2011年05月01日

4号機燃料プールの解説

 東京電力が4号機燃料プールの写真を公開しました。
2011050101.jpg

asahi.comニュース社会災害・交通情報記事.4号機プール内の燃料集合体を撮影 東電が公開
http://www.asahi.com/national/update/0429/TKY201104290403.html
 東京電力は29日、福島第一原発4号機の使用済み核燃料のプールの中を28日正午ごろに撮った映像を公開した。事故発生後、燃料集合体の姿を直接撮影した映像が公開されたのは初めて。

 プールに放水するコンクリートポンプ車の先につけたカメラが水中に入って撮影。水面から約6メートル下で、中央の格子状の金属製ラックのマス目一つ一つに入っているのが燃料集合体。このうち、右下側で光っているのが新しい燃料集合体で、残る黒っぽく見えるのが使用済みの燃料集合体などだ。ラックの右横に7本ほど見えるのが制御棒。東電は「ラックの一部にがれきが載っているが、大きな破損はみられないようだ」と説明している。

.制御棒
http://www.nisa.meti.go.jp/word/14/0609.html

燃料集合体(右側がBWR用)
http://www.nfi.co.jp/product/prod02.html

と比較されるとわかるかと思います。
上部からみると制御棒は、+にみえ、燃料集合体は/のように見えます。

ちょっと追加
燃料ラックは3 x 10本構成で、全部で6ラック見えます。

左上にも制御棒があります。色調からして、使用済みでしょう。

左下の丸いものは??原子炉内の中性子などの測定装置でしょうか?
(このあたりは、担当したことがないので、はっきりとは知りません)

もともと使用済み燃料は、原子力発電所のアキレス腱です。どこの発電所も、その始末に困っており、
http://www.fepc.or.jp/library/publication/teiki/shikihou/shikihou02/p10.html

に示すように
・リラッキング(燃料プール内の燃料密度を増やす)
・乾式キャスク
110413_1f_cask_1.jpg
・敷地内の共用燃料プール(福島第一4号機の後ろに、6375本貯蔵されています)
−−すでに削除されています−−
使用済み燃料、共用プールにあと6400本読売新聞 3月18日(金)7時22分配信
 東京電力福島第一原発には、6基ある原子炉建屋の使用済み燃料プールとは別に、約6400本もの使用済み燃料を貯蔵した共用プールがあり、津波で冷却装置が故障したまま、水温や水位の変化を把握できなくなっていることが、17日わかった。


http://sankei.jp.msn.com/world/news/110316/erp11031612390007-n1.htm
日本の設計は「安全より経済優先」ロシア人原発専門家が批判
2011.3.16 12:38
 東日本大震災に伴う福島第1原発の4号機で起きた火災について、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故で汚染除去作業に当たったロシア人原発事故専門家は15日、「経済的利益を安全より優先させたことを示す具体例」だと批判した。ロイター通信とのインタビューで語った。

 この専門家は、旧ソ連時代に政府機関の責任者を務め、原発事故の汚染除去を担ったアンドレエフ氏。

 4号機では、使用済み核燃料に関係する水素爆発の可能性がある火災が発生。ロイターによると、同氏はこの火災に関し、使用済み核燃料プールで日本のように高い密度で使用済み燃料を貯蔵した場合、プールから水がなくなれば、火災発生の可能性が高くなると主張した。(共同)


 この言葉に反論できるでしょうか。現在運転中の原子炉建屋、停止中の原子炉建屋に保管されている使用済燃料を直ちに発電所から離し、50メートル以上ある高台に移送するよう強く希望します。
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posted by いんちょう at 16:57 | TrackBack(0) | 原子力
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