直接の原因は、「伝統工芸品」的な手法で日本が検査をしているのに対して、諸外国は全自動のPCR装置をしているから。
左が日本、右が韓国。日本人は職人である伝統工芸技師(臨床検査技師)が、一つ一つ試薬をスポイトで吸い取って、一つ一つ丁寧にスピッツの中に注入します。韓国は写真に示すように全部自動化しています。そりゃあ、増えませんよね。そして伝統工芸士の数が足りないから、検査は増えないんです。我々も大変なんですと主張しているわけです。
では、フランスはどうか。昨日のブログで紹介したようになんと日本の会社のPCR装置で全自動化をして、どんどんと検査をやって、感謝状までもらっているのは、ご紹介した通り
その装置は3月10日に認可を取ろうとして準備中ですが、いまだに厚労省は認可していません。
本当に理解に苦しみます。そして、米国もスピード認可フランスから日本の松戸の会社PSS社に感謝状。このPCR 機で助かった!
— Emma Matsumoto (@emacoach) May 7, 2020
フランスで許可されたけど、日本は認証通らないから農工大と改良版を申請中。薬事承認待ち。
イムデシベルみたいなインターナショナルなお墨付きがあると、今回の特別措置で早い!
行政は、自分達で決められないのか?
https://t.co/tP0TmJRa2B
— kumanomi (@longtentacles1) March 13, 2020
私が前に書いた通りロッシュの検査薬は米国がスピートに認可。すでに1月に発売していました。24時間で4000サンプル以上の処理のフルオート検査。
日本製(感染研)にこだわって、できない理由ばっかり述べる加藤厚相、官僚操り人形のですね。
“「疫学調査」優先の誤算
— ささやかなささやき (@mokchi2) March 11, 2020
なぜ日本で新型コロナ検査数が少ないか?国立感染研が自前の検査手法にこだわったから
なぜこだわったかというと、ロシュなど民間会社の検査と混じるとデータにばらつきが出て疫学調査のデータとして価値が落ちるため”
指摘するのが一か月遅い pic.twitter.com/ye7qpHrpJ5
何度でもいいますがふつー検体採取時にRNA抽出試薬にそのまま入れるんですよ。楽だし蛋白変性するから感染性無くなるし。
— ramos (@ramos59454108) April 26, 2020
なのに感染研が出したプロトコルには
「感染性を維持したまま送ってね。あ、BSLしか検査できないね♡抽出の最初の液で感染性消えるけど、それは後の話ね」って書いてある
バカ?
感染研が試薬に関して妨害をしていることは、ついに報道されました。
メーカー関係者や専門家によると、RNAを抽出する試薬は国立感染症研究所のマニュアルで例示された海外の試薬メーカーの製品に需要が集中。輸入に頼っていることもあり、不足の恐れがあるという(2020.5.6熊日報道)
新型肺炎検査の民間委託を妨害する国立感染研の「OB」とは誰か?2020.03.06
(前略)この件で、「中枢にある政治家」から返事があった。「公的負担に関しては、もうできたよ」。しからばと、岡田教授が検査の拡充についてたずねると、「クリニックからの直接依頼はちょっと待ってくれと言われてる」との答えだった。
そこで、岡田教授は「待ってくれっていうのはどういうことなんですか。オリンピックのために汚染国のイメージはつけたくないという大きな力が働いているんですか」と、かねてから抱いていた疑問をぶつけた。
すると、その政治家は「ハハハ」と笑って「そんな肝が据わった官僚は今どきいない」と言い、次のような話をしたと岡田教授は証言する。
「これはテリトリー争いだ。このデータはすごい貴重なんだ。衛生研から上がってきたデータは全部、感染研が掌握する。このデータを感染研が自分で持っていたいと言う感染研のOBがいる。そこらへんがネックだったんだよ」
どういうことなのか。自分の研究や論文作成のため、データを感染研が独り占めにすべきだと思っているOB研究者がいて、民間に検体をまわすのを渋っている。ほんとうなら、心得違いも甚だしい。
(前略)この件で、「中枢にある政治家」から返事があった。「公的負担に関しては、もうできたよ」。しからばと、岡田教授が検査の拡充についてたずねると、「クリニックからの直接依頼はちょっと待ってくれと言われてる」との答えだった。
そこで、岡田教授は「待ってくれっていうのはどういうことなんですか。オリンピックのために汚染国のイメージはつけたくないという大きな力が働いているんですか」と、かねてから抱いていた疑問をぶつけた。
すると、その政治家は「ハハハ」と笑って「そんな肝が据わった官僚は今どきいない」と言い、次のような話をしたと岡田教授は証言する。
「これはテリトリー争いだ。このデータはすごい貴重なんだ。衛生研から上がってきたデータは全部、感染研が掌握する。このデータを感染研が自分で持っていたいと言う感染研のOBがいる。そこらへんがネックだったんだよ」
どういうことなのか。自分の研究や論文作成のため、データを感染研が独り占めにすべきだと思っているOB研究者がいて、民間に検体をまわすのを渋っている。ほんとうなら、心得違いも甚だしい。
これに対して、感染研は、所長の名前で反論
