・ウソは必ずばれる
・どんな馬鹿でも真実を語ることはできる。だが、うまく嘘をつくことはかなり頭が良くなければできない。
ウソと真理はどこで見抜けばよいか。巧妙に仕組まれた嘘は、何となくおかしいと感じながらも見破ることはできません。しかし、結局のところ「時」がたてば、誰の目にも明らかになります。
たとえば、原子力安全神話など、誰もがおかしいとわかっていたのに、カネに飽かしてマスコミを操作し、一般国民までも信じざるを得ない雰囲気が醸成されていました。事故前は、「原発は危険だ、全部停止しろ」と言おうものなら、「現実を知らないバカ」とののしられていたものです。
今回のコロナに対する対応も全く同じです。明らかにおかしいウソを平気で「証明」する専門家たちを何人も見てきたことでしょう。だいたい、海外と全く真逆のことをしているのに、海外が間違っていると言ったところで何の説得力も持ちません。しかしながら、日本には日本独自の弱点があります。それは、専門家も含めて母国語でしか物事を理解しようとしないこと。
だから、日本人の専門家が日本語で説明すると、準専門家がそれを真に受けて海外とも比較することなくさらにウソを拡大して説明し始めます。まさに「コロナ安全神話」、「PCR不要神話」です。いずれも、海外と全く違うのに、なぜ信じられるのか−日本語しかしゃべれない私でもわかるのに。
しかし、ウソですから、すぐにばれる。ばれたとき彼らは「フェーズが変わった」と主張します。まさに旧日本帝国軍が「敗戦」を「転進」と言い換えた如く。つまり
感染症専門医 「フェーズが変わった」=「嘘がばれた」
諸外国で全数どころか、ペットにまで行われているPCR検査。なぜ、諸外国が全数にこだわり、検査をしているかと言いますと、PCR検査の特異度がほとんど100%だからです。たとえば、1000万人の検査をしたときに、偽陽性が出て許される人数は、おおくても10名足らずでしょう。つまり、0.001%以下。
逆にそれよりも遙かに悪い数値であれば、全数検査はしません。それが合理的思考です。
特異度で示せば99.999%以上 いわゆる ファイブナイン クラスですね。
もちろん、匠の技では失敗もあるから不可能です。しかし、機械であれば、きちんと決められた方式で行いますから、まず間違いはありません。逆に実際に検査をしてみて、それ以上であることが実証出来ているからこそ、全数検査を実施しているわけです。
一方、日本は発想が全く逆です。100%の検査はないから、99%だとか、あるいは百歩譲って99.9%だとか、勝手に数値を決めて、あまりにも大きな検査の誤差を主張し、だからPCRを全例してはいけないと主張する。じゃあ、その数値の根拠はどこにあるんでしょうか?ときいても、英語の論文など有りはしませんから、なんだかよくわからない文章を根拠にするわけです。たとえば、皆さんよくご存じの「コロナ有志の会」
コロナ専門家有志の会2020/05/14 02:22
抗原検査とPCR検査はどう違うの?
