発熱患者来院 → 胸部レントゲン → リモート診療
の流れでした。胸部レントゲンは、肺炎患者は理由のいかんを問わず入院となるためでしょう。一般開業医レベルでは、発熱患者をいきなりレントゲン撮影するのは難しいので、困難です。しかしながら、コロナ流行下でのリモート診療はなかなか有用だとおもいましたので、当院でも導入してみることとしました。

新規設備投資をするのも厳しいので、現在ある機器を使って工夫してみました。
まず、なにがなくともWifiが必要となります。鉄筋コンクリートのためか、室内のWifiは屋外には届きません。
屋内のHUBから有線で接続。


看板の下にあります。おわかりでしょうか。写真を撮った位置でのWifi強度

一番右の紫色がこのアクセスポイントからの電波となります。
これで屋外にもWifiが飛ぶようになりました。あとは接続用の機器
患者さんからいただいたArrows

一番最初に購入したスマホ(Freetel)

診察は、Huaweiのタブレット(音声認識などで使用しています)
を利用。
使用するアプリは、
Google ハングアウト
Apple なら、当然 Facetimeですね。
です。これを使えば、ビデオ通話が可能となります。患者用タブレットは、ビニールに入れてお渡しすることとしました。まだ、一度も使用したことはありませんが、発熱患者で、新型コロナが疑われるようなときには、活用しようと考えております。
現在、熊本市医師会のPCRセンターについては、こちらで情報提供されています

発足時は
10名/日
と、やや心細いものでしたが、
14名/日 → 30名/日
ど検査能力の拡大が図られています。(1患者あたりの検体数を2→1に減らすなどの工夫)
ホームページを見る限りは、それほど待たずに検査を受けることは可能なようです。
あとは、前回のブログで紹介したとおり、当院でも唾液検査を受託することができるようになれば、検査でお待たせすることはなくなります。
日本の検査体制もなかなか拡充しませんが、感染拡大防止には簡単に検査ができるようにする必要があると最初から考えています。はやく、PCR検査を一般医療機関に開放していただきたいものです。
なお、このリモート診療は当院に直接来院された患者算用です。遠隔の方に対して実施する予定は、現在のところありませんので、ご了承ください。
PCR検査を飛躍的に増やす手法を提案します2020年08月18日