2020年08月09日

遂には精神論で、コロナと戦う日本。

75年前の日本は特攻隊を編成し、若者の命を無駄に捨てさせました。美談にする小説もありますが、この狂気の作戦を立案し、認めたのは確かです。そして、そのときの最高責任者は、戦争責任がないことになってしまいました。原爆投下にも「やむをえなかった」と発言できる。どうにも信じられませんが・・


特攻隊に関しての記事がありました。
特攻隊員の自爆機が敵に突っ込んでいく時、なぜ基地の無線で「最後の瞬間」を聞いていたのか
戦後75年 『昭和史七つの謎と七大事件』より #3 保阪 正康
2020080996.jpg
私は百パーセントの特攻批判はできないとの立場である。というのも、この作戦を選ぶというところに、戦時指導した参謀たちの意識のどこかに、日本的文化があったのではないだろうか、と考えているからである。最後の段階では思考を放棄して、情念だけで事態を捉える。あるいは感性のみで現実に向き合おうとする。その習性を私たちは持ち合わせているのではないかと、自省することが必要なのである。


この考え方の類似性は私も感じており、一度ブログにしています。
コロナ戦争の対応は、太平洋戦争とうり二つ2020年04月17日

現在東京では連日300〜400人の感染者が出ています。それでも、政府は目先の利益のみのGOTOキャンペーンはやめず、お盆の帰省についても「注意してください」と発表するのみ、そして国会も開いていません。それどころか、首相は、特措法改正も「収まってから考える」という おバカ発言。
急事態宣言、回避に全力 特措法改正「収束後に検討」―安倍首相
2020年08月09日14時15分
 安倍晋三首相は9日、長崎市で記者会見し、新型コロナウイルス感染が全国的に拡大していることについて「緊急事態再宣言を避けるための取り組みを進めなければならない」と強調した。新型コロナ対策の特別措置法の再改正をめぐっては、「収束した後に、より良い仕組みとなるよう検討していく」と述べ、慎重に対応する考えを示した。
 いやいや、そのままで収束出来たら、変更する必要などありません。今のままではとても収束しないからこそ、改正が必要なんでしょ。ここまで無能な人間がトップに立つ。そして、その周りにいる人間も

・旅行では感染は広がらない

という無能人間ばかり。そろそろ、情緒的発言がでるぞ、と思ってましたら。ずばりの発言が

 ついに大和魂でむきあえと、豪語する医師まで出現してきました。あとは、国民が心配する「戦況」を伝えないことでしょうね。



いやはや、これが日本国民の民度ですね。全然進歩してない。そもそも、戦争の総括さえしていないのですから、当然の帰結でしょうか。

コロナ戦争の対応は、太平洋戦争とうり二つ2020年04月17日

  
posted by いんちょう at 16:34| Comment(1) | Covid-19
この記事へのコメント
昭和天皇の有名な会見動画、前々から、広島(市民)のことだけを言ってなぜ長崎(市民)については言及しないのかを不思議に思っていましたが、記者の質問が「陛下はこれまでに3回も広島に行かれて〜〜、ところで原爆の投下についてはどう思うか」となっていたからなのですね(下のリンク)。
だとしても、質問の主旨は原爆投下の受け止めについてなのですから、このコメントでは、長崎のことを忘れているのかと思われてしまいますね。

https://s3-us-west-2.amazonaws.com/jnpc-prd-public-oregon/files/opdf/120.pdf
Posted by 宮田 将 at 2020年08月09日 19:38
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