・密にならない
・聴診器は毎回消毒
・校医も毎回消毒
・マスク、できればフェースガードの使用
が、要求されます。特に問題なのは、聴診器の消毒。学年全体の前に、水泳部のみ―10名足らず−を実施しましたが、なにより聴診器の消毒、手指の消毒で疲れてしまい、とてもこれでは学年全体は無理と判断せざるを得ませんでした。やっても意味があるかどうか、かなり疑わしい内科健診ですが、それでも受験生にとっては非常に大事です。それは,高校受験の時には健診結果が必ず必要となるため。もちろん、自費でクリニックを受診するのも方法としてはあります。しかしながら、決して安いとはいえない料金がかかってしまいます。
こういう困難な問題にぶつかるとちょっと燃えます。内科健診でなにが問題か、掘り下げてみました。
・聴診器の消毒
・滞りなく、全員がスムーズに順番を回せる
この2つが大きな問題で、それ以外は何とかなりそうです。まず、聴診器。1個で回そうとすると、たしかに私が消毒するしかありません。しかし、3つあればどうか。養護教諭の先生に消毒してもらっても十分回りそうです。
この手法をツイッターで発表しましたところ、「信長の鉄砲方式」ですね。といわれました。なるほど、3つあれば、「遅い」鉄砲でも連続して発砲でき、圧倒的軍事力で敵をつぶしましたね。その手法です。2つよりも3つが望ましいですし、普通のクリニックにはその程度の聴診器はあります(もちろん、程度はいろいろですが)
次の順番回し
これは結構問題です。今までは養護教諭が、はい次はいりなさいと言葉で伝えていました。この方式ですと、生徒は余計なことをしゃべりますし、なにより後ろの方に伝わらないため、どうしても渋滞ができてしまいます。こちら側が声を出すと、生徒も余計なことをしゃべったりもします。
いろいろ考えて、チャイムを使うことにしました。ピンポーンとなったら、次に進むと言うことであれば、
・余計な発語はない
・全員に聞こえる
・養護教諭の負担も少ない
わけです。これについては、当院で昔使っていたワイヤレスチャイムを持って行くことにしました。
実際の状況


養護教諭が座る席です。左を清潔、右を不潔(使用済み)の聴診器。私が診察するごとに右に置き、養護教諭にアルコール綿で消毒してもらって、左に置いてもらいます。途中、一度だけ「清潔」な聴診器がなくなったことがありましたが、問題なく回りました。
チャイムボタンを押すと入り口近くでピンポンの音が鳴ります

やや見にくいですが、入り口右側に白いチャイムを置いてます。ここにあれば、室内にも、廊下にも十分聞こえます。
実際の診察椅子

診察が終了したら、向かって右の不潔トレイに聴診器を入れ、向かって左の手指消毒液で消毒し、清潔な聴診器を使う。そのステップです。フェースガードもしているため、かなり疲れます。しかしながら、できないことはない。
終了したら、生徒は入り口とは違う通路で退出