参考1:厚生労働省 抗原検査の活用に関するガイドライン(5月13日付・自治体向け事務通知、別添資料)、厚生労働省医薬・生活衛生局 5月13日付 「新型コロナウイルス感染症診断薬の承認について」
参考2:神奈川県医師会 5月12日付「 PCR検査の特性と限界」
参考3: Fang, Y. et al. Radiology. 2020 Feb
表の中で、PCRの偽陽性率を1%としています。そして、驚いたことにPCR誤差根拠を神奈川県医師会のホームページとしています。ああ、あれねと私はわかるのですが、ちょっと見てみましょう
PCR検査の特性と限界
最終更新日:2020年05月20日
そこで仮にPCR検査の特異度は99%とします。このことは新型コロナウイルスに感染していない人が100人いたとき、99人が陰性と判定されるということです。ということは、本当は感染していないのに陽性と判定される人が1%存在することになります。
PCR検査の精度向上により、実験的に少ない症例での検討ですが、特異度が100%と称するものも出てくるようになりました。そこで多人数に臨床的に用いるという前提で100%に限りなく近い値として、特異度99.9%として計算してみます。たとえば人口を1000万人としたとき、全員がPCR検査を行えばどうなるのかを学んでいきたいと思います。感染症専門医の忽那賢志先生が情報発信をされています。「今日から新型コロナPCR検査が保険適用にPCRの限界を知っておこう」のなかに、具体的な計算値がしめされています。
物事を理解するために、数値を設定します。まず、計算上感染者数を設定しなければなりません。感染者数を4400人として計算します。
あれ?99%と主張していたはずなのに、99.9%まで上げてしまっています。これはおかしいですね。5月12日の当該箇所を見てみましょう最終更新日:2020年05月20日
そこで仮にPCR検査の特異度は99%とします。このことは新型コロナウイルスに感染していない人が100人いたとき、99人が陰性と判定されるということです。ということは、本当は感染していないのに陽性と判定される人が1%存在することになります。
PCR検査の精度向上により、実験的に少ない症例での検討ですが、特異度が100%と称するものも出てくるようになりました。そこで多人数に臨床的に用いるという前提で100%に限りなく近い値として、特異度99.9%として計算してみます。たとえば人口を1000万人としたとき、全員がPCR検査を行えばどうなるのかを学んでいきたいと思います。感染症専門医の忽那賢志先生が情報発信をされています。「今日から新型コロナPCR検査が保険適用にPCRの限界を知っておこう」のなかに、具体的な計算値がしめされています。
物事を理解するために、数値を設定します。まず、計算上感染者数を設定しなければなりません。感染者数を4400人として計算します。
PCR検査の特性と限界
最終更新日:2020年05月12日
一方、「特異度」とは病気ではない人のなかで、検査で陰性と判定される人の割合です。PCR検査の特異度は99%とされています。このことは新型コロナウイルスに感染していない人が100人いたとき、99人が陰性と判定されるということです。ということは、本当は感染していないのに陽性と判定される人が1%存在することになります。これが偽陽性なのです。つまり、PCR検査はけして万能な検査ではないということになります。
「99%とされています」と書いていますが、いったいその根拠はどこにあるんでしょう?おそらく99の次は100だという思い込みです。だから、1週間もたたないうちに、数値をいじくる必要が出てきたわけですね。さらに・・・最終更新日:2020年05月12日
一方、「特異度」とは病気ではない人のなかで、検査で陰性と判定される人の割合です。PCR検査の特異度は99%とされています。このことは新型コロナウイルスに感染していない人が100人いたとき、99人が陰性と判定されるということです。ということは、本当は感染していないのに陽性と判定される人が1%存在することになります。これが偽陽性なのです。つまり、PCR検査はけして万能な検査ではないということになります。
整理すると、1000万人にPCR検査を行えば、1320人もの感染者が見逃されて、市中感染の元になってしまいます。そして、その10倍にあたる9996人の非感染者が感染者と間違って判定され、病院のベッドを占有してしまうことになります。
感染症専門医が口を揃えて「希望すれば全員が検査を受けられる」ことに反対していたのは、偽陽性と偽陰性の問題があるためです。検査を急いで拡大し、検査件数を増やせば偽陽性の人は確実に増え、医療現場はその無駄な対応に追われ、偽陰性の人は自覚なく動き回り、感染を拡大して、医療現場はその対応に追われ、やがて医療崩壊が起きてしまうのです。
