9月6日夕方ゴールデンタイムのNHKニュースで下記の配信がありました。
(一部抜粋いたします。)
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015347141000.html
沖縄県宜野湾市の腎臓病の男性が新型インフルエンザに感染して死亡したのを受け、那覇市の診療所で、インフルエンザに感染していない、すべての腎臓病の患者に事前に治療薬のタミフルを配る措置を始めました。
この措置を始めたのは那覇市の「首里城下町クリニック」です。この診療所には、現在、腎臓病の患者あわせて115人が人工透析を受けるために通院しています。
(以下省略)
ご存じの通り、タミフルはインフルエンザの治療薬です。インフルエンザで来院された患者さんにタミフルを処方するのは、もちろん公的保険がききます。が、このような予防投与の場合は、基本的に自費診療となります。
このニュースが問題なのは、費用のことがすっかり抜け落ちていることです。もし、沖縄県が透析患者に予防的に一錠出した場合に公的負担を行うのであれば、主語は沖縄県になるべきです。おそらく、この医院は、自らの費用でタミフルを事前配布したのだと思います。そうであれば、この固有名詞を使ったニュースは納得がいきます。こういう自分の費用で、患者さんに対して配布することはもちろん自由ですが、全国ニュースで流すのはいかがでしょうか?医院の宣伝になっていると言えないでしょうか。
全国各地の透析病院、クリニックで
「NHKのニュースで見たから、事前配布をしてください。」と言われた場合は、いったいどうしたらよいのでしょう。
おかしいと思われますので、NHKに電話をしました。
・タミフルを予防投与した場合には、保険を使えない。
・もし、自腹を切って投与をした場合には、この医院の宣伝でしかない。ゴールデンタイムに公共の電波を使って、一医院の宣伝をするのは大きな問題だ。
と話しをしました。
いったいどのような意図があって、このニュースが配信されたのでしょうか。大きな疑問です。
2009年09月08日
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