なぜ東電の株価はゼロ円に近づかないのか?
ダイヤモンド・ザイ 5月27日(金)15時45分配信
金融機関が債権放棄をする、しないで議論が盛り上がっている東京電力であるが、これから賠償金の負担額がどこまで膨れ上がるかわからない状況において、東電の適正な株価を見極めるのは極めて難しい。
■株価は急落後は400円前後で安定推移をしている
しかし、株価は震災以降400円前後を「安定推移」している。さすがにこの1週間ほどはメルトダウンの報道があったので、損害賠償金額のさらなる拡大を懸念して株価は下落基調にあるが、それでも、まだ300円台である。
一般的に経営破たん企業をイメージさせる株価は100円割れ、あるいは、限りなくゼロ円に近づくケースであろうが、東電の表面上の株価はそういう経営破たん企業のイメージにはまだ遠い印象である。(以下略)
一見すると正しそうです。この記事で安心したという方もおられるでしょう。しかし、電力会社の株は、額面500円(取引単位100株)です。
額面50円としますと、現在の株価は40円前後と上記で言う破綻企業をイメージする株価水準にすでに突入しています。(すでに額面割れしています)
今回の災害後、知識がないとだまされてしまうような、報道が多くなされています。十分ご注意ください。(目についたものは、取り上げていきます)
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