現在読んでみても、それほどは外れていない気がします。
もう15年以上前の、元専門家?(といえるのでしょうか)でも、この程度の分析は出来ています。東京電力がわからないはずはありません。わかっていて今の状況です。
2011年03月11日15:35 宮城で震度7
大地震が起きました。
私は、福島の原子力発電所に勤めていたのですが、その時の評価で、70センチ以上の津波にはどうにも仕方がないという結論でした。
地震で原子力発電所は、自動的に停止はしますが、崩壊熱が数パーセント残ります。しかも、長期間。
1100MW x 3 x 数パーセント
でも、たいがいの熱量で、海の水で熱交換をしないと炉心の冷却が維持できません。
今回の津波では、5メートル近くになりそうなので、こういった海側のポンプのある建物が、水没してしまったような感じを受けます。
運転停止だけではなく、その後数週間の監視が必要です。
大丈夫でしょうか。心配です
2011年03月11日
20:20
2: 小野 俊一 削除する
非常事態宣言が出されましたね。
私がいるときにはなかった法律です。
あとは、RCICという緊急炉心冷却装置で冷やすしかないと思うのですが、これは数日(あんまり記憶なし)くらいしかもちません。(炉心の蒸気で回すので、電力が必要ありません)
それまでに、どうやって非常用発電機を復旧させるかでしょう。
まだ、働いていたら、死んでいたでしょうね。。。
2011年03月11日20:23
3: 小野 俊一 削除する
政府、原子力緊急事態宣言を発令
2011.3.11 20:09
枝野幸男官房長官は11日午後7時40すぎから記者会見し、菅直人首相と全閣僚出席の原子力に関する会議で、東京電力福島第1原子力発電所で原子力対策特別措置法に基づき、「原子力緊急事態宣言」を発令したと発表した。
ただ枝野氏は「放射能が施設外に漏れている状態ではない。あわてて避難することはなく、落ち着いて情報を得るようにしてほしい」と、付近住民らに冷静な対応を呼びかけた。
私が今現地にいたら、家族は避難させるでしょう。
現地で働いている知り合いも多いので、心配です。
2011年03月11日21:18
4: xx xx 削除する
原子炉って怖いですね。エリツィン政権の時に港に停泊していた原子力潜水艦が炉心の冷却のための電気料金を滞納したために発電所からの送電を停止されて、海軍の特殊部隊が発電所を占拠して送電を再開させた事件を思い出しました。
2011年03月11日21:39
5: 小野 俊一 削除する
避難勧告が出されました。この大熊町は、医師の方々は、全員記憶があるであおう胎盤早期剥離の産婦人科の事件が起きたところです。
原子力発電で、私の生きている間に避難勧告が出されるなんて、想像だにしていませんでした。
自体はかなり緊迫しています。炉心から、水がなくなりますと、いわゆるチャイナ・シンドロームと成り得ます。
今後の原発新規増設は中止は当然としても、今減算輝度している発電所をどうして行くか、大きな問題がつきつけられました。
2011年03月12日11:05
6: 小野 俊一 削除する
私の勤めていた福島第二原子力発電所でも非常事態宣言。
噂では、重油タンクも流されたとありますので、海水系のポンプが全てお釈迦になり、冷却できない状況と思われます。
福島第一原子力発電所の放射線量を見ますと、
午前3時00分 正門 69 nGy/h 0.001μSv/h未満
10分 正門 66 nGy/h 0.001μSv/h未満
20分 正門 69 nGy/h 0.001μSv/h未満
30分 正門 68 nGy/h 0.001μSv/h未満
40分 正門 66 nGy/h 0.001μSv/h未満
50分 正門 64 nGy/h 0.001μSv/h未満
午前4時00分 正門 69 nGy/h 0.001μSv/h未満
40分 正門 866 nGy/h −
50分 正門 1002 nGy/h −
午前5時00分 正門 1307 nGy/h −
10分 正門 1590 nGy/h 0.001μSv/h未満
4時30分くらいに何か起きたようです。
2011年03月12日12:41
7: 小野 俊一 削除する
最悪の事態です。
この格納容器放出弁は、当初設計にはついておらず、シビアアクシデント対策として、私がやめる寸前に増設が決まった弁。いくら何でも、手動と言うことはないでしょうから、電源がいかれたままなのでしょう。
1000年に一度の地震なので、想定外もやむを得ないのでしょう。
2011年03月12日12:59
8: xx xx 削除する
スリーマイル島みたいになっちゃうと怖いですね。。。
2011年03月12日13:21
9: 小野 俊一 削除する
スリーマイルよりひどいと思います。
電源喪失、設備喪失でまともな機器がほとんどなさそうです。
スリーマイルの教訓で作ったシビアアクシデント対策ですが・・・この設備を使うのも想定外。
海からの写真を見せてもらうと、被害の状況がある程度類推できるのですが、どの動画も山側から。
原子力発電所に何かあるときは、地震か津波だろうと思っていましたが、20年たって現実の物になってしまいました。。。
2011年03月12日20:40
10: 小野 俊一 削除する
私が生きている間には、起きないであろうと思っていた事故です。
2011年03月12日21:21
11: xx xx 削除する
いやぁ。学術講演会から帰ってきて始めて知りました。。。。うわわ
2011年03月12日22:25
12: 小野 俊一 削除する
格納容器は、保持されているようです。
陣頭指揮の東電副社長・・・本店時代の課長
第一原発所長・・発電所時代の課長
東電原子力運営管理部長・・本店時代の副長
と私がお世話になり、知識と人格とも素晴らしい方たちが陣頭指揮に当たっています。天の配剤としか考えられません。
最悪の事態は避けてくれるような気がしてきました。