新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査に関する報道の事実誤認について
2020年3月1日
国立感染症研究所
所長 脇田 隆字

今般、北海道における新型コロナウイルス感染症に関する一部の報道において、国立感染症研究所(以下、本所)職員の発言趣旨に関して事実と異なる報道がございましたので、ここでご説明いたします。
3/2(月) 7:56
3.一部報道による事実誤認について
一部の報道では、北海道に派遣された職員がPCR検査について「入院を要する肺炎患者に限定すべき」と発言し、「検査をさせないようにしている」との疑念が指摘されています。
しかし、積極的疫学調査では、医療機関において感染の疑いがある患者さんへのPCR検査の実施の必要性について言及することは一切ありません。
5.報道に携わる皆様へのお願い
最近の各種報道では、上記の件以外でも、本所が「検査件数を抑えることで感染者数を少なく見せかけようとしている」、「実態を見えなくするために、検査拡大を拒んでいる」といった趣旨の、事実と異なる内容の記事が散見されます。
しかしながら、検査手順もなにもかも感染研が主導で決め、最新鋭の自動機器を厚労省はなかなか認証せず、しかもいまだに一般クリニックからの検査を受け付けていないのも事実です。2020年3月1日
国立感染症研究所
所長 脇田 隆字
今般、北海道における新型コロナウイルス感染症に関する一部の報道において、国立感染症研究所(以下、本所)職員の発言趣旨に関して事実と異なる報道がございましたので、ここでご説明いたします。
3/2(月) 7:56
3.一部報道による事実誤認について
一部の報道では、北海道に派遣された職員がPCR検査について「入院を要する肺炎患者に限定すべき」と発言し、「検査をさせないようにしている」との疑念が指摘されています。
しかし、積極的疫学調査では、医療機関において感染の疑いがある患者さんへのPCR検査の実施の必要性について言及することは一切ありません。
5.報道に携わる皆様へのお願い
最近の各種報道では、上記の件以外でも、本所が「検査件数を抑えることで感染者数を少なく見せかけようとしている」、「実態を見えなくするために、検査拡大を拒んでいる」といった趣旨の、事実と異なる内容の記事が散見されます。
ここまではわかっていましたが、なぜこうか。最後のピースが埋まりませんでしたが、この方のブログに全部ぶちまけてありました。
八木啓代(やぎのぶよ)のひとりごとより
新型コロナについての、ある程度のまとめ
(前略)
もっとも、この豚インフルの時ですら、感染研のやり方はひどいものでした。ほとんど意味のない成田検疫に固執し、自前ワクチン開発にこだわってCDCが提供した遺伝子データを抱え込んでいたものです。結果的に豚インフルが、ぜんぜん大した病気ではなかったから良かったようなものの、もし、本当に伝染性や死亡率の高い病気だったら、あのときだって、とんでもないことになっていたはずでした。
なお、その頃の日本の感染研の悪弊はいまだに引き継がれていて、「自前のPCR検査」にこだわるあまり、一度に1000件検査できて結果が4時間で出る韓国製キットなどを意地でも使わないし、むしろ、検査能力の低さをごまかすために、「できるだけ検査しない」→「検査しない方がいい理由なるものを必死で吹聴する」という流れになってしまって、そこから方向転換できなくなっている模様なのが現状であります。
目からうろこでした。自前の検査機器にこだわったから、検査ができない。だから検査しないほうがいい理由を一生懸命説明していた。(前略)
もっとも、この豚インフルの時ですら、感染研のやり方はひどいものでした。ほとんど意味のない成田検疫に固執し、自前ワクチン開発にこだわってCDCが提供した遺伝子データを抱え込んでいたものです。結果的に豚インフルが、ぜんぜん大した病気ではなかったから良かったようなものの、もし、本当に伝染性や死亡率の高い病気だったら、あのときだって、とんでもないことになっていたはずでした。
なお、その頃の日本の感染研の悪弊はいまだに引き継がれていて、「自前のPCR検査」にこだわるあまり、一度に1000件検査できて結果が4時間で出る韓国製キットなどを意地でも使わないし、むしろ、検査能力の低さをごまかすために、「できるだけ検査しない」→「検査しない方がいい理由なるものを必死で吹聴する」という流れになってしまって、そこから方向転換できなくなっている模様なのが現状であります。
たしかに、医師会もしかも感染症専門医たちも、あらゆる一般の医師も検査をしないでいい理由を一生懸命吹聴していました。今、厚労省からはしごを外されて、あたふたしている医師?もいるようですが
何を言っているのかサッパリわからない。
— 外出時は2m空ける救急医Taka (@mph_for_doctors) May 5, 2020
「帰国者・接触者相談センター」に相談する基準は発熱が4日以上続く場合です。
他に特段心配な症状があれば、病院に連絡して受診してください。
で済む話でしょう。
今更4日未満でも行けなんて言い出すのは余計に筋が通らない。https://t.co/DGfZKa51G1
もはや、日本内科学会と感染症学会もま反対の声明を出す事態になっています。
日本内科学会、日本感染症学会合同声明文
