PCR検査結果待たずに患者手術、途中で陽性判明… 執刀医ら自宅待機に
2020/7/31 20:15神戸新聞NEXT
神戸市と市立医療センター中央市民病院(同市中央区)は31日、外科手術のため入院した60代の男性患者が、新型コロナウイルスに感染していたと発表した。執刀医らは手術前に行うPCR検査の結果が出ていないことを知りながら外科手術を始め、手術中に陽性が判明したという。執刀医はそのまま手術を続け、8月10日まで自宅待機となった。
男性は26日に入院し、検体を採取。翌27日朝になっても結果は出ていなかったが、執刀医らは男性の健康状態などから「問題なし」と判断したという。当初は防護服などを身に着けずに手術をしており、陽性判明後、感染対策をしたという。
同病院が5月7日〜7月28日に実施した術前検査は計325件で陽性は初。感染の再拡大を受け、現在は入院患者全員を検査している。同病院は「検査結果を確認しないまま手術を始めたのは問題。今後はルールを徹底したい」としている。
一般人は、なぜ外科医が検査結果を待たなかったのか、不思議に思うことでしょう。2020/7/31 20:15神戸新聞NEXT
神戸市と市立医療センター中央市民病院(同市中央区)は31日、外科手術のため入院した60代の男性患者が、新型コロナウイルスに感染していたと発表した。執刀医らは手術前に行うPCR検査の結果が出ていないことを知りながら外科手術を始め、手術中に陽性が判明したという。執刀医はそのまま手術を続け、8月10日まで自宅待機となった。
男性は26日に入院し、検体を採取。翌27日朝になっても結果は出ていなかったが、執刀医らは男性の健康状態などから「問題なし」と判断したという。当初は防護服などを身に着けずに手術をしており、陽性判明後、感染対策をしたという。
同病院が5月7日〜7月28日に実施した術前検査は計325件で陽性は初。感染の再拡大を受け、現在は入院患者全員を検査している。同病院は「検査結果を確認しないまま手術を始めたのは問題。今後はルールを徹底したい」としている。
まず、この神戸市立医療センター中央市民病院は、院内感染でクラスターを起こしたことがあります。
院内感染発生した「救命救急1位」神戸の病院 対策を公開し教訓に
毎日新聞2020年7月20日 16時58分(最終更新 7月20日 17時27分)
全国的に新型コロナウイルスの感染者が再び急増する中、4、5月に院内感染が起きた神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区)が、7月中にも検証報告書を公表する予定だ。「全国救命救急センター評価」で6年連続1位に選ばれるなど、地域医療の“最後のとりで”で何が起きていたのか。富井啓介副院長に聞いた。
−−5月までに計36人の感染が確認された。何が原因だったか。
◆特定できないが、検証でいくつか可能性を推定している。一つは防護具の問題。コロナは飛沫(ひまつ)感染なので、当初は新型インフルエンザと同様、サージカルマスクの着用と手洗いの徹底という基本的な防護策が有効だと考えていた。患者の呼気から漂うエアロゾル(直径5マイクロメートル以下)や、無症状の人から感染しうると後から分かった。
−―検証報告書を作成する一方、ゾーニング(エリア分け)を徹底する病棟内の動画なども公開している。
◆感染症指定医療機関が院内感染の原因や課題を分析したケースはまだ少ない。積極的に対策も情報公開し、他の病院の教訓になればと思っている。
感染症指定医療機関で、院内クラスターを発生させてしまったため、術前の患者は全員、検査することにしたのだと思われます。全く持って正しい判断ですが、この検査拡充に対して、ある一定の割合の医師がそんなこと必要ないと「主張」しているのは、皆様ご存じでしょう。毎日新聞2020年7月20日 16時58分(最終更新 7月20日 17時27分)
全国的に新型コロナウイルスの感染者が再び急増する中、4、5月に院内感染が起きた神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区)が、7月中にも検証報告書を公表する予定だ。「全国救命救急センター評価」で6年連続1位に選ばれるなど、地域医療の“最後のとりで”で何が起きていたのか。富井啓介副院長に聞いた。
−−5月までに計36人の感染が確認された。何が原因だったか。
◆特定できないが、検証でいくつか可能性を推定している。一つは防護具の問題。コロナは飛沫(ひまつ)感染なので、当初は新型インフルエンザと同様、サージカルマスクの着用と手洗いの徹底という基本的な防護策が有効だと考えていた。患者の呼気から漂うエアロゾル(直径5マイクロメートル以下)や、無症状の人から感染しうると後から分かった。
−―検証報告書を作成する一方、ゾーニング(エリア分け)を徹底する病棟内の動画なども公開している。
◆感染症指定医療機関が院内感染の原因や課題を分析したケースはまだ少ない。積極的に対策も情報公開し、他の病院の教訓になればと思っている。
そして、この検査は、
術前検査は計325件で陽性は初
一ヶ月足らずで、「どうせ陰性だよ」みたいなかんじで、結果を待たずに手術に踏み切っていたのではないでしょうか。なぜ、検査結果を待たないのかと言えば、手術の終了時間が遅くなるから。9時から始めるか、11時から始めるかは随分違います。
外科医としては病院内にかなりの影響力を持つ人間が、「感染防止対策」を無視して、手術を強行していたのが、実態でしょう。
医師の世界は大名が何人もいます。トップの「指導」にも耳を貸さない人がたくさんいるのも事実ですし、能力があればあるほど、その癖は強くなります。
・どうせ陰性だとわかっている検査で時間を無駄にしたくない
・検査なんてそもそも無駄(スンナ派)
の医師だったんでしょう。たぶん。手術の際は完全防備ですから、この医師が罹患している可能性は低いとは思いますが、手術前後の説明の際などに感染してしまった可能性はあります。
いかにも病院内の力関係を匂わせるこの感染。今後、他の病院でも同じようなことが起きることは、想像に難くありません。
それにしても、いったいいつまで、新型コロナウイルスを小馬鹿にしたような対応を続けるつもりなのでしょう。
今回も、同様だった。悪質な嫌がらせをしている輩がいるみたいだ。