、こちら医療者側も無意味な検査をして感染の危険を冒す気にもなれません。PCR検査の検体をとることがものすごく大変ならばわかりますが、インフルエンザと全く同じ簡便な検査なんですから。検体をとったらすぐに固定化し不活化すれば、輸送の問題もなくなります。こんな簡単なことすら、なぜ3ヶ月以上も立つのに専門家たちはわからないんでしょう。そして、PCR教徒と揶揄するだけ。
検査を絞っていますから、こんなことになります。
浴室で死亡の男性 死後に感染判明
4日 10時38分
東京・練馬区に住む92歳の男性が先月、自宅の浴室で亡くなっているのが見つかり、死亡後の検査で新型コロナウイルスへの感染が確認されたことがわかりました。
関係者によりますと、先月27日午前、練馬区に住む92歳の男性が浴槽の中で死亡しているのを同居している娘が見つけました。男性の死因はわかっていませんが、亡くなる1週間ほど前から微熱が続いていて、死亡後の検査で新型コロナウイルスへの感染が確認されたということです。
4日 10時38分
東京・練馬区に住む92歳の男性が先月、自宅の浴室で亡くなっているのが見つかり、死亡後の検査で新型コロナウイルスへの感染が確認されたことがわかりました。
関係者によりますと、先月27日午前、練馬区に住む92歳の男性が浴槽の中で死亡しているのを同居している娘が見つけました。男性の死因はわかっていませんが、亡くなる1週間ほど前から微熱が続いていて、死亡後の検査で新型コロナウイルスへの感染が確認されたということです。
その手前ではこんなことになっています。
コロナ疑いで通報、搬送まで4時間超 断る病院が相次ぐ
石橋英昭 窪小谷菜月2020年5月3日 7時39分
新型コロナウイルスに感染した疑いがある人を救急車で搬送した例が、宮城県内で34件(4月29日現在)あることが県の調べでわかった。名取市や仙台市では、受け入れを断る病院が相次ぎ、病院探しに2〜4時間かかった例があった。搬送の現場も感染防止に神経をとがらせている。
保健所が検査をしませんから、自宅で待っている間に重症化します。医療機関も断り、保健所も断って、まるで「攻略ゲーム」だと書いている人もいます。石橋英昭 窪小谷菜月2020年5月3日 7時39分
新型コロナウイルスに感染した疑いがある人を救急車で搬送した例が、宮城県内で34件(4月29日現在)あることが県の調べでわかった。名取市や仙台市では、受け入れを断る病院が相次ぎ、病院探しに2〜4時間かかった例があった。搬送の現場も感染防止に神経をとがらせている。
自宅療養中に急変し死亡相次ぐ 東京都内 新型コロナ
2020年4月25日 19時18分
今月、東京都内で微熱などとして自宅療養していた80代の男性2人が相次いで倒れて死亡したあと、新型コロナウイルスに感染していたことが捜査関係者などへの取材でわかりました。このうち1人は症状が改善しないため病院に向かう途中で倒れたということで、専門家は「症状が急激に悪化することを示したもので、常に先を見据えた処置を取る必要がある」と指摘しています。
2020年4月25日 19時18分
今月、東京都内で微熱などとして自宅療養していた80代の男性2人が相次いで倒れて死亡したあと、新型コロナウイルスに感染していたことが捜査関係者などへの取材でわかりました。このうち1人は症状が改善しないため病院に向かう途中で倒れたということで、専門家は「症状が急激に悪化することを示したもので、常に先を見据えた処置を取る必要がある」と指摘しています。
この方の言うとおり、一番簡単なのは開業医での検査、それが無理ならば、医師の紹介でPCRセンター、その後感染が確認されれば、隔離病棟、あるいはホテルなどと言う流れになっていれば、救急車の要請は極端に減ります。発熱患者の診断がつかないままですから、仕方なく自宅で療養し、救急車で移動せざるを得ないほど重症になるまで放置となるわけです。介護施設から出される人も何かあったら、救急車を呼んでください。と、言われ
— Emma Matsumoto (@emacoach) May 3, 2020
コロナでない病気や怪我で自宅に帰された人も、何かあったら救急車を呼んでくださいって言われているのだけど
重なったらどうなるのか?とか、
