http://sankei.jp.msn.com/economy/topics/economy-14663-t1.htm
東電株334円、上場来安値を更新 賠償金未知数で売られる
2011.5.23 15:29
週明け23日の東京株式市場で、東京電力株が反落した。終値は前週末比33円安の334円となり、終値としては震災後の最安値だった4月6日の337円を下回り、終値での上場来安値を更新した。
前週末に1兆2千億円を超える巨額の最終赤字を発表したが、賠償金負担などについては盛り込まれていなかった。このため、「損害賠償も原発問題の行方次第でどの程度まで膨らむのか未知数である上、もちろん新たな買い材料もない」(大手証券)ことが、投資家の売りを誘った。
東電の株価は震災前の2000円台から急落し、4月6日の取引時間中には292円をつけた。決算発表での悪材料出尽くしとはならず、「再び300円割れも視野に入ってきた」(同)との指摘も出ている。

東京電力は日本の首都にありますので、世界的に活躍している会社がほかにたくさんあります。首都圏では、東京電力社員の立場は、じつのところそれほどうらやましいものではありません。
が、東京以外に行くとどうでしょう。その地方の最有力企業で、全員が就職するのにあこがれるといっても過言ではない状態だったと思いますし、今でもそうでしょう。
そのなかでも九州電力、中国電力、四国電力、北陸電力、北海道電力の管轄地方での経済界での立場たるやほかに匹敵するものがないといっても過言ではありませんし、それは電力会社社員も十二分にわかっています。
今回の東電の事故をみて一番震え上がったのはいったいだれでしょう。実は他電力社員たちなのです。もし、地震、津波あるいは想定外のことが起きて原発に万が一のことがあれば、今までの優越的な地位は霧散、逆に憎悪の対象となってしまい、会社自体がなくなってしまうかもしれない。その恐れは、われわれ一般国民よりも遙かに大きいのは間違いありません。(ピンからキリですから・・・)
原子力発電所は、原子力村と呼ばれているのはご承知の通り。電力会社内でもアンタッチャブル。原子力部門が安全といえば、「安全」と認めるしかない。(原子力部門以外の社員は、普通の方々と同じレベルで原子力発電を理解しています)疑うことは許されないのです。(とくに電力会社の社員はおとなしい人が多いですから)
こういった原子力に関係していない電力社員(送配電、火力、水力、営業所の方たち)に、このまま続けると 東京電力と 同じことになってしまいますよ。
と警告し続けることが大事なのだろうと私は思います。
本日は、中部電力の広報部門に電話しました。
・浜岡5号のプレスリリースが、TOP画面からはアクセスできない。
早急に見直しますとのことでした。
あとは、この広報の方に私が懸念する浜岡原発の欠陥点を指摘して(私の話に的確なコメントをされていましたので、原子力の勉強もされておられると思います)、返答はいらないといって、次のように話しました。
「浜岡は本当に危険です。このまま運転再開して、地震などが起きますとすべてをなくしますよ。それでよいのですか?」
とお話ししました。
電力会社社員も決して一枚岩ではありません。対立などせず自分の言葉で、対話を続けてください。きっとあなたの言葉に頷いてくれるはずです。
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