先日の土曜日始業時に
「男性用トイレの水が止まりません。。」
とのこと。男性ならば皆様よくご存じの一般的な押しボタン式です。

ふむふむ。とりあえず押しボタンを分解してみよう。

とくに異常はなさそう。
では、バルブの上を分解。

おわかりでしょうか?ちょっと水が濁ってます。この中のバルブを取り出して。。。
掃除

本体もきれいにお掃除

楽勝楽勝。こんな修理でも頼んだら、1万円以上しただろうな。あとでブログに書いておこうと・・余裕あります。
が、組み立てても全く状況変わりません。
あれっ、おかしいなぁーー。ネットを見てもこのバルブの引っかかりがなくなれば直ると書いてあるけどなぁ。。。
仕方ありません。一度、自宅に持って帰って分解してみます。

パッキンはややくたびれてはいるものの全く水が止まらないのはおかしいです。きれいに歯ブラシで洗って、、、再組み立て。
車でまた医院まで持って行って、組み立てました。
が・・・・・全く状況は変わりません。
おかしい。。いったいどこが。。。ネットを見ても手がかりなし。動作原理を調べてみることにしました。
そもそも、押しボタンを押しただけで、一定流量が流れて止まるなんて高度なことを電気の力も借りずにやっているわけでなにか秘密があるはず。よく考えるととても良く工夫されています。
どうもこのバルブは、フラッシュバルブというらしい。
http://www15.ocn.ne.jp/~suzuden/mizukiso.html
を探り当てました。
ふむふむ
フロート弁は 複雑な 機構を有してます。@上室と 自分自身を 仕切るための 上部パッキン(ゴム)
A下側への 流路を ふさぐための 下側パッキン B押ボタンを押した時 上室の水をぬく 内部弁
という 三重の弁構造です。
そして みそは 上部室に鍼の穴程度の連通穴がある事です。(この小さい穴に ごみが入らないよう フィルタがついています。)
動作原理はちょっとだけわかりました。何度も眺めていたはずですが、INAXのホームページ
https://ssl.inax.co.jp/maintenance/repair/toilet/toilet_09_00.html
から、

おわかりでしょうか?この部分です。

なるほど、この小穴があるからストレーナーがある訳か。。。
では、実機で・・・(みえませんが)

ここに針よりも小さな穴が開いています。どうやらここにゴミが付いていたようです。きれいに掃除して、再組み立て。
・・どうでしょう・・・うまくいくでしょうか。。
成功しました。
いやぁ、今回は非常に勉強になりました。
以下、検索用のキーワードとして
小便器 フラッシュバルブ 修理
ここまで、書かれた記事は見あたりませんでした。大便器なども同じ原理です。水が止まらない場合は是非分解してこの方法を参考に修理してみましょう。
直るとよいのですが(^^)/
うまくなおりましたでしょうか?
していましたが、こちらのHPを拝見し
自前で修理できました。
大変参考になり、ありがとうございました。
私も同じくやって治りました。
あの塊がさらにねじではずせるとは思いませんでした。
ありがとうございました。四本足の金具(ポストン部)とワン皮押さえは右ねじでつながっていたのが最初判らなくて苦労しました。
素晴らしい名医さんですね!有難うございました。