最終更新日:2020年4月22日
新型コロナ感染症(COVID-19)の患者さん並びに医療者への感染拡大が進んでおり、既に一部の地域では医療崩壊の可能性が高まっています。
COVID-19に関しては、無症状の患者さんからのウイルス感染が感染拡大の重大な要因です。また、院内感染は診療機能の抑制・停止に直結し、医療崩壊を促進します。
院内感染を予防するための水際対策として、COVID-19の症状が明らかではない患者さんに対しても手術(挿管を伴うもの)、分娩、内視鏡検査、透析医療あるいは救急医療などの診療実施前にCOVID-19のPCR検査を行うことは医療崩壊を防ぐために必須であり、このための公的補助を強く要望いたします。地域の蔓延状況、患者の症状や術式などを考慮した上での検査のさらなる普及・導入が望まれます。
なお、COVID-19のPCR検査における偽陰性の確率が低くはないことに鑑み、検査が陰性であっても感染防御を怠ってはならないことは勿論であることを付け加えさせていただきます。
そもそも、保険収載されているのですから、こういった声明文を出すこと自体が本来はおかしな話ではあるのですが。。そして、なぜそれを入院患者のみに絞ろうとするのか。外来の発熱患者でも、医師が必要と判断したら保健所を通さずに検査できなければおかしな話です。最終更新日:2020年4月22日
新型コロナ感染症(COVID-19)の患者さん並びに医療者への感染拡大が進んでおり、既に一部の地域では医療崩壊の可能性が高まっています。
COVID-19に関しては、無症状の患者さんからのウイルス感染が感染拡大の重大な要因です。また、院内感染は診療機能の抑制・停止に直結し、医療崩壊を促進します。
院内感染を予防するための水際対策として、COVID-19の症状が明らかではない患者さんに対しても手術(挿管を伴うもの)、分娩、内視鏡検査、透析医療あるいは救急医療などの診療実施前にCOVID-19のPCR検査を行うことは医療崩壊を防ぐために必須であり、このための公的補助を強く要望いたします。地域の蔓延状況、患者の症状や術式などを考慮した上での検査のさらなる普及・導入が望まれます。
なお、COVID-19のPCR検査における偽陰性の確率が低くはないことに鑑み、検査が陰性であっても感染防御を怠ってはならないことは勿論であることを付け加えさせていただきます。
2020年4月21日
一般社団法人日本内科学会
理事長 矢冨 裕
一般社団法人日本感染症学会
理事長 舘田 一博
一般社団法人日本内科学会
理事長 矢冨 裕
一般社団法人日本感染症学会
理事長 舘田 一博
結局、まとめると
感染研が検査、ワクチン利権の独占 → 感染研検査方式は旧式だから検査数極少→ 検査をしすぎで医療崩壊キャンペーン → 愚かな学会、医師がそれをまともに信じて、検査抑制
あまりにも低レベルでなさけなさすぎます。まあ、それが日本の利権構造なのでしょう。PSSに難癖をつけずに、厚労省はさっさと承認するべきです。そもそも、なにがどうなのかわかっている役人など一人もいないのでしょ。それとも天下りポストのない会社の認可は認めないと主張するのでしょうか。それこそ、殺人罪だと思います。もう、こんな国民の足を引っ張るだけの厚労省なんて不要です。ヨーロッパで認可されれば、米国で認可されればそれで、十分です。
そして、このもたもたした許認可を一挙に進めるのが政治家の役割でしょう。わいろがないからしない、できないとでもいうのですか。こういうときこそ、イラ菅といわれた政治家の破壊力が必要です。へらへら笑って役人の言う通りに動く大臣なんて、もう辞任してください。お願いします。
全自動で行うPCR検査−日本メーカーも主役の一つ、ガラパゴス利権で使用出来ず2020年05月06日
なぜ、感染研は新型肺炎の検査件数を絞り、データの独占を企むのか2020年03月11日
タグ:PCR
ドリフのいかりやが最後に
「ダメだこりゃ!」
で終わるコントですね。
木村盛世から引用
今回の騒動の原因が「行動計画」にあったことがわかっていただけたでしょう。なぜ誤った行動計画が作られたのかと言えば、作成に携わった厚労省の医系技官たちが公衆衛生学を理解していない素人集団だったことに尽きます。いまのままで政府の対応が進んでゆけば、新型インフルエンザがさらに大きな社会のパニックを起こすことになるでしょう。
繰り返しますが、今まで人間界で流行したことのないタイプであっても、自然発生的なインフルエンザウイルスであれば、数年後には収まってゆきます。ですから「重症化しやすい人たちにできるだけ広がらないようにする」ことをメインの対策として、後は広がるものは広がるものだと腹をくくることが大切です。
何よりもしなければならないことは、今回の新型インフルエンザ騒動を反省材料として、日本の公衆衛生行政がどれだけ世界に遅れているかを政府と国民が認識することです。
「反省だけならサルでもできる」といったCMが昔流行りましたが、反省もできない医系技官はサル以下ということになります。
サル以下の素人集団が行った計画は、ゲーテの言う「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」といったところでしょう。
と有るのです。
彼らは前回の新型インフルエンザ騒動から進歩しなかった
サルなのでしょう。