
とする記事が掲載されました。この新聞記事と、今までの知識から、PCR検査を妨害している原因についての「仮説」を組み立ててみました。
まず、厚労省の特殊性について、
「政府高官は状況が改善されなかった要因に、厚労省の特殊性を上げる他省庁は指示すれば上位下達で動くが、(医師資格を持つ)医系技官が専門的な見地で反論してくると、言い返せなくなる」。官邸幹部は独特の文化が壁になったと漏らす
医系技官ががんであることがわかります。医師資格を持つ埼玉の保健所長が、「病院があふれるのが嫌で(検査対象の選定を)厳しめにやっていた」と主張していたことを思い出させます。まあ、保健所長は、役人のヒエラルヒーで言えば、末端も末端の現業部門ですが、医師の資格を持っているわけですから、サル山の大将。誰も逆らえません。
実際、この記事の中にも
当初感染者は原則的に入院することになっていたため、病床が軽症者で埋まる、医療崩壊への懸念から重症者らの検査に重点を置いた検査と医療機関の体制整備を合わせて進める必要があったためだ。
つまり、これは埼玉保健所長の考えではなく、厚労省の総意だったわけです。・対策のない検査はしない
これが日本の役人の考えです。他国は病院があふれようが何をしようが、徹底的に検査をして隔離をしていったのに、全員入院という「法律」を守るために、検査を抑えるという本末転倒の対応をして、恥じないのがまさにお役人。
そして、厚労省は本当に無能なことが、次の文章でわかりました。
今後も対象者をむやみに増やすことには否定的だ。「安心を得る材料に使うと感染対策を怠る人が出る恐れもある」
いったい何様でしょうか。優しくするとつけあがる
と言っているに等しい。そもそも、「感染対策を怠る」ようにならなければ、経済なんて回りません経済を回すには、感染対策をとらなくて済むようにするしかないのに、この時代錯誤的な考え。では、厚労省医系技官のトップは誰か。
「新型コロナ対策」として 厚生労働省が行ってきた事
集中 2020.6.1

鈴木 康裕(すずき・やすひろ)1959年神奈川県生まれ。84年慶應義塾大学医学部卒業、厚生省入省。98年世界保健機関(WHO)派遣。2005年厚生労働省医政局研究開発振興課長。09年同省新型インフルエンザ対策推進本部事務局次長。10年同省保険局医療課長。12年防衛省大臣官房衛生監。14年厚生労働省大臣官房技術総括審議官。16年同省保険局長。17年同省初代医務技監。
学歴だけは立派ですが、卒業後直ちに入省していることから、臨床経験はゼロ。そして、WHOに行っている。友人もたくさんいるはずなんですが、残念ながら能力が全くない。そんな人物がトップに立つと集中 2020.6.1

鈴木 康裕(すずき・やすひろ)1959年神奈川県生まれ。84年慶應義塾大学医学部卒業、厚生省入省。98年世界保健機関(WHO)派遣。2005年厚生労働省医政局研究開発振興課長。09年同省新型インフルエンザ対策推進本部事務局次長。10年同省保険局医療課長。12年防衛省大臣官房衛生監。14年厚生労働省大臣官房技術総括審議官。16年同省保険局長。17年同省初代医務技監。
「バカな大将、敵より怖い」
状況に陥ります。
−−検査数は多ければ多い方がよいのですか。
鈴木 そうではありません。仮に国の人口が1万人で、有病率が1%とすると、感染者が100人、非感染者が9900人いる事になります。この全員に、感度(感染者が陽性と出る率)と特異度(非感染者が陰性と出る率)が99%の検査を行うとします。すると、感染者100人の検査結果は、陽性が99人、間違って陰性となる人が1人います。非感染者9900人の検査結果は、陰性が9801人、間違って陽性となる人が99人います。つまり、陽性となる人の半分が、本当は感染していないのに陽性となる疑陽性なのです。この人達は感染していなかったのに陽性グループに入れられ、感染してしまいます。それに陽性者の半分が疑陽性だとしたら、医療機関の病床を本当に必要でない人が埋めてしまう事になります。実際には、PCR検査の感度は99%よりはるかに低いし、日本の感染率が1%という事もありません。人口1億2000万人の1%は120万人ですから、現在までに分かっている感染者数の100倍近くになります。検査の感度や有病率がもっと低くなれば、全員を検査した時の疑陽性の人の割合はもっと多くなります。とにかく検査数を増やせ、全員にしろという意見もありますが、専門家は全体の事を考えていると思います。我々もメディアの人達にいろいろ説明しているのですが、この手の話はやや専門的なので、どうしても報道は「今日の新たな感染者は何人」という話が中心になってしまうようです。