いやはや、全く根拠のない数値をもとに偽陽性が大きく出るからやったらだめという。そこまで言うのならば、是非根拠を出していただきたいものですが、そんなものはこの世のどこにもない。もし、日本の検査の特異度が99%だと実績を持って説明出来るとすれば、それは日本の技術が世界と比べてとんでもなく劣っていることを証明しているに過ぎません。ただちにその誤差の原因を追及して、手順を変えるべきです。そして、それこそが日本が最も得意とする「カイゼン」ではないんですか?経済界では、不良品ゼロを目指しているに、単に医療だけが1%もの不良品を容認するとはあり得ない話です。感染症専門医が口を揃えて「希望すれば全員が検査を受けられる」ことに反対していたのは、偽陽性と偽陰性の問題があるためです。検査を急いで拡大し、検査件数を増やせば偽陽性の人は確実に増え、医療現場はその無駄な対応に追われ、偽陰性の人は自覚なく動き回り、感染を拡大して、医療現場はその対応に追われ、やがて医療崩壊が起きてしまうのです。
そして、おどろくのはどこにも根拠のない数字1%(当たり前ですが)を、コロナ専門家有志の会まで主張していることです。神奈川県医師会の一週間足らずで書き替えられる文章のどこに真実があるというのでしょうか。また、ある意味有名な次の方
なんといまだに、99%を主張しています。術前全例PCR。発症前日の感度30%(4日前は0%)、特異度99%、有病率0.01%なら10万人に検査してやっと3人の感染者を把握。偽陰性が7人と真陽性の2倍強。偽陽性1000人。偽陽性者は隔離、妊婦は帝王切開一択に。事後確率0.3%。ということを考えて決めよう。
— Fumie Sakamoto,MPH,CIC 坂本史衣 (@SakamotoFumie) 2020年5月22日
わたしは、坂本史衣氏を80%おじさんならぬ、99%おばさんと名付けさせていただきました。
ここにきてようやく、わたしもPCR検査の全数検査に対して、まともな説明ができるようになりました。
つまり、特異度99% や 99.9%程度なら、確かに1億人に対して全数検査をやってはいけません。それはそのとおり。しかし、実際の特異度は99.999%以上であることが、すでに諸外国の例から証明されています。
99%や99.9%と主張する人の根拠はどこにもありません。人間のする検査だから100%ではない。だから99% もしくは99.9%だと言っているだけです。××という論文に書いてあるとか言う根拠がないことは、コロナ専門家有志の会がすでに暴露しているではありませんか。
99%おばさんもこのようにツイートしていますからね。
いろいろ出て来てますね。特異度99.9%で計算すると(コンタミなどありそうなのでさすがに99.99は避けたい)偽陽性100人、事後確率2.9%。別にやれとか、やるなとか言ってないので、あまりヒートアップしないでね。院内感染対策に関するfood for thought ということで。では。
— Fumie Sakamoto,MPH,CIC 坂本史衣 (@SakamotoFumie) 2020年5月22日
つまり、彼らはどこにも書かれていない PCR検査の特異度が 99% 99.9%だと決めつけて、(それも、100%に近い数字だからと言う理由だけです)あとは数字のお遊び。そりゃあ、その程度の確からしさで1000万人を検査すれば、誤差としては大変な数字になります。
1000万人を有効数字で表しますと8桁です。8桁をまともに相手にするには、少なくとも有効数字6-7桁以上が必要でしょう。 99.9999%=0.999999 これが、合理的な考えです。有効数字1−2桁(特異度99-99.9%)では、1000万人は相手にできません。その程度の精度で計算をして、ほら、PCR全例検査はだめでしょう?と主張しているのが、かれらPCR抑制派と呼ばれている人たちです。しかし、その根拠はどこにもない、「腰だめ」の数字に過ぎません。
PCRの特異度99.9%説は、おそらくこの人物が最初ではないかと言われています。
今日から新型コロナPCR検査が保険適用に PCRの限界を知っておこう
忽那賢志 | 感染症専門医

3/6(金) 6:00
新型コロナウイルスのPCR検査でも偽陰性・偽陽性が起こり得る
新型コロナウイルスのPCR検査でも同様のことが起こりえます。
検査には感度と特異度という指標があります。
感度とは「その疾患を持つ人が検査を行った場合に陽性となる頻度」であり、特異度とは「その疾患を持たない人が検査を行った場合に陰性となる頻度」です。
