三密で強行された感染症学会−クラスター発生の可能性

　以前より注目していました感染症学会が、「無事」8月19日〜8月21日に東京で行われたようです。

最悪シナリオ「可能性低まった」　新型コロナのシンポで専門家
8/20(木) 22:53配信産経新聞

日本感染症学会の新型コロナシンポジウム＝２０日、東京都港区台場（伊藤壽一郎撮影）

　新型コロナウイルスに関する日本感染症学会のシンポジウムが２０日、東京都内で開催され、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長らが感染拡大の現状などについて見解を明らかにした。

まず、この密度に驚かされます。さすが、「感染症専門医」たち。御自ら、新型コロナ肺炎患者を多数診ている（コンサルトだけではなく、患者も診てますよね？）　にもかかわらず、本人たちは絶対にかかっていない自信があるのでしょうし、かつ自分が「無症候患者」ではないこともPCR検査をせずとも否定できている。そして、専門医全員が、そのような状況にあると信じられるとは、私には全くもって不可能です。正直、日本の中でも最も有病者が多い集団の一つではないでしょうかね？

　さて、この学会でクラスターを起こさないための対策がまた、目を覆いたくなるようなモノ

（いずれリンクは切れるでしょうから、画像にして張っておきますが）

総会事務局として、添付の濃厚接触日誌の記載、事前のCOCOA登録（接触確認アプリ）を推奨しております。

書類中の・・「濃厚接触の定義」　

１メートル以内、マスクなしで15分以上の会話の記録

えっ？そもそも、マスクなしで1メートル以内で、15分以上も会話するなんて、バカでしょ？そんな濃厚接触日誌に名前が出る時点で、終わっています。もっとも、ダイヤモンドプリンセスで名を上げた某医師は、「マスクはしない」と主張していたようですから、マスクせずに15分会話をする医師連中がいてもおかしくないのかも知れませんが。

　そのわりには、COCOAをつかえとか、私の頭では全く理解出来ない思考回路。そして、専門家の発言も情けないモノのようです。

尾身氏は

「全国的に見ると（感染拡大は）だいたいピークに達したとみている」との認識を示した。

検査もまともにしていないにもかかわらず、なにを根拠に「ピーク」に達したとみているんでしょう？もしかして、ほら吹き男爵のK値理論を信奉しているのかも知れませんね。

・ロックダウンをしていない
・検査もまともにしていない
・隔離もまともにしてしていない

こんな無策で、ピークに達するとしたら、ありがたいことではありますが。

尾身氏は、クラスター（感染者集団）の発生が続く中、どんなに注意しても現状では完全な感染予防は不可能だと強調。「こういった状況では不安が生じるが、心の持ちようや対処方法を考えておき、冷静に対応することが重要だ」と述べた。

　ついに出ました日本人得意の「情緒的対応」をトップが求める

・心の持ちよう

でコロナに対応するとは、いったいどういうことでしょう。

高齢者ならばあきらめて、若年層ならば単なる風邪程度で済む

ことを願うと言うことなんでしょうか。まさに、

心頭滅却すれば火もまた涼し
成せばなる

の大和魂に訴える発言です。

そして、もう一人もめちゃくゃち

押谷仁・東北大教授

「大都市で数万人が死亡し、医療が崩壊するといった最悪のシナリオが起きる可能性は低まってきた」と指摘。ただ、接待を伴う飲食店を中心としたリスクについて、さらに低減させる必要があるとした。

大阪でも、東京でも重症者が増え、死亡者も増えているのになぜこんなに自信たっぷりに発言ができるのでしょうか。

「新型コロナの実態は、この半年でかなり分かってきた。クラスターが見つかることは不安ではなく、制御できる機会の発見で安心につながると考えてほしい」と提言。さらに国に対し、医療機関への人的、財政的な支援を迅速に行うことなどを求めた。

　押谷氏は今後の社会のあり方について「全ての場でリスクゼロを求めると、社会や経済の活動を著しく制限せざるを得なくなる。新型コロナを正しく評価し、どこまでリスクを許容するかについて社会のコンセンサス（同意）を得ていくことが必要だ」と指摘した。

　クラスターの発見が、安心材料になるとはいやはや全く私には理解出来ません。

　そして、ついに出ました「ゼロリスク」を求めるな。発言。

放射能の時にもさんざん言われていた「リスコミ」に、ついに感染症専門家が頼り始めました。

今の日本の感染症対策は、こういった専門医集団が決定しているのです。諸外国と全く違うことを実行して、自分たちが失敗したと明らかになっても、決して認めずメンツのみを優先する。

　内閣とともにこういった　害でしかない専門医たちをはずして、まともな感染症対策をとる国家になってほしいと本当に強く思います。今の大本営は、決して誤りを認めませんよ。

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