なんと、医療技官のトップが99%おじさんだったとは。。鈴木 そうではありません。仮に国の人口が1万人で、有病率が1%とすると、感染者が100人、非感染者が9900人いる事になります。この全員に、感度(感染者が陽性と出る率)と特異度(非感染者が陰性と出る率)が99%の検査を行うとします。すると、感染者100人の検査結果は、陽性が99人、間違って陰性となる人が1人います。非感染者9900人の検査結果は、陰性が9801人、間違って陽性となる人が99人います。つまり、陽性となる人の半分が、本当は感染していないのに陽性となる疑陽性なのです。この人達は感染していなかったのに陽性グループに入れられ、感染してしまいます。それに陽性者の半分が疑陽性だとしたら、医療機関の病床を本当に必要でない人が埋めてしまう事になります。実際には、PCR検査の感度は99%よりはるかに低いし、日本の感染率が1%という事もありません。人口1億2000万人の1%は120万人ですから、現在までに分かっている感染者数の100倍近くになります。検査の感度や有病率がもっと低くなれば、全員を検査した時の疑陽性の人の割合はもっと多くなります。とにかく検査数を増やせ、全員にしろという意見もありますが、専門家は全体の事を考えていると思います。我々もメディアの人達にいろいろ説明しているのですが、この手の話はやや専門的なので、どうしても報道は「今日の新たな感染者は何人」という話が中心になってしまうようです。
このひとWHOニモ知り合いがいるはずなのに、なぜこんな馬鹿げた理論を盲信しているんでしょうか。手を洗う何とかとか、マシュマロ好きの人間がなにを言ってもかまいませんが、日本の医療のトップがこの考えでは、国民は救われません。
そして、頭が悪い癖に頭がよいとうぬぼれている人間は、自分の間違いに気がつきません。「オウム真理教症候群」に陥っているのは明らかです。これが、政府高官の言うところの
「(医師資格を持つ)医系技官が専門的な見地で反論してくると、言い返せなくなる」
の部分でしょう。厚労省のトップなんですから、中国、韓国、あるいは米国で何をしているか見れば、一目瞭然なのに、そんな医療後進国の手法をまねする必要はないと考えているのでしょう。結局、この人物が日本のPCR検査を抑えていると考えざるを得ません。
そして、この考えに同意する医師の多いこと。ちょっと考えればデマだとわかるのに、いまだに「オウム真理教」から抜け出すことのできない哀れな人たち。
この技官については、下記がよくまとまっています。
医務技官・鈴木康裕 SUZUKI Yasuhiro Top of bureaucracy Japanese Ministry of Health, Labor and Welfare
ついに日経新聞もこんな記事が
内需企業にもPCR検査需要 経済再開で感染リスク意識
2020/6/28 2:00 日本経済新聞 電子版
経済活動が再開に向かう中、社員の感染防止の観点から内需系企業にもPCR検査需要が出ている。国内の第2波の到来や拡大も懸念される中、移動などの規制が全面的に解除され社員の「感染リスク」に敏感にならざるを得ない。ただ、利便性の低さや高額の検査費用などが制約となり検査に踏み切れない企業が多い。検査体制の充実を急がないと、企業活動の足かせになりかねない。
まさにこの通り、感染対策を怠ることができない、企業活動ができないんです。2020/6/28 2:00 日本経済新聞 電子版
経済活動が再開に向かう中、社員の感染防止の観点から内需系企業にもPCR検査需要が出ている。国内の第2波の到来や拡大も懸念される中、移動などの規制が全面的に解除され社員の「感染リスク」に敏感にならざるを得ない。ただ、利便性の低さや高額の検査費用などが制約となり検査に踏み切れない企業が多い。検査体制の充実を急がないと、企業活動の足かせになりかねない。
検査→隔離→経済
と全部つながっています。検査、隔離のない with コロナ は死ぬだけです。
この厚労省技官と(おそらく)ツーカーだった日本医師会長が、先日の選挙で敗れました。医療界全体できちんとした提言を行い、日本だけが行っているPCR検査制限をやめさせるべきです。
なぜ、こんなに頭の悪い人物が、権力を握っているのでしょうか。まさに昔の「大本営」を彷彿とさせます。
PCR検査忌避は、医療崩壊そのものである2020年04月11日
「オウム真理教症候群」・・高IQが陥りやすい罠2020年05月17日
現場未経験でいきなり役人なんかになると、こうゆう考え方の手合が生まれるんじゃないですか?勿体なかったですね。
現場で得た学校では得られなかった知識なり経験が人間を形成するのはどんな世界でも同じじゃないんでしょうか?
大本営・・・正にそれを感じますね。
鈴木技監は、厚労省利権を守るため、この程度の詭弁でごまかせると考えたものでしょう。
こんな男だから権力が握れるわけです。
マスコミに露出する専門家?が同調するのは厚労省の仕返しが恐いからでしょう。
岩田氏はほんとに馬鹿かもしれないが。
あと、厚労省医系技官についていえば、医者の適性ナシ研究者の能力ナシの者が多い。その屈折した心理状況をベースに、昇進する者は、権力欲に走る。大坪などもその部類に該当する。