2011年05月01日

福島の思い出(5)・福島第二の機器配置ほか

 日勤勤務の時のパトロールは、

・海水熱交換器建屋
・水処理建屋
・パルセータなどの木戸川取水設備からの原水を処理する設備
・50万V開閉所(小高い丘にあります)

などだったと思います。放射線管理区域外のパトロールが仕事です。

50万Vの開閉所で、開閉器が操作されているところをみますと、ばちばちっとスパークが飛んで、迫力がありました。この外部電源を受電する(もちろん送電もしていますが)施設が、津波の被害を受けない高台にあったことが、福島第二にとって幸運だったのだと思います。

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原子炉は、上から
4号機、3号機(富岡町)、2号機、1号機(楢葉町)

ほぼ中央にある排気筒の左横が開閉所

1号機の左が、ラドウエスト(廃棄物処理建屋)

その下にある3つのタンクが、純水タンクと水処理建屋

その下が、?(貝殻の焼却施設でしょうか?)

そのやや左にある2つのタンクが濾過水タンクと原水処理施設

ラドウエスト建屋の左横が、事務本館

開閉所の左上が、協力企業棟(ここ一体がそうです)

あまりに鮮明な衛星写真で驚きました。 (この範囲外の海岸線の損傷具合からして、津波後でしょうか)

おまけ。おそらく、この真ん中にある舗装された敷地の上にある建物が、夜ノ森独身寮。舗装されたところには、
・テニスコート
・東電社宅
があったはずですが、取り壊されてしまったのでしょう。また、独身寮に車がほとんど止まっていないところをみますと、もう使われていないのだと思われます。(情報がありましたら教えてもらいたいです)
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posted by いんちょう at 22:20| 原子力