2020年06月26日

日本の災害対策は世界最低レベル

 2016年4月に熊本地震が起きました。近くの中学校の校医をしておりますので、状況を把握しに出かけたことがあります。

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 これは、2016年ですが、まあ今同じことが起きても、ほとんど変わらない状況でしょう。体育館で雑魚寝。プライバシーもなにもあったものではありません。

先日の成田空港での避難所の様子

成田空港に段ボールベッド PCR結果待ち「仕方ない
2020年4月14日 15時30分

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国際線手荷物引き渡し場に並べられた段ボール製の簡易ベッド=成田空港第2旅客ターミナルビル、読者撮影
 新型コロナウイルスの水際対策を強化した千葉県の成田空港で、PCR検査の結果待ちの間、国が用意したホテルの部屋が足りず、泊まれなかった帰国者向けに段ボールベッドが用意された。8〜9日には、第2旅客ターミナルビルの一時閉鎖中の手荷物引き渡し場に2メートルほどの間隔で並べられ、約140人が寝たという。
現時点でこれですから、これが日本の最新鋭の手法。これでは、簡単に感染しちゃうんじゃないんでしょうかね。情けない限り

 コロナも流行している時期ですから、避難所の感染防御も大変重要になるとは思うのですが、やるのはおそらく入り口での検温と、手洗いのみであろうことは、容易に想像がつきます。これではいけないと、いくつかの案が発表されていますが、全国的な実用化はされていません。

避難所用・紙の間仕切りシステム [避難所用・紙の間仕切りシステム - 熊本地震での活用 -]
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 上があいているのはいいのですが、下から覗くことができるのは、心配で落ち着きません。ないよりはもちろんいいのですけれども。

段ボールベッドという案もあるようですが・・・
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 これは文字通り雑魚寝ですから、プライバシーもなにもありません。段ボールは結構かさばりそうですし

フィリピンのホームレス用とのことですが、これならば体育館で核家族ごとに過ごすことも可能ですし、入り口にのれんを垂らせば、それなりにプライバシーを守ることができます。

 毎年災害がやってくるニッポン。なぜ、このような設備が全国各地にないのでしょうか。

日本財団が作ったベッド(コロナ病床用)はまずまずです。しかしながら、そこそこコストはかかりそうですから、自然災害時に・・というのは困難かも知れませんが・・・
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 それにしてもPCR検査控えといい、日本はなんと貧しい国家かと思わざるを得ませんね。

1359.大震災4日目(4/19)の状況とツイキャス2016年04月19日

  
posted by いんちょう at 15:19| Comment(1) | Covid-19
この記事へのコメント
イタリアのように
避難すると、風呂食事テント部隊が
飛んでくるように、しなくては駄目ですね

田村 前厚生大臣は10万人PCR検査をと
毎日新聞に述べたそうです。
Posted by 農家 at 2020年06月27日 15:40
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