これならば、私と養護教諭の二人で何とか回すことができました。しかしながら、いろいろと気を遣いますので、私も100名が限度かと感じました。(一学年を2つに分ける必要があります)
満足のできる内科健診ではありませんが、コロナ下ではある程度感染防御のとれた健診方式ではないかと思います。参考になりましたら、幸いです。
何かに付着しての感染対策はもう一通り思い付いたので、後は最後の目標、エアロゾルですね。空間除菌は出来ないので、換気出来ない場合は空気清浄になると思います。冬までにどこまで行き渡るか。
さて、ツイキャス拝聴し、フジコヘミング氏の演奏聴いてみました。確かに、ちょっと弾ける人にありがちな譜面に使われているような演奏とは違います。譜面はあくまで手段であり、それを使って何を表すかということを心得ている感じ。ロマン派時代の曲はあまり聞かないのですが、この方なら聴けそうです。
全盲が売りというのはバッハ好きにとってはヘルムート・ヴァルヒャというオルガニストの前例があるので、正直今更です(バッハ弾きのドイツ人なので情感を表すと言うよりは構造美系の方です。でもまぁ、オルガンて、そう聴かせるものだという発見はあります)。
辻井氏も食べてく必要があり、その辺のちょっとうまい子よりは良いとは思いますので、どうぞご自由にと言う感じですね。
http://medg.jp/mt/?p=9747
保健所ルートの検査枠は春から拡充無し。
都の検査能力底上げは一部の病院と民間枠によるもののようです。
保健所利権説は、私は採りません。
官僚組織だから鈍い+政治も行政も無理解に一票。
小池は『女帝』での描写とは異なって、あの連中の中ではまだ理解できてるようだが、政権側は終始理解力の無い無能の集まりで、面子を守る動機にすら達してない感じです。
誰かが正論を言っても尾身だの厚生官僚だのが誤情報でかき混ぜるからでしょう。
元いじめられっ子という触れ込みの医者の方も、メンタル面で何かあると聞いたような無いような。
宮沢も情緒不安定とのことですし、何かあるかも知れないですね。
結局、メンタル面が理由なら、何を説明しても無駄と言うことです。虐めることはありませんが「病気だから触んないであげて」という気持ちは必要です。論理的に切り替えが出来る訳ではないです。
それが理解出来ないのは、毎回そうですが、反体制方向で心を病んで(社会運動依存症)になっている人達ですね。嘘でも何でも飛びついて矛盾が判明しても梃でも認めない。無闇に攻撃的でなければそれでもいいですが、どう見ても健常なのに都合よく過去を作り変える医者とかはダメでしょう。瀬川とか。
今日公開したHBOLの記事で、検査抑制論の原因がベイズ推定だ!調べて漸く分かったとか書いてるコロラド先生、言及が遅すぎる上に多分間違ってますね。
医師アカウントがベイズ推定を論拠に持ち出したのは2月下旬です。私の記憶でも3月頃から見かけました。でも、岩田など、DP号に楽観論を振りまいていたのは2月上旬のことです。乗船して例の動画で「転向表明」して物議を醸したので覚えている方も多いでしょう。
コロラド先生の記事は、最近ヤフコメでも「是非以前に分かりにくい」と評判になりつつあるのですが、今回もそうですね。
ある主張が出現したのは何時からか、ということとその主張の是非を論じることを区別できなくなっているようです。1年半位前『「原子力村」を使いだしたのは何時からか』というテーマでツイートしていた時はまだ区別出来ていたので、やはり頭に何か起こっているのでしょう。
ちなみに告知URLなど細かなミスも増えてます。
医療関係者ならご存知の方も多いですし何かのインタビューで専門家会議の人だかが言ってましたが、検査不要論の根源は新型インフルでしょう。
https://twitter.com/HitoMatsu123/status/1209099650419937281
https://twitter.com/tanimacco123/status/1193305943213146112
https://twitter.com/ryoinalf/status/1209141976370561024
https://twitter.com/nkcell_dm_endo/status/1209109230881345537
上記を引用しませんが、2019年12月以前のツイートで医療関係アカウントによるものです。
要点としては以下。
(1)過剰なインフル検査は検査自体の感度もあり、無意味である(まぁ抗原検査のことですな)。
(2)検査をするのは医療・製薬業界が儲けるためであり、医療費抑制が必要
この感覚のまま、コロナを迎えて一般医療者に抑制論が広まったと見た方が良さそうです。
研究者は確かに業界を先導する役割を持ちますが、広まるかどうかは結局一般の医療関係者にどのような話が広まってるかじゃないですかね。
後、7月19日のHBOL記事、18日に私がここに書いた「官僚組織だから鈍い+政治も行政も無理解に一票。」と似た表現があり、保健所の話が綺麗にオミットされてんですが、コロラド先生、相変わらずここ見てるんでしょうか。
だったら先生の主張全て無根拠だったんだし謝罪して欲しいね。謝罪したところで二度と協力依頼請けんけど(笑)。
風邪と同レベルだから検査などしない。これが楽観論者の考え方です。従って当初は、ベイズ統計を持ち出す発想も無かったと思います。症状が重い病気なら、検査やその意味を論じる価値はあるでしょう。
海外の情報を駆使してた筈のコロラド先生もこの説嵌ってましたね。だから原因に挙げたくないのかも知れません。
2月下旬になってベイズの話を結びつける言動が増えたのは、症状が重く、新しい言い訳として飛びついたのでしょう。