http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/__icsFiles/afieldfile/2011/05/06/1304694_0506.pdf

新聞報道
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/05/07/kiji/K20110507000772930.html
福島・浪江町 土壌のセシウムが最高値
文部科学省は7日、福島第1原発周辺の土壌に含まれる放射性物質の調査で、原発の北西24キロの福島県浪江町で6日に採取した土1キログラム当たり、セシウム134とセシウム137を合計で78万ベクレル検出したと発表した。原発の半径20キロ圏外の土壌調査では最高値となった。
半減期約2年のセシウム134を35万ベクレル、半減期約30年のセシウム137を43万ベクレル検出。同地点で3月30日に採取した土壌と比較すると、半減期約8日のヨウ素131の検出値は10分の1以下で、文科省は「減少していくヨウ素より、セシウムが放射線の主な放出源となる」としている。
[ 2011年5月7日 12:56 ]
違いがおわかりでしょうか?
上の単位は、 Bq/m2 で国際標準単位。 下のプレスは、今までの日本政府が起こってきたもので、Bq/kg というよくわからない単位。比較が出来ません。そもそも、放射能による土壌汚染は、表面に降りそそぎますので、面積で比較しないと意味がありません。
チェルノブイリのWikiより、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85
ソ連の科学者の報告によると、28,000km2が185kBq/m2を超えるセシウム137に汚染した。当時、約83万人がこの区域に住んでいた。約10,500km2が555kBq/m2を越えるセシウム137に汚染した。このうち、ベラルーシに7,000km2、ロシア連邦に2,000km2、ウクライナに1,500km2が属する。当時、約25万人がこの区域に住んでいた。これらの報告データは国際チェルノブイリプロジェクトにより裏付けられた。
この記事にある 185K(185,000)Bq/m2は、上の地図では、 <300,000 に当たります。
また 555k(555,000)Bq/m2は 上記地図の うす青色の以上に該当します。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1060194435 より
チェルノブイリで採用された汚染地域の定義は:
・1平方メートルあたり148万Bq以上:強制避難ゾーン
・1平方メートルあたり55万〜148万Bqまで:強制(義務的)移住ゾーン
・1平方メートルあたり18万5千〜55万Bqまで:希望すれば移住が認められるゾーン
・1平方メートルあたり3万7千〜18万5千Bqまで:放射能管理が必要なゾーン
これを信用しますと、148万Bq/m2 = 1,480,000 ですので、だいたい黄色のところが強制避難ゾーン(飯舘村、葛尾村、浪江町、田村市の一部、川内村の一部)になるようです。
それで、次のような勧告が出たのではないでしょうか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110331-00000008-jij-int(現在消去されています)
飯舘村に避難勧告を=IAEA時事通信 3月31日(木)1時18分配信
【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)のフローリー事務次長は30日、ウィーンの本部で記者会見し、事故を起こした福島第1原発の北西約40キロにあり、避難地域に指定されていない福島県飯舘村について、高い濃度の放射性物質が検出されたとして、住民に避難を勧告するよう日本政府に促した。
同事務次長は「飯舘村の放射性物質はIAEAの避難基準を上回っている」と指摘。日本側からは調査を開始したとの連絡があったことを明らかにした。