尚且つコロナ発症だったら、どうなるのか?考えていると夜も眠れない。
しかしながら、救急車の台数は各地区で2〜3台です。それが全部で払ってしまう可能性が高いことも、上記の待ち時間を見れば明らかです。つまり、救急車を呼んでも空きがないからこれない、仮に来たとしても受け入れ先がない状況となります。救急車が来ないまま、息が絶えてしまうことも珍しくはなくなるでしょう。
もし、自宅で息がなくなれば事件となり、警察に電話をしなければなりません。が、警察もそのような状況となっていれば、すべての不審死に捜査をすることができなくなります。最終的にどうすればよいか。死亡診断は必要ですから、「かかりつけ医」に連絡して死亡診断してもらい、葬儀に回すことになります。が、そこまで事態が悪化していると葬儀社も受付不能となる可能性もあります。国はこのように大量死が出た場合に備えて、一時的な土葬も法律上は備えていると聞きます(新型インフルエンザの時に整備したようです)。
ひどい国家では、路上に遺体が放置されるまでになっています
路上に放置された遺体の数々…新型コロナまん延のエクアドル、副大統領が謝罪
2020年4月5日 17:57 発信地:キト/エクアドル [ エクアドル 中南米 ]
【4月5日 AFP】新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により、南米でも最悪レベルの被害を受けたエクアドルの港湾都市グアヤキル(Guayaquil)で、多数の遺体が路上に放置されていたことを受け、同国のオットー・ラモン・ソネンオルスネル・スペル(Otto Ramon Sonnenholzner Sper)副大統領が4日、謝罪した。
今のまま手をこまねいた状態で、自粛解除をしてしまうと最終的にはこのような状況に陥ります。なぜ、検査を本気で拡充しないのか。医療者の一人として、本当に危機感を持っています。2020年4月5日 17:57 発信地:キト/エクアドル [ エクアドル 中南米 ]
【4月5日 AFP】新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により、南米でも最悪レベルの被害を受けたエクアドルの港湾都市グアヤキル(Guayaquil)で、多数の遺体が路上に放置されていたことを受け、同国のオットー・ラモン・ソネンオルスネル・スペル(Otto Ramon Sonnenholzner Sper)副大統領が4日、謝罪した。
なお、いまだに大半の医師は、この程度の理解だと言うことを紹介して、ブログのまとめとします。
日本のコロナ対策、結局「何に成功し、何に成功していないのか」
そもそもの「戦略」から考える 高橋 政代 2020/05/05
私は以前、あるインタビューで「新型コロナウイルスは怖くない」という趣旨の話をしたことがあるが、ある医療従事者はこんなに恐ろしい病気を怖くないというのは情報不足ですと言う。インフルエンザと異なり直接ウイルスが肺炎を起こすこと、数時間で急激に増悪して集中治療室に運ばれてしまう人がいること、医療者でもあるので最近の情報として当然知っている。
私はコロナは鳥インフルエンザ(H5N1)を含むインフルエンザなどと比べて、最近の抗体検査による感染者の実数から見ると致死率も高くなく、「絶対にかかってはいけない疾患」というわけではないという、医学的ではなく社会的な観点からの発言をしている。
日本はよく持ちこたえている
まず、私は2月末の段階で、日本の新型コロナウイルスによる死亡者数は、2009年の新型インフルエンザの流行時と同じように、世界に比べても低い数で推移するのではないかと感じていた(【参考】2009年11月のWHOの発表によると、新型インフルエンザによる100万人当たりの死者数は日本との比較で 米国:16.5倍、オーストラリア:43倍、アルゼンチン:73倍となっている)。
初期の直感であるが、今もそう思う。日本の医療は1980年代には世界最高とWHOに認められたのである。最近は医療崩壊で現場は限界ギリギリで支えられており心配ではあるが、流行は先行したのに、欧米と比べ、ここまでよく持ちこたえている。4月27日現在死者数はアメリカ5万4000人超、イギリス2万人超、日本は348人と100倍もの差がある。このまま欧米のような医療崩壊を起こさず対処することができれば、予想通りの結果になるのではないかと思う。
