報道発表日平成22年2月27日
本文
地震の概要と津波警報等の発表状況 発生日時 2月27日15時34分頃
マグニチュード 8.6
場所および深さ チリ中部沿岸(南緯36.1度、西経72.6度)、深さ約60km
(震源は太平洋津波警報センター(PTWC)による)
発震機構等 東西方向に圧力軸を持つ逆断層型
津波警報等 日本への津波の影響については現在調査中
○ 津波の観測状況
国・地域名 検潮所名 津波の高さ
チリ タルカワノ 1.2m
チリ バルパライソ 1.3m
○ 防災上の留意事項
日本への津波の影響は現在調査中です。今後発表される情報に注意してください。
○今回の地震の震央付近で過去に発生した地震による津波
1960年5月23日 Mw9.5 太平洋沿岸で1m〜4m程度
1985年3月4日 Mw7.9 18cm(八丈島)
1995年7月30日 Mw8.0 29cm(八戸)
2001年6月24日 Mw8.4 28cm(根室市花咲)
2007年8月16日 Mw8.0 15cm(根室市花咲、八戸、宮古、石垣島石垣港)
これに対して、某SNSで、私は以下のように書いておりました。

2010年03月01日09:08津波
以前、某電力の原子力発電所安全関係を担当していたことがあるのですが、この際に想定される津波の大きさが数十センチでした・・だったと思う。(今回のとおなじ 1960年のチリ沖津波の実測値らしい)
正直、この程度でよいのかと思ったのですが、これでもどうにか安全性を保たれる程度でした。
1・津波の引き波の際に大量の冷却水が取水できなくなる
2・津波により、海水冷却棟が水につかってしまう
2になると、冷却設備がすべて起動不能になりますので、メルトダウンの可能性が出てくると思われます。
今、探してみても具体的な数値はネット上にはのってませんでした。
太平洋沿岸にも、3メートルの津波が押し寄せると聞いて、果たして大丈夫だろうかと、昨日は心配してました。
柏崎の地震の際も気になりましたし、地震、台風、津波の時は、これからもずっと心配してしまうと思います。
原子力発電所は、発電を停止してからが勝負。崩壊熱が数パーセント残りますので、この除去に苦労することになります。原子力発電所は、自動で停止しました。(スクラムといいますが)の報道に安心されませんよう。
. コメント
1番〜4番を表示
2010年03月01日17:38
1: [xxxxxxst]
首都圏には絶対に建設しないってのが、その危険性の証明のようなものですね。
2010年03月01日17:49
2: 私
危険性の前に、
・土地代
・スペース
の問題が一番です。広大な敷地を取得することは首都圏では不可能ですし、ある程度貧乏なところでないと土地を売ってくれません。
某関西電力が和歌山に建設しようとしたことがあるらしいのですが、みんな−みかんやま−を持っていて裕福なので、土地買収がうまくできなかったみたいなこと言ってました。
だいたい、県境、町境に立てられているのも、そういった理由です。
安全性のことまでは、とても考えておりません。。 (実際のところ)まあ、反対運動もひどくて、人口が多いところには、とても作れませんが。。
2010年03月01日17:53
3: [xxxxxxxst]
スペースは、あるところにはあるような気もしますが...
2010年03月01日22:13
4: 私
コメントありがとうございます。
原子力発電所は、金食い虫で確かに危険です。
そもそも、どこの国も人口密度が近い地域には、造らないようにしてますから。。
首都圏の近くの広いスペースには、当然別の物を造りますでしょうか。
高速増殖炉 もんじゅ の再運転もやめてもらいたいですね。このあたりの費用は、太陽光発電などに振り分ければ、いいのに。と以前から思ってます。
電力会社原子力安全部門に勤務している人間とって、常識にすぎません。(15年以上前に能力が足りずに会社を辞めた私でさえも)電力会社が「想定外」といっているのは、許せません。
事故が起こる前に私に何かできなかったかと、いつも自問自答しています