私は現時点で約15例の新型コロナウイルス感染症の患者さんを診療していますが、初回のPCR検査が陰性で、それでも疑わしいからということで行った2回目・3回目の検査でようやく陽性と判明した事例が少なからずあります。感覚的なものですが、咽頭や鼻咽頭のスワブを用いたPCR検査の感度は70%くらいかなと感じています。つまり30%の方は本当に新型コロナウイルス感染症なのにPCR検査で陰性と出てしまうということです。
またいかに優れた検査と言えども、偽陽性(本当は新型コロナウイルス感染症ではないのに陽性と出てしまうこと)が起こりえます。新型コロナウイルスのPCR検査の特異度が非常に優れているとして、ここでは99.9%と仮定します。
優れていると仮定して99.9%と言っているだけですね。どこにも根拠はない。単に100%ではないだけです。忽那賢志 | 感染症専門医
3/6(金) 6:00
新型コロナウイルスのPCR検査でも偽陰性・偽陽性が起こり得る
新型コロナウイルスのPCR検査でも同様のことが起こりえます。
検査には感度と特異度という指標があります。
感度とは「その疾患を持つ人が検査を行った場合に陽性となる頻度」であり、特異度とは「その疾患を持たない人が検査を行った場合に陰性となる頻度」です。
私は現時点で約15例の新型コロナウイルス感染症の患者さんを診療していますが、初回のPCR検査が陰性で、それでも疑わしいからということで行った2回目・3回目の検査でようやく陽性と判明した事例が少なからずあります。感覚的なものですが、咽頭や鼻咽頭のスワブを用いたPCR検査の感度は70%くらいかなと感じています。つまり30%の方は本当に新型コロナウイルス感染症なのにPCR検査で陰性と出てしまうということです。
またいかに優れた検査と言えども、偽陽性(本当は新型コロナウイルス感染症ではないのに陽性と出てしまうこと)が起こりえます。新型コロナウイルスのPCR検査の特異度が非常に優れているとして、ここでは99.9%と仮定します。
本来、PCR検査は原理的に特異度100%と言ってよい検査です。それを知らないガラパゴス医療者たちが検査を邪魔しています。その本当の理由は何か。開業医の猿たちにこんな検査をさせては、我々の権威が崩壊するというひがみ根性なのではないですか。あるいは、欧米で発達したPCR検査は信用できないという思い込みでしょうか。(なにせ、日本の感染床専門医だけが、感染症の診断にPCRを用いていないのですから)
PCR検査阻止理論の詐欺話法2020年05月19日
PCR検査は日本医療の黒船だ2020年05月21日
さてPCR検査デマの解説
https://www.youtube.com/watch?v=W-kWeWjtW0c
PCR・抗原・抗体検査の違いが完全にわかる動画
https://www.youtube.com/watch?v=Zi_Jz2ROKoQ
海外ではもうここまで検証されています
全件陰性のまま検査人数が1,000件になれば、日本におけるCOVID-19のPCR検査について、特異度が99.90%より大きいことが自動的に証明されますね!
※ もちろん実際には、先生の仰るように、ファイブナインクラスだと思います。
ツイキャスは毎日聴いてます。(ログインしていないんですが)
実は、私はPCR検査の偽陽性デマはデマではないんじゃないかと考えています。
以下にその仮説を記述します。(かなりトンデモかもしれませんが)
私は以前TBS(私が見たのは宮崎放送ですが)の報道で、韓国のPCR検査の報道を見ました。
その映像の中で、遺伝子配列の特徴点3箇所全てが一致した事で陽性と判断するという趣旨の事を言っていました。
片や日本の検査については、特徴点何箇所で陽性を判断しているかについて私が知る限り何も情報が無いように記憶しています。(私の見落としかもしれませんが)
そこで、ちょっと考えて見て下さい。
仮に、3箇所の特徴点全てが一致して「陽性」と判断した場合の特異度が99.9999999%だと仮定すると、特徴点1箇所だけで陽性判断すると仮定するなら、その特異度は99.9%になりませんか?
つまり、私の仮説では、日本は手作業でPCR検査をやっているから、作業工数を減らすために、特徴点1箇所だけで陽性判断をしているのではないか?ということなのです。
もしそうだとするなら、特異度99.9%が他国ではデマですが、ガラパゴス日本では正しいのではないか?と思ってしまったのです。
違うでしょうか?(笑)
小野さんは日本のPCR検査のやり方について具体的な情報を得ていらっしゃいますでしょうか?
私の勘繰りかもしれないですけど、この件気になるんですよね。
手作業だから作業工数を減らしたい動機はあると思うので。