後述の通り、日本は最初から感染者を全部把握することは諦めた方針であったので、感染者数で一喜一憂する必要はない。世界に比べかなり多いCT台数【図1】によってコロナに特徴的な肺炎像で見つけられ、重症にならないようケアされている。PCRの検査数が他国と比べ少ないことを懸念する声があるが、そればかりに注目すべきではない。
いずれにしても、日本はこれまで医療ではうまくしのいでおり、今は医師が必要とするPCR検査を行う体制と、軽症者をホテルなどに集めて隔離する仕組みが急ピッチで整えられている。今後は社会的課題に重点を置いて数年単位の長期戦の中で積み残しなく人々を救うことが重要である。
矛盾があることを書いているので歯切れが悪く、最終的に全く意味がわからない文章です。しかし、大半の医師がこのようにそもそもの「戦略」から考える 高橋 政代 2020/05/05
私は以前、あるインタビューで「新型コロナウイルスは怖くない」という趣旨の話をしたことがあるが、ある医療従事者はこんなに恐ろしい病気を怖くないというのは情報不足ですと言う。インフルエンザと異なり直接ウイルスが肺炎を起こすこと、数時間で急激に増悪して集中治療室に運ばれてしまう人がいること、医療者でもあるので最近の情報として当然知っている。
私はコロナは鳥インフルエンザ(H5N1)を含むインフルエンザなどと比べて、最近の抗体検査による感染者の実数から見ると致死率も高くなく、「絶対にかかってはいけない疾患」というわけではないという、医学的ではなく社会的な観点からの発言をしている。
日本はよく持ちこたえている
まず、私は2月末の段階で、日本の新型コロナウイルスによる死亡者数は、2009年の新型インフルエンザの流行時と同じように、世界に比べても低い数で推移するのではないかと感じていた(【参考】2009年11月のWHOの発表によると、新型インフルエンザによる100万人当たりの死者数は日本との比較で 米国:16.5倍、オーストラリア:43倍、アルゼンチン:73倍となっている)。
初期の直感であるが、今もそう思う。日本の医療は1980年代には世界最高とWHOに認められたのである。最近は医療崩壊で現場は限界ギリギリで支えられており心配ではあるが、流行は先行したのに、欧米と比べ、ここまでよく持ちこたえている。4月27日現在死者数はアメリカ5万4000人超、イギリス2万人超、日本は348人と100倍もの差がある。このまま欧米のような医療崩壊を起こさず対処することができれば、予想通りの結果になるのではないかと思う。
後述の通り、日本は最初から感染者を全部把握することは諦めた方針であったので、感染者数で一喜一憂する必要はない。世界に比べかなり多いCT台数【図1】によってコロナに特徴的な肺炎像で見つけられ、重症にならないようケアされている。PCRの検査数が他国と比べ少ないことを懸念する声があるが、そればかりに注目すべきではない。
いずれにしても、日本はこれまで医療ではうまくしのいでおり、今は医師が必要とするPCR検査を行う体制と、軽症者をホテルなどに集めて隔離する仕組みが急ピッチで整えられている。今後は社会的課題に重点を置いて数年単位の長期戦の中で積み残しなく人々を救うことが重要である。
・日本はうまくやっている
・医療崩壊は起きていない
と考えてしまっているのは事実のようです。なぜなのか、ずっと考えていますが、未だに答えは見つかりません。
発熱患者が3時間かけても電話相談さえつながらない・・医療崩壊ジャパン2020年05月02日
医療崩壊が起きて、患者が放置されるとどのような事態が起こりうるか2020年04月07日
政治家は当然
大先生は知らないのでしょうね
大学病院 筑波研究所群 検査会社
は管轄外という意識か、封印されてる
稼動したら
10万以上検査 最大1万人患者/day
入院隔離施設が無い 金が無い
医療者 かなり倒れる
医者も不足しますが、
看護にCAさん研修緊急投入
レストランシェフも大量雇用
美味しい物栄養の有るもので
早期治療復帰
難しいでしょうね
もう遅いかも
ご苦労様です