2020年06月17日

コロナ死者数まで隠蔽するジャパン

感染者がどんどん増加するブラジル。ついに政府が、発表数値の隠蔽に手を染め始めました。


ブラジル最高裁、政府にデータ公開命令 感染者数など「復活」―新型コロナ

2020年06月10日07時32分
 【サンパウロ時事】新型コロナウイルスの感染者数が世界で2番目に多いブラジルで、政府が累計感染者数などの発表を中止した問題で、最高裁は8日夜(日本時間9日午前)、従来の詳細なデータを発表するよう保健省に命じた。これを受け、同省は9日、公表内容を元に戻した。

 政府はこれまで、新規および累計の感染・死者数や致死率などの感染状況を、グラフを交えて詳細に公開してきた。しかし、5日付のデータから突然、新規の感染者と死者、回復者の数字のみに情報を限定。「深刻さを隠蔽(いんぺい)しようとしている」と激しい批判が起きていた。
はたして、これを日本人が笑えるか。おそらく、来週には、東京、大阪でブラジルと同じことを始めるでしょう。ただ、ブラジルとは一つ違うことがあります。それは最高裁が政府の決定を変更するような命令は決して出さないこと。国民に「真実」を教えると、動揺すると言う理由で隠蔽し始めるのではないかと、私自身本当に危惧しています。

すでに、死者数に手を加えていることは報道されています。

コロナ死」定義、自治体に差…感染者でも別の死因判断で除外も
6/14(日) 10:30配信読売新聞オンライン
 新型コロナウイルス感染症の「死者」の定義が、自治体ごとに異なることが、読売新聞の全国調査で分かった。感染者が亡くなった場合、多くの自治体がそのまま「死者」として集計しているが、一部では死因が別にあると判断したケースを除外。埼玉県では10人以上を除外したほか、県と市で判断が分かれた地域もある。専門家は「定義がバラバラでは比較や分析ができない。国が統一基準を示すべきだ」と指摘している。
 (社会部 安田龍郎、さいたま支局 田野口遼)

■県と市でズレ

 福岡県では、県と北九州市で死者の定義が異なる事態となっている。

 北九州市では、感染者が亡くなればすべて「死者」として計上している。これに対し、県は、医師の資格を持つ県職員らが、主治医らへの聞き取り内容を精査して「コロナか否か」を判断。この結果、これまでに4人の感染者について、北九州市は「死者」として計上し、県は除外するというズレが生じている。

 また、62自治体のうち残る5自治体は「定義は決めていないが、今のところコロナ以外の死因は考えられず、死者に含めた」などとしている。
福岡のこの対応は大きな問題です。通常、どんな病気で亡くなったとしても、死亡診断書に対して行政から問い合わせが来ることは、まずありません。実際に検死、死亡診断を下した医師の判断が優先されるのは、当然すぎるほど当然だからです。もちろん、事件性がある場合は別でしょう。この、「医師の資格を持つ県職員」が口を出すというのは、2つの点で大きな問題があります

・死亡診断を下した医師に無言の圧力を加えている
・最も重要な個人情報である死亡診断書を勝手に閲覧し、情報を操作している

いくら医師の資格があっても、決して許されないことです。
これでは、ブラジルのことなど笑えないどころか、ブラジルよりもひどいことをやっているのです。ここまで、ひどい数値の操作が日本でやっているとは、未だに信じられない思いがします。

死者の数が少なくなれば、国民が安心するとでも考えているのでしょうか。真実に勝るものなどなにもないはずでずが。。。

  
posted by いんちょう at 20:35| Comment(2) | Covid-19
この記事へのコメント
神奈川コロナ通信について別途情報提供しております。よろしくお願いします。
Posted by 岩見浩造 at 2020年06月17日 22:24
永野護 敗戦真相記によれば、
アメリカ軍が制作した東京大空襲の記録映画の
タイトルが「科学なき者の最後」だったそうです。

それから75年たって、日本のコロナ対応の
記録映画を作るとしたら、どんなタイトルをつける
のだろうと考えると、何だか頭がくらくらしてきます。

陸軍は右ねじ、海軍は左ねじの頃から我々は
何一つ進歩していないのかもしれません。
Posted by 通係 at 2020年06月18日 11:19
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